襟元にチラリ、ゲン担ぎの“一匹”を!
錺(かざり)で飾る、粋な大人の洒落ピンズ!
■リモート会議にも映える!「それ何?」と聞かれる“お魚ピンズ”
ノーネクタイやジャケパンスタイルが一般的になった今、男性の胸元を飾るアイテムとして人気を集めているのがピンズだ。ネクタイよりも自由度が高く、ポケットチーフよりも手軽なピンズは、その人のセンスや個性をアピールする絶好のアイテム。今回ご紹介するのは、伝統的工芸品「尾張仏具」の彫金技術により生まれたユニークなピンズたち。ずらりと並ぶのは、マダイにクロダイ、フグ、タコ、カツオに名古屋名物エビフライ…! インパクト抜群なのはもちろん、いずれも歴とした謂れを持つ“縁起物”ゆえ、仕事のゲン担ぎにもぴったりだ。絶妙にリアルな魚たちは何とも言えないおかしみがあり、ジャケットスタイルのハズシに持ってこい。リモートでの顔合わせや会議などでの“掴み”にもオススメである。ニューノーマル時代のビジネスマンよ、今こそ襟元で勝負せよ!
■伝統工芸「尾張仏具」の一流の職人がその技を次世代へ継ぐ
仏壇仏具の一大産地として名高い尾張名古屋。江戸初期、名古屋城築城の際に、城下町の寺院建立に携わった宮大工たちが仏具職人へと転身したのが「尾張仏具」の始まりだ。その後発展を遂げ、明治~昭和期には全国へと普及。錺師、木地師、彩色師など、それぞれ専門の職人が分業で制作を担っており、この地で作られる仏具は「尾張仏具」として国の伝統的工芸品に指定されている。有限会社ノヨリは、古くからこの地で仏具や神具、祭礼具に用いられる装飾金具「錺金具」を手掛けてきた老舗だ。名古屋城本丸御殿の復元にも携わり、全国の有名寺院、文化財等に錺金具を納入している。代表の野依克彦氏は一流の伝統工芸士として活躍する傍ら、尾張仏具の継承・発展にも尽力。昨今の仏壇離れを危惧し、「尾張仏具の技術で新しいものづくりはできないか」と考え、アクセサリーブランド「nanako」を立ち上げた。「ブランド名は彫金技法のひとつである“魚々子(ななこ)”から。尾張仏具の伝統を守りながら、新しい挑戦を続けていきたい」と語る。
■手仕事の極み!最高峰の職人技で追求するリアルな凹凸感
仏具や仏壇を豪華に彩る錺金具。今回のピンズにも、熟練の職人技がいかんなく発揮されている。「鏨で刻み、糸鋸で抜き、ヤスリをかけ、色付けを施す…。錺金具とほぼ同じ工程を経て作られています」と野依氏。「型で抜けば早いと思われるかもしれませんが、それではこの立体感が出せません。端の余分な部分を叩いて膨らましていくことで、ぷくっとしたリアルな凹凸感を出すことができるんです」(同)。やすり掛けだけでも5段階ほどの工程があり、一つ一つを丹念に磨き上げ、形を整えてゆく。また、着色方法にもこだわりが。「塗料は一切使わずに、金属の化学反応を利用して着色しています。例えばカツオの黒色は銅に銀メッキをかけて硫化させることで表現していますし、マダイは緑青と硫酸銅で煮ることで赤く発色させています」と野依氏。エビフライの衣には金箔を使用しており、こっくりと深みのある表情がなんとも贅沢だ。荘厳な錺金具と同じ工程を経て生み出される、ユーモラスな魚たち。このギャップがまた、たまらない。
■襟元のオシャレは「攻め」が基本!男性への粋なギフトに!
今回、藤巻百貨店に登場するのは全6種。縁起魚の代表格である「マダイ」と「クロダイ」、“多幸”の語呂合わせから縁起が良いとされる「タコ」、“福”を呼び込む「フグ」、“勝男”に掛けて勝負運を高める「カツオ」、不老長寿の象徴である「エビ(エビフライ)」と、いずれもゲン担ぎにぴったりな海の幸ばかりだ。野依氏自身も釣り好きと言うだけあり、魚のディテールにもしっかりとこだわっている。これまで様々なデザイン開発に携わってきた稲波伸行氏がデザインを監修しており、「女性が男性へのギフトとして贈りたくなるような、可愛らしくもリアルなデザインを目指しました」と語る。遊び心あふれるデザインは、初対面やリモート会議などでも相手に鮮烈な印象を残せるはず。ここぞという日のゲン担ぎに身に着けたり、ハレの日のオシャレにも◎。もちろん、釣り好きな人へのギフトとしてもテッパンだ。洒落のわかる大人にこそ選んでほしい、粋な逸品である。
様々な運を呼び込むバリエーション
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エビフライ……ひげが長く、腰が曲がっていることから、「不老長寿の象徴」とされるエビ。脱皮を繰り返して成長する様子が、出世や新しく生まれ変わることをイメージさせるという説も。
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フグ・・・愛らしい表情にも福宿る!フグの本場下関では、フグのことを濁らずに「ふく」と呼ぶそう。“ふく=福”の語呂合わせから、幸福を呼ぶ魚として古くから愛されている。
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カツオ・・・勝負運を呼び込む!その昔、戦国武将・北条氏綱の船にカツオが飛び込み、次の出兵で見事勝利したことから、武士の間で「勝負に勝つ魚」として珍重されるようになったとか。
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クロダイ・・・金運も上がりそう!?冬場に旬を迎えるクロダイは、釣り好きが好むツウな一匹。大阪の商人は、1年間の商いの黒字を願って、正月の睨み鯛にはクロダイを使ったとか。
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タコ・・・“多幸”の当て字から縁起がいいとされるタコ。また、古くから赤色には「魔除け」の意味があると言われています。最近では、“オクトパス=置くとパス(合格)”から、受験生のゲン担ぎにも人気だとか。
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マダイ・・・まさにめでタイ!鮮やかな赤色のマダイは、ハレの象徴。古くから日本の祝いの席に用いられてきた、縁起魚の代表格。
ディテール
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脱着はラクラク、突然外れる心配はなし
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シンプルな構造で、ジャケットや帽子にもつけやすい
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塗料なし。仏具職人ならでは金属の化学反応による色彩も粋
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型を使わず、手作業で描く繊細な凹凸表現も奥深い
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専用ボックスでのお届け
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ギフトにもオススメ!藤巻オリジナルラッピングをぜひご利用ください
使用イメージ
アイテム詳細
素材:銅
製造国:日本
各サイズ
エビフライ(金箔仕上げ 約3㎝×1.5㎝)
フグ(約2.7㎝×1.5㎝)
カツオ(約3.2㎝×1.7㎝)
クロダイ(約3.2×1.6cm)
タコ(約2.7㎝×2㎝)
タイ(約3㎝×1.7㎝)
ご注意
汗や、汚れ、水気などが付着した場合は、乾いた布等で拭き取ってください。
必ずタックを付けた状態で保管してください。