縦目が新鮮。大人が持ちたい“洗練クロノ”
日本の匠の技で作り上げる新生ジャパンウォッチ
■話題のジャパンウォッチ、その真価をごらんあれ
今、腕時計はシンプル隆盛の時代。つるりとした文字盤にバーインデックスと針のみといった、無機質なデザインが人気を呼んでいる。それも悪くはないが、ミドル層以上の男性の中には「何か物足りない」「もう少しデコラティブなものが好み」と思っている人も多いのではないか。今回紹介するブランドは、2018年6月に誕生したばかりの「MASTER WORKS(マスターワークス)」。世界中から最高品質の素材を集め、日本の職人技で組み上げたハイクオリティな腕時計を、なんと4万円アンダーで作り上げてしまった注目の新生ブランドだ。シンプル過ぎず、かといって奇を衒いすぎてもいない、大人の手元に相応しい腕時計然としたフェイスは、細部まで実に手が込んでいて見れば見るほど引き込まれる。すっかり一目惚れしてしまったアナタや、ちょっと気になる…と手を止めたアナタに、この時計の魅力をもう少し掘り下げてお伝えしたい。
■世界中から厳選。最高級の素材で作る“ジャパンウォッチ”
「MASTER WORKS」の由来は、MASTER(匠)+WORKS(作品)から。「世界中にあるすべての素材がMASTER WORKSの要素となり得ます。それらを組み合わせ、最高のジャパンクオリティを誇る腕時計を作りたかったのです」と話すのは、ブランドディレクターの杉本真也氏。その思いをカタチにすべく白羽の矢を立てたのが、スイスの高級腕時計をはじめ数々のブランドを手がけてきたデザイナー、ディエゴ・ボトガー氏だ。氏のユニークかつ洗練されたデザインアイデアをベースに、世界各地の名だたる工房やメーカーから素材を集め、日本の時計職人の手によって組み上げられた逸品は、まさに“匠の作品”。2018年にスイスで行われた世界最大の時計見本市「バーゼルワールド」に出展した際には、高い品質と他にはない意匠性が話題に。「この価格帯で、ここまでクオリティにこだわった腕時計というのはこれまでありませんでした。この、“価格”と“品質・デザイン”とのギャップにも、非常に驚かれましたね」(杉本氏)。
■独自技術の「4ピース構造」が叶える高級感と立体感
まず触れたいのが同社オリジナルのケースデザイン「4ピース構造」である。MASTER WORKSでは、ベゼル・ケース・ラグ・裏蓋という、通常であれば一つの型で抜いて作られる部位を別々に作製。それをあとから組み立てているのだ。「そのぶん手間もコストもかかりますが、パーツを分けることで、ポリッシュ・ヘアブラシ・サンドブラストといった磨き分けが可能になります。そうすることで、腕時計に高級感や奥行きが生まれるのです」(同氏)。例えばベゼル部分に注目してみてもらいたい。上部をヘアブラシで、下部4ミリのみを鏡面磨きで仕上げることで、立体感を演出しているのだ。ムーヴメントは信頼性の高いセイコー・エプソン社製のクォーツ式を搭載。ケース素材は、腐食・サビに強く、金属アレルギーを起こしにくい316L。数々の高級腕時計ブランドでも採用されている高級ステンレスを採用している。
■このメカニカル感がたまらない。“縦目”が新鮮なクロノモデル
縦に二つ並んだインダイヤルが、クロノらしいメカニカルな雰囲気とビジネスシーンに相応しい洗練さを同時に醸す002モデル。二枚ダイヤル、アプライドインデックスを用いた文字盤も立体感があり、つい色々な角度から眺めたくなる。セットスルーのベルトは、イタリアはボローニャの革バンド専門工房によるハンドメイド製。表はしなやかな風合いのイタリアンレザー、裏は高級車のシート素材にも使われるアルカンターラで、肌への当たりも柔らかだ。時計がずれないよう、ケースが当たる部分のみわずかに革を漉くなど、細かな配慮も忘れない。ケース径はやや大きめの40㎜だが、実は女性が着けてもサマになる。パートナーと色違い・モデル違いで購入するのもオススメだ。もちろんギフトに選んでも◎。カラーによってもイメージが変わるので、是非何本か揃えてその日の気分で着け替えみてほしい。この価格でこの品質、さらには他の誰とも被らないセンスを備えた逸品、これを“掘り出し物”と言わずして何というのか。
カラーバリエーション
アイテム詳細
素材:ケース/ステンレス316L、ベルト/牛革(イタリア製)、アルカンターラ
サイズ:本体40mm×43mm、ベルト幅18mm
重量:45g
ムーブメント:YM91(Seiko Epson社製)クオーツ式腕時計
防水:5気圧防水
風防:ミネラルフラットガラス
製造国:日本
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