「kiyolakrei」のコーラルジュエリー

世界を代表する珊瑚の産地として広く知られている高知県。当地で生まれたコーラルジュエリーブランド「kiyolakrei(キヨラクレイ)」は、天然珊瑚の美しさにこだわり、専門知識・技術を活かしたナチュラルで新しいジュエリーを提案している。

他の宝石にはない奥深い美しさ…
希少な天然珊瑚のジュエリー

古来より、魔除けや厄除けの宝石として大切にされてきた「宝石珊瑚」。日本国内における珊瑚の歴史は、江戸時代の後期に土佐沖で採取されたことに始まる。今や高知は世界を代表する宝石珊瑚の産地として広く知られており、約200年もの長い歴史の中で磨かれて、発達した加工技術は伝統産業として根付き、受け継がれている。当地において宝石珊瑚の原木入札、加工業を営む株式会社KAWAMURAは、“天然珊瑚の持つ柔らかな色合いや質感を活かし、普段から身に着けられる新しい形のコーラルジュエリー”をコンセプトとしたブランド「kiyolakrei(キヨラクレイ)」を展開。希少な天然珊瑚を活用し、珊瑚メーカーならではの専門知識や技術によって生み出されるジュエリーの数々は、天然珊瑚の奥深く神秘的な美しさと、カジュアルで愛らしいデザインが大きな魅力となっている。

日本独自の美的感覚が創り上げる
天然珊瑚のジュエリーブランド

ブランド名の「kiyolakrei」は、平安時代に「美しい」という意味で使われた「清ら」と、世界共通言語とされるエスペラント語で「創造する」の意味を持つ「krei」をあわせた造語で、「日本人の美意識に世界の文化を取り入れ、昇華させる」との思いが込められている。そんな同ブランドの強いこだわりは「天然の宝石珊瑚」の使用。そもそも宝石珊瑚とは、水深100~1,200mの太陽光の届かない深海に生息し、1cmの成長に数十年の歳月を要する。成長が遅く、養殖も不可能であるため希少価値が高い貴重な資源だ。また近年、市場に出回るコーラルジュエリーの中には、珊瑚の粉末に化合物を加えて固めた「練り珊瑚」や、安価な珊瑚に染色を施した「染め珊瑚」が使用されていることも少なくない。そんな中、同ブランドのジュエリーは、天然珊瑚の持つ有機色と豊かな質感、繊細なつくりが、海外のバイヤーをも唸らす、独特の美しさを生み出している。

気品あふれる美しさを生み出すのは
職人の技が織り成す細やかな作業

自社一貫で天然の宝石珊瑚を原木の状態からカットし、加工を行えるのが同ブランドの強み。職人の手で専門的な彫刻「カービング」、磨きなどを行い、均一のクオリティで多彩なパーツを作り出す。「珊瑚の小さな枝のカットや、珊瑚の玉サイズでは極小といえる1.4mm玉を形成する機械へのセッティング全てが、職人の手によるもの。一粒ずつきちんとしたものに仕上げている」(同社スタッフ・谷口菜保子氏)とのこと。さらにその珊瑚玉を爪留めすることで、より一層高級感のあるジュエリーに。「小さな玉の爪留めは非常に手間がかかる作業で、熟練の技術が欠かせません。1.4mm玉の製造や爪留めは独自の技術ではありませんが、 “他はここまで小さなサイズにこだわってやらないし、やりたくないだろうな”と思います」と同氏は笑う。独特の可憐な美しさは、気の遠くなるような細やかな作業、精魂込めた職人仕事のたまものだ。

オンオフ問わず、何気ない日常に
洗練された大人の愛らしさを

その希少性が注目され、価格が高騰しているという宝石珊瑚。自らが輝きを主張するダイヤなどと違い、奥深く暖かみのある光沢、神秘的な美しさが人々を魅了し続ける。同ブランドのコーラルジュエリーは、気負わずに普段使いできるカジュアルな雰囲気が特徴。控えめながらもさりげない存在感でデコルテのアクセントにしたり、すでに所有しているダイヤやパールのネックレスと重ね着けをしたりと、活躍シーンは幅広い。その魅力について谷口氏は「“中高年層”“おみやげ物”といったこれまでの珊瑚のイメージを覆せれば。トップチャームをあえて小さめのサイズにしているので、インパクトが強めの“赤”というカラーも身に着けやすいと思います。天然の赤珊瑚が持つ色味は、実際に着けると肌馴染みの良さに驚きますよ」と話す。自分へのご褒美とするのはもちろん、クリスマスやホワイトデーで男性から女性に贈るギフトとしてもオススメだ。

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