「握る」からエイジングを早く愉しめる! 銘革を彩る手差しの編み込みも美しい。注目のcarteが贈る藤巻別注品
■ブレイク必至! 新進気鋭の革ブランド「carte」登場
世界でここにしかない革を使った、ナチュラルな風合いのレザーアイテムを作る——。そうしたマインドのもと、革小物を展開するファクトリーブランド「carte」(カルテ)が藤巻百貨店に初登場! OEMで磨き抜かれた超一級の職人技術から生まれる財布は、洗練の極み。そこにイタリアでオーダーしたオリジナルのバケッタレザーを戴き、アジ出し系の財布の中でも日本屈指の美しさを誇るスマートなアイテムとなっている。 藤巻百貨店12周年を記念した、別注仕様でお贈りする!
■最高の革の魅力を体感したいなら、二つ折り財布が一番
carteの財布の凄みを体験するにはまずどれがいいか? 熟考の結果、出した答えは「二つ折り財布」。第一に、触れる・握るが多い形状からエイジングが起こりやすい。また、ファスナーなどの金具が少ないため革の質感をダイレクトに感じられるし、考え抜かれた構造美や繊細な縫製など、技術的に優れた一面も知れる。ブランドの魅力を伝える上で、これが最もふさわしいカタチだった。
carteを展開する株式会社SPICEの濱野興仁さんは「日本で最も売れているのは今もなお二つ折り財布であるという説があり、『二つ折り財布しか使わない』」という二つ折り信者も存在します。そして『他の財布も使ったけれどやっぱりここに戻ってきた』と回帰する財布でもある。それほどまでに利用シーンの汎用性が高く、形として完成し尽くされ、安心感が高いのが二つ折り財布なのです」と説く。今こそ、もう一度その形の魅力を味わうべき!
■イタリアにバケッタレザーを特注! グッドエイジングをもたらす銘革
そして、この財布は革が味わい深い。イタリアのタンナー・ARKE社による、オイルを含ませながら作る伝統的なナチュラルタンニング「バケッタ製法」で仕立てた革である。濱野さんは日本国内で流通するバケッタレザーに納得がいかず、イタリアへ飛んだ。そこでなんと自分たちだけのオリジナルバケッタレザーを特注してしまったのだ。「OEMでいろいろなバケッタを使いましたが、クオリティは認めつつも、carteで使うイメージが湧かなかったのです。そこでARKE社にオイルの量やバランスのイメージを伝え、色を細かく指定して、ようやく納得いくものができました。エイジングが本当にきれいなんですよ」。
この「OilVachetta」レザーを使って約3年経過したのがこちら(右。形は異なるモデル)。単に「色が濃くなる」というだけでは足りない。まるで革の本質的なクオリティが徐々にあらわになるような、エイジングの奥深さの核心に迫る変化を見せる。
編み込みの部分は段差があるため、触れやすいところは濃く、編み込みの奥は薄い。濃淡の差でデザインが浮き出る経年変化がユニークだ。そしてこの編み込みこそが、carteの財布デザインの特徴である。
■財布にポジティブな願いを込めて。幾何学模様のメッシュを手差し
すべての財布に施されたメッシュのデザインは、濱野さんたちが細い革をひとつひとつ手差しで編み込んでいる。
ひとつ仕上げるのにおよそ30分を要する非常に手間のかかる作業だ。モロッコのラグにインスピレーションを受けた濱野さんが編み出したオリジナルのメッシュモチーフである。
「モロッカンラグの幾何学模様は部族によってそれぞれ意味を持っていて、carteの場合は『豊穣』『ネガティブなパワーを追い払う』などの意味を込めています。あと『お金がたくさん入ってきますように』とかね(笑)。デザインの面白さとモチーフの意味の両方で個性を感じていただきたいですね」と濱野さん。細いレザーは繁栄の象徴である蛇も連想させるから、巳年のプレゼントにもよさそうだ。
■黒子として財布業界を支える職人集団SPICEがついに表舞台へ
