ステア×ヌメのコントラストで“一味違うシンプル”に
品良く軽快に持ち出せる、進化した被せショルダーバッグ
■ショルダー「MARCO」をコンビレザーの特別仕様で
昔から被せタイプのショルダーが個人的に好きなのですが、大人が持てる ような上品なものがなかなか見当たらない。そこで何にでも使えるオールレザーのショルダーバッグ「MARCO」を作ったのが2018年。それをステアレザー×ヌメレザーのコンビ使いで新たに生まれ変わらせたのが、今回ご紹介する藤巻百貨店別注モデル「MARCO 2nd」です。しなやかでリッチな艶を放つステアレザーを表面に、しっとりとした極上の手触りがクセになるヌメレザーを被せフタの裏面に使用しました。さらにパターンを徹底的に見 直し、ディテールなどより複雑に作り込んだ本商品は「2nd」と名が付くものの、もはや“リニューアル”ではなく“ブランニュー”と言えるほど。 一見、単なるシンプルショルダーに見えますが、その裏側にはこの美しさと機能性を実現するための驚くほどの手間暇と工夫が隠れています。
■“日常の道具”としてのレザーバッグを突き詰める
代表兼デザイナーの大友成はHMAEN設立の経緯について「シンプルで使いやすく長持ちする、良質なレザーアイテム。当たり前のことのように思えて、コスト重視・大量生産が主流となった今、そのすべてをクリアする製品にはなかなか出会えません。そんな現状に危機感を抱き、2013年にHMAENを起ち上げました。」と振り返ります。HMAENでは数名のスタッフのみで、シーズンごとに試行錯誤を重ね、コレクションを発表し続けてきましたが、実績を積み、自分たちの技術も上がった今、革の裁断方法や細部の工程を見直し、 より洗練された丈夫なつくりを追求しています。世の中の流行やお客さんのニーズが多々ある中で、作り手自身が“自分たちのものづくり”にしっかりと向き合わないといけません。HMAENが一枚革にこだわるのは、やっぱりそこに「革の良さ」を感じているから。もっとパターンを極め、革の良さや魅力を計算に入れたデザインを追求していきたいと考えています。
■目指したのは一味違うシンプル。こだわり凝縮の独自仕様
「MARCO 2nd」における最大の特徴は、オリジナル皮革であるステアレザ ー「AENレザー」と、フルタンニン染めのヌメレザーを組み合わせて生まれる独特の表情です。バッグ表面には、きめ細やかで上品なシボ感ともっちりしなやかな「AENレザー」を、被せフタの裏面やショルダーベルトには、ヴィンテージ感漂うヌメレザーを配し、ちらりと覗くコントラストやツートーンで一風変わった雰囲気にしました。またショルダーベルトの仕様にもご注目ください。根革や金具を使用せず、ショルダーベルトをバッグ前面の内側に縫い付け、さらに開口部分の位置に巾着のように通すことで、バッグの口を絞ることができる仕様にしました。これによりバッグの口元がスッキリしながらも、荷物が出し入れしやすくなっています。さらにこのモデルでは極力金具を使わない設計とし、軽やかで無駄を省きつつ、 レザー本来の味わいが愉しめるデザインを実現できました。
■軽量で使いやすく。アクティブ感と品の良さを両立
コンビレザーの切り替え、ひとひねり加えたパターンなどにこだわった「MARCO 2nd」は、これまで以上に一歩踏み込んだモノづくりにチャレンジできたと思います。そして、被せデザインのショルダーバッグはよく見かけるものの、大きすぎるか小さいかのどちらか…というそのサイズ感には常々疑問を抱いていました。「MARCO 2nd」では、ショルダーとして肩にかけた場合でも、ボディバッグのように短めのベルトで斜め掛けをした場合でもしっくりくる、絶妙なサイズ感を意識しました。細めでスマートな印象のショルダーベルト、底面の帯レザー、ファスナーの引手、ブランドアイコンのステッチといった最低限のアクセントが、革の美しさやすっきりとしたフォルムを際立たせます。休日の街歩き、自転車での外出、旅行のお供には、こんな手ぶら感覚のショルダーが最適ではないでしょうか。
カラーバリエーション
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:ステアレザー(HMAENオリジナルレザー)、ヌメレザー、真鍮金具
サイズ:横幅30cm×高さ25cm×マチ幅10㎝
ショルダーベルトの長さ:約60cm~107cm
仕様:外部/ファスナーポケット1室、あおりポケット1室 内部/ファスナーポケット1室、革ポケット1室
重さ:644g
製造国:日本
[お取り扱い上のご注意]
・この製品に使用されている素材は、摩擦などによる色落ちや他のもの(濃色のもの)からの色移りに十分ご注意下さい。
・また、水ぬれは色のにじみの原となりますので、雨の日のご使用の際は十分ご注意下さい。 お洗濯はお避け下さい。
・水ぬれや液状の汚れはシミや水ブクレになりやすい為、付着した際は速やかに乾いた布でふき取り直射日光を避けて風通しの良い場所で乾燥させてください。
・天然皮革を使用している場合は、皮革の表面はキズがつきやすいので、丁寧にお取り扱いください。
[お手入れ方法及び保管方法]
・クリーナー、クリーム類をお使いの場合は、素材にあったクリーナーやクリーム類をお使いください。
・保管の際は、温度および湿度の低い風通しのよい場所で保管し、重ね置きやビニール袋に入れての保管はお避け下さい。
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