しっとりした肌触りで、デリケート肌にも優しい。
“呼吸する繊維”シルクで仕立てたガーゼマスク
■“世界一薄い絹織物”を完成させた川俣シルクメーカー
日本を代表する絹織物の産地のひとつ福島県川俣町。この土地で生まれ、「東洋一のシルク」とまで言われる「川俣シルク」は、史誌によれば今からおよそ1400年前に端を発する。江戸時代には大奥にも献上。絹産業が盛んだった明治~大正時代には、川俣は欧米向け輸出羽二重の生産拠点のみならず、東北地方の一大集散地となった。齋栄織物は、そんな川俣の地で“世界一薄い絹織物”その名も「妖精の羽」という極上のシルク生地を完成させた随一のメーカーだ。2012年には「ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞」「グッドデザイン賞」を受賞した。極細の糸を丁寧に織り上げることで、極上の風合いと柔らかさを誇るのが川俣シルクの特徴だが、齋栄織物は従来の白生地に改良を加え、より付加価値の高い絹織物開発に取り組んでいる。今回ご紹介する「シルクガーゼマスク」は、まさしくそうした姿勢の賜物だ。
■デリケートな肌にも優しい“しっとり”なシルクガーゼマスク
シルクの利点は、上品な光沢やツヤ感、しっとりとした肌触りだけにとどまらない。人間の皮膚に近い「タンパク質アミノ酸」を主成分とし、さらに化粧品の原料にもなっている「セリシンタンパク質」が繊維を覆っているため、とにかく「肌に優しい」のだ。シルク繊維は吸放湿性が綿の1.5倍も高く、「呼吸する繊維」とも呼ばれている。汗を吸って発散するため、夏は蒸れずにサラッとした肌触りをくれる。保湿性も高く、冬は乾燥から肌を守り、静電気が発生しにくい。今回の「シルクガーゼマスク」は、こうした利点をふんだんに活かすべく誕生したのだ。薄手の柔らかいシルクガーゼを8枚に重ね、隙間にフィルターを入れられる4層構造に仕立てている。もちろんウィルスなどを完全に防ぐものではないが、飛沫予防に適したサイズでご用意。デリケートな肌をお持ちの方にこそオススメしたいマスクである。
アイテム詳細
素材:シルク100%(シルクガーゼ)
サイズ:タテ約11.5㎝×ヨコ約18cm、厚さ約2㎜
通し紐の長さ:約22㎝
製造国:日本
ケアについて
①中性洗剤を使用し、30度程度のぬるま湯での手洗いを推奨しております。
※シルク生地の構造上、生地よれやシワも発生しやすく、繊維が毛羽立ち、生地の目が詰まりやすくなるためです。
※洗濯機の「手洗いコース」で洗濯ネットに入れて洗うことも可能ですが、手で優しく押し洗いしたほうが、生地が傷まずに長持ちします。
②洗濯液から引き上げた後は、生地を強く絞るとシワがよるので、軽く水気を切ってから、タオルに挟んでマスクの形を整えながら、余分な水分を吸い取ってください。
③シワを伸ばし、風通しの良い場所で陰干しします(紫外線がシルクを黄変させてしまうため)。
④アイロン掛けの温度は中温程度(150~170度)。あて布は適宜使用してください。シワを伸ばすときは「生乾き」のときに掛けてください。熱で黄変することもあるので、「手早く」がポイントです。
【ご注意】
漂白剤はシルクの成分であるタンパク質を痛めるので使用しないでください。