木工ろくろの技術とコーヒー器具の老舗がコラボ
使いやすさとデザインにこだわった手挽きコーヒーミル
■インテリアに馴染むスタイリッシュなコーヒーミル
コーヒー豆を手で挽いた時の音、立ち込める香りは、なんともリッチで幸せな気持ちにさせるもの。デザイン美と機能性が共存する「MokuNeji COFFEE MILL」は、毎日のコーヒーライフをより豊かにしてくれるアイテムだ。「MokuNeji」は、株式会社小鳥来(ことりく)が「工芸×工業」をテーマに展開するブランド。木工ろくろと精緻なネジ切り技術を組み合わせ、木製ねじを活かした魅力的な製品を提案している。この商品は、木部を石川県加賀市・山中漆器の職人、機械部分をコーヒー用具メーカーの老舗・カリタ社が製造。木目の温かみを感じさせるシンプルモダンな道具に仕上がっている。
■磨き抜かれた山中漆器の高度な木工ろくろ技術
木工ろくろの歴史は非常に古く、奈良時代にまで遡る。約400年前より続く山中漆器は、ろくろ挽物木地の分野では職人の質・量ともに国内トップ。素材の活かし方にこだわり、木目が縦に入る「縦木取り」や多彩な加飾挽きといった独自の技術が特徴で、長年に渡って磨かれた技巧は他の追随を許さない。もちろん本商品でもネジ切り加工の精度の高さにおいて、その熟練の技が光る。分業制で製作された木部の上下パーツが、中心点のズレなく違和感なしでスッとはまるのはさすがの一言。まさに木材を熟知し、非常に高度な技術とノウハウを持った職人ならではの仕事と言えよう。
■挽きやすさ、ワンタッチで開閉などこだわり
堅牢なつくりと軽い挽き心地が自慢のカリタ社製ミル機は、臼式で粉の粗さも調節できる。木部本体は“挽きやすさ”にこだわり、長めの柄と下方に厚みを持たせた安定感のあるデザインでしっかりと持ちやすく、なめらかな手触り。内側は、香りがつかないよう無塗装となっている。さらに上下パーツの結合部には、ネジのリード(回す距離)が少なく、通常の3倍の速さで回転する“3条ネジ”という構造を採用。これにより「本体を半回転ひねる」というわずかな動作で、木部の開閉が可能に。また、ミル機と木部はネジで留められ、解体できるため、修理などに対応しているのも嬉しい。
■おいしいコーヒーとホッとするひとときが習慣に
「電動ミル」は早くて便利だが、強い力で勢いよく挽くため、摩擦熱が多く発生し、コーヒーの香りや風味を損なうと言われている。対してゆっくりと豆を挽く手挽きミルは、コーヒー本来のおいしさを損なわない。小鳥来の代表・古庄良匡さんは本製品について「毎朝楽しみながら使ってもらいたい。お湯を沸かす間にコーヒー豆を挽くとちょうど良く、それほど面倒になりません。手挽きのミルを使うことで、忙しい中にもホッとするひとときを習慣づけることができるのでは」と語る。コーヒーを味わうだけでなく、お気に入りの道具を使って淹れる時間もおおいに楽しんでもらいたい。
アイテム詳細
アイテムサイズ(約):本体 φ97mm×H200mm(ハンドル含む W176×D97×H250mm)
重量:約795g
素材:木部/ケヤキ、機械部/鉄
塗装:木部/オイル仕上げ、金属部/黒
デザイン:山崎 宏
※一度に挽ける豆の量は約30gです。
※本製品の素材である天然木と鉄は、水分に弱いため、お手入れの際は乾いた布巾等をご使用ください。
※ホコリや粉がたまった場合は、市販されているミル専用ブラシ(乾いた歯ブラシでも代用可)でお手入れしてください。
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