マエストロが表現した「5年もの」の茶綿デニム
ヴィンテージジーンズの風合いをたっぷり宿す
■「茶綿デニムプロジェクト」第2弾は、ヴィンテージ加工
2018年1月に発表された『カイハラ茶綿デニムプロジェクト』。その第1弾として藤巻百貨店が独占販売したリジッドの5ポケットジーンズは大きな話題となった。昔ながらの茶綿を使ったヴィンテージ感あふれる色合いと味わい深い色落ちが多くの人を魅了したのだ。そんな茶綿デニムプロジェクトの待望の第2弾がこのほど完成した。今回チャレンジしたのは、ヴィンテージ加工モデル。最先端のデニム加工技術により、茶綿の魅力を最大限に引き出すことが狙いだ。発売されるモデルは3種類。3年、5年、10年とはき込み期間を想定し、それぞれに応じた3段階の加工をほどこしてある。ここでは、デニムの色落ちの醍醐味を最も堪能できる5年はき込みモデルの詳細をレポートする。
■あのカイハラが開発、昔ながらの風合いがここに
本モデルの魅力を知るには、そもそも茶綿とは何なのかを押さえておかねばならない。現代の通常のデニムの原料は真っ白な綿。だが、かつてのヴィンテージデニムでは、元から茶色がかった綿が使われており、それが特有の深い色合いを醸し出していた。そんな茶綿を使ったデニムの魅力を現代に甦らせたのが、日本でトップシェアを誇る世界的なデニムメーカーのカイハラ。いち早く茶綿デニムを開発し、その魅力をできるだけ多くの人に伝えたいと考えていたのだ。そんな想いに俳優でクリエイターの井浦新氏が共感。筋金入りのデニムラバーである彼と共に、『カイハラ茶綿デニムプロジェクト』が始まった。そして、この度、リジッドモデルに続き、新たなヴィンテージ加工モデルが完成したというわけだ。
■神業! 手がけるのは「色落ちのマエストロ」
ヴィンテージ加工モデルを製作するにあたり、最も重要だったのは加工技術。今回指名したのは神奈川県・平塚市に拠点を置く「SAAB(サーブ)」だ。デニムの縫製・洗い加工工場としてスタートしたSAABは世界的な大手デニムブランドも認める高いヴィンテージ加工技術を有することで知られる。茶綿デニムの加工を担当したのは、同工場のデベロッパー(デニム加工職人)で、国内トップメゾンからのオーダーも引き受けている嘉味田修平氏。SAABの展示会場で茶綿デニムプロジェクトのメンバーの眼を惹きつけた加工デニムが、すべて嘉味田氏の手によるものだったということもあり、彼に加工を一任することが決定した。そのこだわりの詰まった加工技術にきっと眼を奪われることだろう。
■これぞアメカジな色落ち。ヴィンテージらしい1本
嘉味田氏は、とにかくリアリティにこだわって加工をほどこした。また、丁寧にはき込み、育て上げたジーンズを想定して、あえて派手なダメージ加工は避けた。また、体格や利き足によって色落ちの具合が変わってくることまで考慮しながら、あくまで本物感のあるヴィンテージ加工を目指したという。こちらの5年はき込みモデルは、全体にほどよく色落ちしながらも、ヒゲやモモ周りのアタリがはっきりと表れており、上質なヴィンテージデニムを思わせるたたずまいを醸している。ラフでワイルドな雰囲気は、アメカジスタイルにもジャストフィットするはずだ。また、綺麗めなスタイルに合わせれば、絶妙なハズしとしても使える。今回の3モデルの中で中間の色落ちゆえ、最も汎用性に優れると言えるだろう。
ディティール
アイテム詳細
素材:綿100%、14.5オンス
製造国:日本
アイテムサイズ
W28 | W29 | W30 | W31 | W32 | W33 | W34 | W36 | W38 | |
ウエスト | 76 | 78 | 80 | 82 | 84 | 86 | 88 | 92 | 94 |
股上 | 24.1 | 24.6 | 25.1 | 25.6 | 26.1 | 26.6 | 27.1 | 28.1 | 29.1 |
股下 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 |
裾幅 | 18.5 | 19 | 19 | 19.5 | 19.5 | 20 | 20 | 21 | 22 |
(単位:cm)
※サイズは測り方により若干前後しますので、あくまでも目安としてご覧下さい。
裾上げサービス(有料)のご案内
KAIHARAのジーンズは裾上げサービスを承っております。申込みはこちらへ。
※ヴィンテージ加工の後に裾上げを行います。そのため裾部分のアタリが失くなりますので、考慮のうえご購入ください。
※誠に恐れ入りますが、KAIHARA以外のジーンズはサービス対象外となります。予めご了承ください。