「よろけ縞」のユニーク柄を愛でながら
静かにグラスを傾ける芳醇な時間
■ミニマリズムを突き詰めた「よろけ縞」シリーズ
他の江戸切子作家とは一線を画す表現で評価が高く、他分野とのコラボレーションも多数手がける「堀口切子」。作り手である切子職人、「三代 秀石」の号を持つ堀口徹さんはシンプルでミニマルな江戸切子を好み、デザインのモットーに掲げる。カットによる切子の美しさを求めるのではなく、使い手にとってどう見えてどう感じるのか、堀口さんはその点を見つめて作品を作る。「よろけ縞」のシリーズは、あえてジグザグとしたカットをガラスに刻み、おどけたようなかわいらしい表情を作り出した意欲作。実はこの「よろけ縞」も伝統的な江戸小紋ではあるが、切子で採用するのは珍しい。直線の規則性のあるカットで柄を構成するのが一般的な江戸切子の中で、その真逆を行くような表現がユニークだ。
■柄と口当たりを楽しみながら今宵も一杯
しっかりとした重量感でホールドしやすい「よろけ縞」のロックグラス。型から作るのが堀口切子のモットーなので、このやや口が広がった形状のグラスも堀口切子のオリジナル。くねくねと縦に走る「よろけ縞」は、和柄ながらもどこかモダンな印象もあり、和室でもリビングルームでも使っていて違和感がないので、ウィスキーや焼酎をゆっくりと楽しむのにぴったり。「ガラスの厚さをできるだけ薄くしていきたい」と堀口さんが語るように、その口当たりの良さにも注目したい。唇に当たる感触で飲みものの印象は変わり、なめらかに 滑り込んでくることでさらにおいしく感じられるはずだ。
アイテム詳細
素材:無鉛クリスタルガラス
長さ:H90mm×φ85mm
※食器洗浄器は、急激な温度変化(特に急冷)や衝突が予想させる為、お避けください。
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