藤巻百貨店4周年記念!潔く機能を削ぎ落とした
シンプル&カラフルな、財布にもなるカードケース
■男心く すぐるレザーアイテムの老舗から限定財布が
例えば、革好き垂涎の的、ホーウィン社のシェルコードバンを贅沢に使用した「グランマスタージップアラウンドウォレット」や、アコーディオン(風琴)の蛇腹のように開閉する「風琴マチ」の仕組みの名刺入れ。二宮五郎商店は、そんな選び抜かれた至高の素材、革の魅力を引き出すシンプルで使い勝手のよいデザイン、それを形にする熟練の職人仕事を結集させ、東京・向島で60年以上もの間、妥協なきものづくりを続けてきた革製品のマニュファクチャーファクトリーだ。世界的ブランドの商品製造からオリジナルのアイテムまで幅広く展開、裁断からコバ漉き、縫製、仕上げに至るまで、全ての行程を1人の職人が手掛ける。レベルの高い職人から生み出されるアイテムたちは、多くのレザーファンをひきつけてやまない。このたび、その二宮五郎商店から藤巻百貨店4周年を記念して、限定の財布3種が登場する!
■二宮氏がピッティに刺激された財布の姿とは
オーセンティックなアイテムに定評のある二宮五郎商店だが、代表の二宮眞一氏がいま見据えるレザーアイテムは、それとは少し違う形だ。 それは、自身も参加したイタリアのメンズファッション見本市「ピッティ・ウォモ」の会場の人々の影響を受けてのこと。それぞれのライフスタイルを反映させた財布の世界がそこにはあった。「会場の来る人の中には『この人お財布を持っているのかな』と思うほど、身軽な格好をしている人が多い。でもちゃんと持っているんです。どんなもののかというと、薄いカードケースのようなタイプで、カードと折った紙幣のみ入れている」。日本のプロダクトでは、とかく機能を増やす方向に向かいがちだが、必要十分なサイズの財布を持ち歩くピッティの伊達男たちに二宮氏は粋を感じたという。
■財布にもなる、差し込み型カードケース
二宮氏がそんな男たちの持つ財布をイメージし、現代のライフスタイルを念頭に作ったのが「ウルティマコインケース」「ホリデイウォレット」「スティックインカードケース」の3種だ。「スティックインカードケース」は蛇腹のような仕組みで、カードを差し込んで収納できるアイテム。クレジットカードやポイントカード、電子マネー、交通系ICカードなど各種カードが収まり、重ならないので場所も確認しやすい。名刺も入るので予備を入れたり一時的なホルダーとして活用しても。ポケットがひとつ備わっているので、ここに4つ折にした紙幣を入れれば、簡単な財布にも早変わりする。革はふっくらとして発色の良いイタリアのシュリンクレザーを表に、裏には柔らかなキッドスキン(子ヤギの革)にシルバーの箔を押し、珍しい迷彩の型押しを施した。ケースを開けるとキラキラとしたレザーが目に飛び込んできておもしろい。
■カードも必要なものだけ。この潔さが気持ちいい
従来のカードケースといえば分厚い印象があるが、この「スティックインカードケース」は何よりもスリムに仕上げているのが特徴。それはたくさんのカードを入れるのためではなく、やはり「必要充分」な数のカードを入れて持ち歩くことを目的としているから。決済のできるカードを数枚入れて、ポケットにしまって外出するスマートさを何よりも優先した。ピンクやアイボリーなど明るめのカラーもラインナップしているため、女性にもおすすめしたい。「ひょっとしたら使うかも」と考えて、どんどん荷物が増えてしまう方には、ぜひこのケースを試してみてほしい。必要なものだけを持つ身軽な爽快感を、きっと実感してもらえるはずだ。
カラーバリエーション
アイテム詳細
素材:イタリアンシュリンクレザー、キッドスキン(シルバー箔押し&迷彩箔押し)
長さ:81mm×10.5mm×10mm