今年もいよいよ始まりました!江戸切子桜祭り!
2025年4月4日~6日の3日間、東急プラザ銀座で(東京都中央区銀座5-2-1)国内最大規模の江戸切子イベント「第7回 江戸切子桜祭り2025」が催されます。
オープンするや否や、お目当ての商品へ駆けつける切子ファンの姿が…!
江戸切子桜祭りは、江戸切子職人たちの卓越した“技”を通して、「伝統工芸・江戸切子のある豊かな暮らし」を提案する、年に1度のイベント。
東急プラザ銀座のメイン会場(3F特設スペース)・第2会場(B1F藤巻百貨店 銀座店)には、この日を待ちかねていた江戸切子ファンから、伝統工芸好きの方、海外からのお客様も集まり大賑わい。
会場に集まった切子は、なんと300点以上!
ずらっと並ぶ煌びやかな切子の数々はまさに圧巻です。
しかも会場で楽しめるは江戸切子だけにあらず…
日本酒に
梅酒!そして
試飲まで!
くーッ!これは左党としては何としても見逃せないイベント!
4/6(日)まで開催、そんな江戸切子桜祭りのイベント初日の様子を、レポートしていきましょう!
見どころの一つが「江戸切子新作展」。若手作家から伝統工芸士まで、江戸切子職人の技術・作品を競い合う年に一度のコンクールで、江戸切子桜祭りの会場では、その全出品作が展示・販売されています。37回目となる今回は、全24作品が出品されています。
新作展で見事1位「経済産業省大臣官房商務・サービス審議官賞」を受賞した「朧」と、それを手がけた職人で伝統工芸士・山田のゆりさん。
2位「経済産業省関東経済産業局長賞」に輝いた「フェニックス」。(伝統工芸士・清水秀高さん作)
3位「東京都知事賞」を受賞した「大三菱」。(伝統工芸士・柳生明さん作)
8位「組合理事長賞」とWEB投票の人気1位「藤巻百貨店賞」をW受賞した「飾皿 羽流-Uryu-」と、職人の根本幸昇さん。
高度な卓越した伝統的技術・技法を有する職人として認定を受けた「伝統工芸士」らが手がけた過去の名作も展示販売。
これらすべてが入場料無料で見れてしまうんです。
そのお隣には、江戸切子体験ワークショップ。ここでは、現役の職人から直接手ほどきを受けながら、江戸切子のカット体験をすることができます。
まずは10種の生地の中から、お好みのグラスやお皿を選びます。
カラー生地は用意数に限りがあるそうで、なくなり次第終了なんだとか。
好みの生地を選んだら、いざカット!
高速で回転するダイヤモンドホイールに、生地を押し当てていきます。力加減がなかなか難しい…!
真剣なまなざし!すてきです。
カット体験は大人から小学生まで楽しむことができます。
こちらはなんと!今年の新作展で見事1位を獲得した伝統工芸士・山田のゆりさんが、まさかの直接指導…!
お次は「テーブルウェア新作展コーナー」へ。
テーブルウェア新作展は、「日常を彩る江戸切子」に特化したコンテスト。主催を務めるのは藤巻百貨店で、審査員はWEB投票をしてくださったお客様で、昨年夏に第4回が開催されました。ロックグラス・ぐい呑み・お皿など、食卓を華やぎをプラスしてくれる新作江戸切子を数多く輩出しています。
2024年 プレミアムクラスで、1位と江戸切子職人賞をW受賞した「銀杏」。(細小路圭さん作)
2024年 リッチクラスで、1位と江戸切子職人賞に輝いた「みなも」。(矢野瑞季さん作)
2023年 1位 ゴールド賞の「夜桜」。(鍋谷海斗さん作)
なかなか手に入らない入手困難品をはじめ、過去作品が数多く並んでいます。
開場するや否や特に大きな盛り上がりを見せていたコーナーがここ!直売会コーナーです。
職人の想いや技術的な特徴、江戸切子の豆知識など、説明を直接受けながら、実際手に取り、お気に入りの作品を購入することができます。
2月に伝統工芸士に認定されたばかり、柳生明さんのブース。
直前で参戦が決まった、山田のゆりさんのブース。
但野英芳さんの二匹金魚は、今回WEB抽選販売に。(店頭では展示のみ、抽選応募は【こちら】から)
取材班が到着したときにはもう完売してしまったというアイテムも!
最新作・限定品・一点モノなど、アッと驚くような特別品が数多く揃っています。
会場の途中で突然現れる日本酒コーナー。
江戸切子を横目に、酔鯨・八海山といった有名酒蔵の日本酒をクイッと一杯!
こちらは和歌山の梅酒のコーナー。
日本一の梅の産地・和歌山の梅を使用して和歌山県内で製造されている梅酒はなんと100種以上。そのうち、ベーシックな梅酒から変わり種の梅酒まで全25種が江戸切子桜祭りの会場に集結しています。
スタッフの方と相談・試飲しながら、好みの梅酒を探していきます。
王道の梅酒はもちろん、ブランデー仕込みのもの、ジンの梅酒、梅酒なのに透明で金箔が漂う一本と、飲んだことのないような梅酒ばかりで、ニューワールドが広がります。
今度はエレベーターやエスカレーターでB1Fへ。
第2会場である藤巻百貨店 銀座店には、日本を代表するカットグラスとして「江戸切子」と並び称される「薩摩切子」がずらり!
黄色復元35周年を記念した島津薩摩切子の冷酒杯「月」と「星」は、限定2点ずつのご用意。
贅沢なまでに厚く被せられた色ガラスと、深く刻まれた繊細かつ大胆なカットが、江戸切子とはまた違った魅力を放ちます。
江戸と薩摩、地域によって異なる技と美。その違いを楽しみながら、知識豊富なスタッフとともに、お気に入りの一脚を探してみては。
東急プラザ銀座には、食通をもうならせる名店が勢揃い。今回、11Fの一部レストランとコラボし、イベント開催期間中の3日間限定で、各店舗にて 江戸切子のグラスで味わう、美酒と美食のひとときを提供しているそう。
銀座で江戸切子とお酒とお料理と、なんて粋ですよね。
江戸切子桜祭りの初日レポート、いかがでしたでしょうか。
4/5(土)と6(日)はさらに、各日13:00から江戸切子界の重鎮伝統工芸士である篠崎英明さんと根本達也さんによる、江戸切子新作展 作品解説もあるんだそう。こちらも入場料無料でどなたでもお聞きいただくことが可能です。
みなさまのお越しを、スタッフ一同お待ちしております!
[主催]江戸切子協同組合 [特別協力]藤巻百貨店