茶綿の真価は「色落ち」にあり
まるで本当にきこんだような「3年」モデル
■「茶綿デニムプロジェクト」第2弾は、ヴィンテージ加工
今年1月に発表されて話題となった『カイハラ茶綿デニムプロジェクト』。その第1弾として藤巻百貨店が独占販売したリジッドの5ポケットジーンズは大きな人気を博した。茶綿ならではのヴィンテージ感あふれる色合い、そして美しい色落ちが多くの人を魅了したのだ。そんな茶綿デニムプロジェクトの第2弾がこのほど遂に完成した。今回チャレンジしたのは、ヴィンテージ加工モデル。最先端のデニム加工技術により、茶綿の魅力を最大限に引き出すことが狙いだ。発売されるモデルは3種類。3年、5年、10年とはき込み期間を想定し、それぞれに応じた3段階の加工をほどこしてある。ここでは、インディゴがまだ色濃く残る3年はき込みモデルをクローズアップ。その魅力を掘り下げていこう。
■あのカイハラが開発、昔ながらの風合いがここに
そもそも茶綿とは何なのか? まずはおさらいしていこう。現代の通常のデニムに使われている原料は、真っ白な綿。しかし、かつては元から茶色がかった綿が使われており、それがヴィンテージ特有の深い色合いを醸し出していた。そんなヴィンテージデニムの魅力を現代に甦らせたのが、日本でトップシェアを誇る世界的なデニムメーカーのカイハラ。他に先駆けて茶綿デニムを開発し、その魅力をできるだけ多くの人に伝えたいと考えていた。そんな想いに共感したのが、俳優でクリエイターの井浦新氏。筋金入りのデニムラバーである彼と共に、『カイハラ茶綿デニムプロジェクト』がスタートした。そして、この度、両者のこだわりが詰まったユーズド加工モデルが完成したというわけだ。
■神業! 手がけるのは「色落ちのマエストロ」
ヴィンテージ加工モデルを製作するにあたり、最も重要になったのはやはり加工技術。国内にも数々の加工工場があるが、今回指名したのは神奈川県・平塚市に拠点を置く「SAAB(サーブ)」だ。デニムの縫製・洗い加工工場としてスタートしたSAABは世界的な大手デニムブランドも認める高いヴィンテージ加工技術を有することで知られる。茶綿デニムの加工を担当したのは、同工場のデベロッパー(デニム加工職人)の嘉味田修平氏。国内トップメゾンからのオーダーも引き受けている人物だ。SAABの展示会場で茶綿デニムプロジェクトのメンバーの眼を惹きつけた加工デニムが、全て嘉味田氏の手によるものだったこともあり、人選が決定した。そのハイレベルな加工技術をじっくりとご覧いただきたい。
■適度な色落ちが、はきこむ楽しみを加速させる!
嘉味田氏がこだわったのは、とにかくリアリティ。丁寧にはき込み、育て上げたジーンズを想定して、あえて派手なダメージ加工は避けた。また、体格や利き足によって色落ちの具合が変わってくることまで考慮しながら、あくまで本物感のあるヴィンテージ加工をほどこした。こちらの3年はき込みモデルでは、インディゴを色濃く残しながらも、ヒゲやモモ周りにメリハリのある色落ちを表現している。ヴィンテージ加工ならではのこなれた雰囲気がありながらも落ち着いた印象に見えるので、ジャケットスタイルなど大人っぽい着こなしにも対応してくれるだろう。また、じっくり色落ちしていくのを待てないせっかちな人は、適度な色落ちのこのモデルから始めて、はき込んでいくのもいいのではないだろうか。
ディティール
アイテム詳細
素材:綿100%、14.5オンス
製造国:日本
アイテムサイズ
W28 | W29 | W30 | W31 | W32 | W33 | W34 | W36 | W38 | |
ウエスト | 76 | 78 | 80 | 82 | 84 | 86 | 88 | 92 | 94 |
股上 | 24.1 | 24.6 | 25.1 | 25.6 | 26.1 | 26.6 | 27.1 | 28.1 | 29.1 |
股下 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 | 79 |
裾幅 | 18.5 | 19 | 19 | 19.5 | 19.5 | 20 | 20 | 21 | 22 |
(単位:cm)
※サイズは測り方により若干前後しますので、あくまでも目安としてご覧下さい。
裾上げサービス(有料)のご案内
KAIHARAのジーンズは裾上げサービスを承っております。申込みはこちらへ。
※ヴィンテージ加工の後に裾上げを行います。そのため裾部分のアタリが失くなりますので、考慮のうえご購入ください。
※誠に恐れ入りますが、KAIHARA以外のジーンズはサービス対象外となります。予めご了承ください。