「OIGEN」の南部鉄器

どっしりとした重厚なたたずまい、どことなく暖かみや懐かしさを感じさせる南部鉄器。業界の中でも第一線を走り続ける岩手県奥州市水沢区・及源鋳造(OIGEN)は、歴史を継承しつつも伝統にしばられず、積極的に最先端技術を取り入れ、進化した南部鉄器を製造している。

OIGEN南部鉄器・五代目社長・及川久仁子さん

プロの料理人をはじめ
国内外から寄せられる厚い信頼

日本の代表的な伝統工芸品として揺るぎない地位とブランドを築いてきた南部鉄器。その産地で江戸時代末期・1852年より、鉄器を製造してきたOIGEN。五代目社長・及川久仁子さん(写真左・上)が「飾り物や伝統工芸品にとどまらず、時代ごとのライフスタイルに合う道具作りにこだわっています」と話す通り、内部をホーロー引きにしたカラー急須など、伝統的な南部鉄器のイメージを一新する製品を展開。最近では、岩手を代表するフレンチレストラン「ロレオール」のオーナーシェフ伊藤勝康氏が、海外でのイベントや様々なテレビ番組で同社の上等鍋「NakedPan」シリーズ(今秋、当店でも取り扱い予定)を使用して話題に。また、もの作りに関する賞を数多く受賞するほか、海外でも「OIGEN」ブランドとして人気を誇り、著名なプロダクトデザイナーとコラボレーションするなど、国内外で高く評価されている。

耐久性・堅牢性を誇るエコロジーな“一生モノ【OIGEN】の南部鉄器の急須”

良いものを、より長く使う
愛着ある“一生モノ”の道具に

南部鉄器は、陶器や磁器と比べて丈夫なのはもちろん、鋳肌独特の質感と美しさ、風合いから生まれる温かみが何よりも魅力。調理器具としては「保温性に優れ、熱をムラなく均一に伝える」「強火料理に適している」など、多くの長所が挙げられる。反面、鉄は重く、水と交り合えば錆びる性質があるため、これを欠点ととらえる人も少なくないだろう。しかし南部鉄器は、正しく丁寧に扱えば次の世代に引き継ぎ、100年も使える比類ない耐久性・堅牢性を誇るエコロジーな“一生モノ”の道具なのだ。鉄器を愛用する人々にとっては、手入れをしながら大切に使うことも、独特の得がたい味わいだという。お茶や料理の味、仕上がり具合いの感動に加え、手入れをする手間暇も含めて、愛おしい“自分だけの道具”として格別なものとなるに違いない。

900年もの歴史の南部鉄器。伝統の職人技と最新技術が共存する

900年もの歴史を誇る南部鉄器
伝統の職人技と最新技術が共存

OIGENが社を構える奥州市水沢区における南部鉄器の歴史は、奥州藤原氏が平泉に栄えた平安時代後期となる1090年頃にまでさかのぼる。奥州藤原氏の祖として知られる藤原清衡が近江国から鋳物職人を呼び寄せ、鋳造業を根付かせたとが始まりと言われている。900年もの間その技術を脈々と継承する同社は、伝統的な職人技に加え、早くから最新技術を導入。デジタル化することでより精度が高く、鋳肌の美しさが際立つ商品の製造を可能とした。さらに同社は、江戸時代から伝わるサビ止め技法“金気止め”を、科学的な視点でより安定した工業的防錆(特許取得)に発展させた独自製法も開発。伝統を守りつつも最新技術を研究し続けるその姿勢からは、製品をさらに使いやすく、現代の暮らしの中で活躍させたいという情熱、南部鉄器への深い愛情、伝統を背負う誇りが伺える。

ギフトにも最適な海外でも高評価の「OIGENの南部鉄器カラー急須」

海外でも高評価のカラー急須は
結婚祝いなどのギフトにも最適

重厚で高品質、スタイリッシュなデザイン&カラーが人気の南部鉄急須。伝統文化や品格を漂わせた美しさ、そして長く使い込むほどに味わいが増し愛着がわいてくるなど、近年は海外での評価も高まっている。インテリアとしても目を引く洗練されたデザイン性はもちろん、南部鉄器の急須は保温性に優れているのが魅力。時間が経っても冷めにくいので、いつものティータイムをゆったりとおしゃれに楽しむことができる。また、来客時のテーブルサーブでこの南部鉄急須を登場させれば、話題のきっかけになってくれる可能性も。普段使いはもちろん、新築祝いや引越し祝い、結婚祝いに喜ばれる“粋”な贈り物として、また、デザインやインテリアにこだわる感度の高い人へのプレゼントにもオススメだ。

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