そもそもSPICEは、関連会社とともにOEMメーカーとして有名ブランド等の革小物製造を担う企業だった。完全なる黒子として知る人ぞ知る存在だが、財布を非常に美しく仕上げる匠の技術を持ち、縫製、革の漉き、作り込み、型紙作成に至るまで、内部の造作は同業者も舌を巻くほど。バックサイドでは引っ張りだこで、現在も9割の仕事がOEMだ。その技術を背景に濱野さんが2021年に立ち上げた自社ブランドが「carte」である。革のナチュラルな風合いを生かしたアイテムが得意分野で、オリジナルバケッタレザーを使う「Partire」を看板シリーズとしてフィーチャーする。
■ここが使いやすい! carteならではの構造美
carteの二つ折り財布は、一般的な二つ折り財布よりもわずかに長いのが特徴だ。このおかげで紙幣スペースやカード入れの部分に余裕が生まれ、出し入れの所作がスムーズになるというメリットがある。このタイプで全体を小さくしすぎると、ギチギチして出し入れがしづらくストレスを感じやすいのだ。無理のない「ちょうどいいコンパクトさ」で作ったことでそちらの問題をクリア。
革もしっかり厚いまま使えるから量感も出て、モノとして非常にリッチな財布に仕上がっている。
2ルームに仕切られた札入れを持ち、カード入れはフリースペースを含めて全部で10ヶ所。コインケース部分はボックスタイプでガバッと開き、見やすいし取り出しやすい。
反対側のカード段部分は、珍しいマチ付きタイプ。通常は4段程度しか作れないが、こうすることで7段を設けることができ、開くスペースには領収証や特急券などをサッと収められる。縫い目がなくスルッとスムーズに出し入れできるカード段は藤巻百貨店別注の仕様だ。
■男女問わず使えるウェルバランス。既に名作の予感!
イタリアのバケッタレザーは、そのワイルドな質感や激しい経年変化から、クラフト感のあるメンズアイテムを製作するブランドに愛されてきた。だが濱野さんが求めたのは、それらの特徴を持ちつつも、ややきれいめなバランスに振ったバケッタ。ラグジュアリーブランドクラスの製作技術を持つcarteの財布にその革が載ると、新品の状態から美的なオーラを放ちまくる。色が変化するとさらに美しくなり、そもそもの使い勝手もいいから、まぎれもなく「名作」のひとつに数えられる財布であると言えるだろう。
普段使いはもちろん、ドレスやビジネスの場面に余裕で耐える美しい縫製&革のグッドなコンビネーションで、スーツやビジカジウェアとも相性よし。ユニセックスで使えるデザインは、ナチュラルなレザーを好む女性にもおすすめ。小さいバッグにもポンと入るコンパクトさも歓迎されそうだ。編み込みデザインのワンポイントを目立たせながら使ってみたい。
カラーはナチュラルタンニングレザーの醍醐味を最も味わえる「キャメル」と、落ち着いた佇まいで大人な印象を与える「ネイビー」のベーシックな2色。どちらも使い込むごとに味わいを深め、ツヤ感も増していく。キャッシュレス時代とはいえ、財布を一切持たないのは不安が多い。だから、せっかく持つなら最高に気に入ったものがいい。carteの二つ折りは、そのお眼鏡に適う財布だ。
カラーバリエーション
経年変化
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:牛革
サイズ:W12.5×H9.5×D3cm
重量:120g
仕様:フリーポケット×4、カード段×6、札ポケット×2、小銭ポケット×1
製造国:日本
※本製品は、風合いを生かした素材を使用しています。その性質上、摩擦や雨等で色落ちや色移りする場合がございますので、十分ご注意ください。
※濡れた場合には、乾いた柔らかい布で擦らずに水分を拭き取り、陰干してください。
※クリーナーやクリームは素材に合ったものをお使いください。