螺旋にめぐる、日本の豊かな“四季”の彩り……
クリスタルに精緻な文様が煌めく極上ペアグラス「彩螺旋」
■輝くクリスタル、めぐる四季。華麗なるペアグラスが登場
春は桜、夏は星、秋は満月、冬は雪。今までもこれからも、日本人は折々の四季にある景色を愛で、酒を嗜むだろう。それらの景色だけでも十分に酒は美味しくなるものだが、特別な酒器で味わえば、その味わいは格別なものとなる。「ミツワ硝子工芸」の若き伝統工芸士の一人、山田のゆり氏による「丸オールドグラス 彩螺旋(さいらせん)」は、めぐる四季をクリスタルガラスの輝きの中に閉じ込めた渾身の一作だ。瑠璃と金赤のペアグラスとしてデザインされた本作は、手に納まりやすい小さめのサイズ感でありながら、そこに描かれた文様の細やかさは驚くほど精緻。「細かなカットの動きに変化を取り入れ、見る人の心を豊かにできる作品づくりをしていきたい」と語る彼女の心そのものを映したような仕上がりだ。
■硝子に“希望”を宿す「最年少伝統工芸士」山田のゆり
埼玉県草加市に工房を構える「ミツワ硝子工芸」。昭和46年の創業以来、伝統を受け継ぎつつも常に新取果敢な姿勢を貫く。現在も10名ほどの職人を擁し、20~30代の若手作家が切磋琢磨する活気あふれる工房だ。山田のゆり氏は江戸切子新作展で数多くの賞を受賞するだけでなく、2020年に最年少で伝統工芸士に認定された才気あふれる若手作家である。その年の江戸切子新作展で江戸切子親善大使坂崎賞を受賞した「peace」は、平和の象徴“白い鳩”をモチーフとし、平和な明るい未来を願って制作された。彼女にとって江戸切子は、「人を引きつけ、見る人の心に希望を与えてくれるもの。その力こそが江戸切子本来の魅力」と語る。日々、ゼロからという気持ちで学び、「使う人の気持ちを考えながら作るのがプロ」という精神で努力を続ける彼女の作品は、いつでも希望を感じさせる。
■螺旋で変化を。精緻な文様で四季の移ろいを表現
作品の透明感や細かなカットを入れるべく、選ばれたのは東洋佐々木ガラスの高級クリスタルガラス。瑠璃と金赤が螺旋に走るラインが表すのは、変化そのもの。そんな流麗な“変化”の周囲を、実に細かな八角篭目文様、菊繋ぎ文様、槌目文様、麻の葉文様が舞っている。繊細なカットを隅々にまで施すことで、日本独特の豊かさを誇る四季を表現してみせたのだ。角度を変えれば、そのたびにまったく違った表情を見せてくれる意匠は、まさしく日本の四季のよう。クリスタルならではの美しい煌めきや色彩もまた、四季の美しさを表す役目を果たしている。手に取ってみれば、四季の風物詩に目を奪われたときのように、誰もが時間を忘れてじっくりと眺めてしまうことだろう。
■日本酒も洋酒も。ペアで使いたい、極上クリスタルグラス
「彩螺旋」は、瑠璃と金赤の2色があり、対で使えるペアグラスとしてデザインされている。270mlと程良く小さめの容量とその形状は、日本酒などをじっくりと味わうのももちろん良いし、ウィスキーをはじめ、ワインなどの洋酒をパートナーとペアで一緒に味わう酒器としてもオススメしたい。普段の何気ない晩酌に、窓からの景色を愛でながら、その美しさを語らいながらじっくりと楽しむ。最高の酒でなくとも、この酒器があれば、日常のすべてが特別なものであると感じさせてくれそうだ。それはまさしく山田氏が目指した「見る人の心を豊かにできる作品づくり」の真髄。今回はそれぞれ単品はもちろん、ペアセットもご用意。ペアグラスとしてデザインされたものであるだけに、結婚祝いなどの贈りものとして選ぶのも申し分のない、極上の逸品である。
山田 のゆり プロフィール
(株)ミツワ硝子工芸所属の切子職人
2008年 第20回江戸切子新作展 江東区議会議長賞(初出展初受賞)
2009年 第21回江戸切子新作展 江東区長賞
2011年 第23回江戸切子新作展 東京都知事賞
2012年 第24回江戸切子新作展 江東区優良賞
2014年 第26回江戸切子新作展 グラスウェアータイムス社奨励賞
2015年 第27回江戸切子新作展 グラスウェアータイムス社奨励賞
2017年 第29回江戸切子新作展 江東区議会議長賞
2018年 第30回江戸切子新作展 グラスウェアータイムス社 奨励賞
2020年 日本の伝統工芸士認定(最年少)
第32回 江戸切子新作展 江戸切子親善大使坂崎賞
カラーバリエーション
ディテール
アイテム詳細
素材:クリスタルガラス
サイズ:φ61*W88*H88/270ml(個体差有)
重さ:300g(個体差有)
製造国:日本
桐箱に入れてのお届け
※食洗機・電子レンジ不可
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