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盆栽が「メタル」でできている!?
「見立て」を楽しむSUWADAを父の日のプレゼントに
■SUWADAのアートが気軽に楽しめるキットが誕生
新潟県三条市にあるSUWADA OPEN FACTORYでは、原材料の選定、鍛えから仕上げ工程まで一貫してまかなう諏訪田製作所の仕事が見ることができる。代表作であるつめ切りをはじめ、すべてハンドメイドで作られており、同社のクラフトマンシップを体感できる場所として話題のスポットだ。だが実は、つめ切りや盆栽用の鋏を製造する際、同社では素材の約3割しか使用していないことはあまり知られていない。良く切れ、刃こぼれしにくい製品をつくるために、素材のごく限られた最も上質な部分だけを使うことをよしとするからだ。残りは廃材となってしまうのだが、これを有効活用しようと、廃材（ブランク材）を使ったアート作品を作って工場に陳列し、来場者たちを楽しませている。鍛えられた鉄ので作られた動物や人形は、静謐かつ、見るものに何かを訴えかける情感にあふれている。その中の「盆栽」を一般向けにパッケージしたものが、今回登場する「BONSAI KIT ＃2」だ。
■高級つめ切りのSUWADAは、実は盆栽用も手掛ける
諏訪田製作所は1926年（大正15年）に、ニッパーの前身ともいえる釘の頭を切るための「喰切」と呼ばれる道具の製造で創業した。以来90余年、刃物の中でも両側の刃がぴったりと合わさって対象を切るという刃物に特化し、創業当時から変わらず材料吟味から完成まで一貫した丁寧な製造にこだわり続けてきた。同社の名を一気に高めたのが、ステンレスボディの美しいデザインとニッパー型という形の新鮮さ、そして圧倒的な切れ味を誇る「つめ切り」だ。刃と刃を合わせて切る「合刃」を作り出す職人たちの卓越した技術と美意識が、SUWADA＝高級つめ切りというイメージを作り上げてきた。一方で、現在では製造元が減少しつつある盆栽用の鋏も50年以上前から脈々と作り続けてきた歴史も持ち、イギリス・ロンドンで開かれる超大規模なガーデンショー「チェルシーフラワーショー」に盆栽関係社として出展するなど、盆栽分野での活躍も目立つ。ファクトリーのブランキングアートで飾られる、巨大なメタルの盆栽は圧巻の一言！ 諏訪田製作所はいま世界中で人気のある「盆栽」の担い手の一社でもあるのだ。
■父の日のプレゼントに、粋な「メタル盆栽」を
ファクトリーのメタル盆栽アートを小さくして、手軽に組み立てられるものとして登場するのが本アイテム。パッケージを開けるとプラモデルのように部品がぎっしりと詰められている。直感的に作れるし、説明書も付属しているから組み立てへの不安はない。枝のつけ方によって完成する盆栽の形が変わり、大きくカーブを描いたりもできる自由さがある。がっしりとした鉄の幹に、糸状のステンレスの葉、土はつめ切り製造時にパンチされた粒と、盆栽への「見立て」が楽しくも興味深く、好奇心がそそられる逸品に仕上がった。玄関や書斎に単体でディスプレイや、本物の盆栽の隣に置いたり、同じようなメタルの質感のアイテムと並べてみたりと、陳列には持ち主のセンスが発揮されそうだ。父の日のプレゼントに選んで、「大人のためのプラモデル」として粋に遊んでもらうのも◎。
アイテム詳細
素材：鉄
本体サイズ：H約15cm×W約20cm（枝の取り付け方で変わります）
本体重量：約416g
作業用ゴム手袋、取扱説明書付き
日本製
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