創業300年の白竹堂から飛び出した、新たな京扇子。伝統工芸士が「京鹿の子絞り」で染め上げた鹿革扇子!
扇子は紙のみにあらず!「革」ならではの圧倒的高級感!
扇子といえば、和紙や布製を思い浮かべる人が多いだろう。京都で300年以上続く「白竹堂」が藤巻別注品として特別に作り上げてくれたのは、なんと“鹿革(ディアスキン)”の京扇子。それも京都の伝統工芸士・重野泰正氏による「京鹿の子絞り」で仕立てられたもの。美しいブルーやグリーンを白いまだら模様を染め抜いた、扇子の新たな息吹をご覧いただきたい。
創業300余年。伝統と革新を見つめ続ける「白竹堂」
高級美術品として古くから珍重されてきた京扇子。「白竹堂」の歴史は古く、享保三年(1718年)、西本願寺前に「金屋孫兵衛」の屋号で寺院用の扇子店を開業したことに端を発する。その後、近代日本画壇の富岡鉄斎氏より「白竹堂」の堂号を拝命。“国産原料・京都生産”を頑なに貫く、知る人ぞ知る扇子専門店である。一方で、新しい風を取り込んだものづくりにもこだわり、異業種やアーティストとのコラボも積極的に行っている。
コラボ引っ張りだこの染色家が、伝統に革新をもたらす
今回タッグを組んだのは、伝統の染色技法「京鹿の子絞り」を継承する京都の伝統工芸士・重野泰正氏。手染めにこだわり、着物のほか、スカーフや寝具など数多くの作品を手掛ける。世界的ファッションブランドとコラボするなど、「異業種の交流なくして伝統文化の存続・発展はありえない」をモットーに活躍する気鋭の職人だ。
手染めで生み出される、世にも希少なフジマキブルー
重野氏の真骨頂とも言えるのが革の染色だ。「動物の革の組織は均一ではないため、思うように色が入らないしムラもできます。非常に量産が難しい素材です」と重野氏。今回オーダーしたのは、藤巻百貨店のテーマカラーであるブルーの他、グリーンとブラウンの全3色。「ろうけつ染め」で白いまだら模様を染め抜き、青と白の鮮烈な対比を表現していただいた。
“職人の手”から生まれる逸品。88の工程に凝縮された熟練技
唯一無二の革を扇子に仕立てるのは「白竹堂」の熟練職人たち。扇子が出来上がるまでには、骨作りから地紙づくり、絵付け、組み立てなど約88の工程がある。「白竹堂」では、それらすべてを専門の職人が分業で担当。「和紙を蛇腹状に折る職人、和紙の折山に漆を塗る職人、その扇面と扇骨をつける職人…。扇子はそれぞれのスペシャリストの“技の結晶”と言えます」(白竹堂・上野氏)。
開けば鮮やか、閉じればシック。すみずみまでリッチな一本
扇面に合わせ、親骨はパールが混ざった淡いブルーを、仲骨は黒をチョイス。扇子を閉じれば全体が青と黒の塊となって座し、広げれば鮮やかな色彩が周囲を驚かせる。さらに仰げばしなやかなディアスキンが優しい風を起こし、目にも肌にも一服の清涼となることだろう。
思わず人に見せたくなる!「鹿革扇子」をスーツのお供に
発売初日で完売を果たし、その後も追加生産するたびに人気を博す京鹿の子絞り扇子。大量生産の叶わない希少な品ゆえ、今年も数量限定でのお届けとなる。ブルー、グリーン、ブラウン…あなたに涼を添えてくれるのは、どの一本になるだろうか。
カラーバリエーション
ディティール
アイテム詳細
素材:扇面/鹿革(日本)、扇骨/竹(日本) 親骨/塗り 仲骨/黒染め
サイズ:扇子/約22cm(閉じたときの長さ)、袋/約23cm
生産国:日本
※ケースは、2020年から布製に変更しております。ご了承くださいませ。
個体差について
本商品は、革の微妙な厚みの違いなどにより染め上がりの色や表情に個体差が出ることがあります。あらかじめご了承ください。お手元に届いたお品物との出会いを愉しんでいただけますと幸いです。
写真例:どちらもグリーンの正規品となります
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