
神々しい緑光、生命そのもののように

埼玉県草加市に工房を構える「ミツワ硝子工芸」。昭和46年の創業以来、伝統を受け継ぎつつも新しい表現方法を追求し続け、新取果敢な姿勢を貫いている。伝統工芸士である細小路圭氏は、工房の職人たちを牽引するリーダー的存在。伝統工芸品という枠にとらわれない“現代の江戸切子表現”を追求する。透明感あふれる緑色が美しい本作は、葉の間から漏れる光がテーマ。くっきりと刻まれた葉の形や葉脈に、ぼんやりとしたグラデーションのカラーと、うつろう光が神々しく映える。葉は花切子、底は菊繋ぎ、側面は槌目とそれぞれの部分で技を使い分け、ガラスの外に映るカットを意識。また色を抜きすぎず、残しすぎないバランスにも苦心したという。

プロフィール

細小路 圭
- (株)ミツワ硝子工芸所属 切子職人
- 職人歴18年
- 2018年 第30回江戸切子新作展 経済産業省 関東経済産業局長賞
- 2019年 日本の伝統工芸士に認定される
- 2021年 第33回江戸切子新作展 関東経済産業局長賞
- 2022年 第34回江戸切子新作展 経済産業省 関東経済産業局長賞
- 2023年 第35回 江戸切子新作展 江東区長賞
- 他受賞歴多数あり
アイテム詳細
作品のカテゴリ:花器
サイズ(最大Ф×Hmm):247×115
素材:クリスタル