
海と生き空を仰ぐ人々が守るものは

「清水硝子」は、創業100年を迎えた老舗江戸切子工房。東京スカイツリー(R)や東京駅の江戸切子装飾を手掛けるなど、レベルの高い職人集団として知られる。関尚子氏は大学を卒業後、他業種を経て江戸切子の世界へ>。本作では「南太平洋に住む人々の愛する月と太陽と海をひとつの花器で表現した」と重奏的なモチーフが描かれている。トライバルタトゥーにみられる「月と太陽」を江戸切子の紋様と組み合わせて力強い存在感で表現。それらが浮かぶ雲の下には青く凪いだ「海」。エッジの部分を何度も磨き、柔らかく滑らかな質感で対比させ、時間がゆったりと流れている様を表した。オーダーメイドの透明ブルーガラスも海と生きる人々を連想させる。

プロフィール

関 尚子
- 4年生大学を卒業後
- 他業種勤務を経て
- 2009年 葛飾区伝統工芸職人弟子入り支援事業二期生として(株)清水硝子 入社
- 2020年 一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会 全国伝統的工芸品公募展 入選
アイテム詳細
作品のカテゴリ:花器
サイズ(最大Ф×Hmm):135×70
素材:ソーダガラス(オーダーメイド)