江戸時代から続く甲州織の老舗傘生地メーカー「槙田商店」とのコラボアイテム
立体感のあるドットがアクセントになった“カボチャ”フォルムの晴雨兼用傘
■雨の日の装いを華やかに彩る唯一無二のデザイン
既成概念を鮮やかに裏切る、斬新で美しいフォルムの傘をご存じだろうか?“傘デザイン界の革命児”との異名を持つ、カナダ人彫刻家のジョン・ディチェザレ氏(写真)がデザイナーを務める「DiCesare Designs(ディチェザレ デザイン)」の傘は、緻密に計算された“左右非対称”の独創的なシルエットが特徴の唯一無二の雨具といえるだろう。長さの違う傘骨のフォルムが生み出すユニークかつエレガントで遊び心あふれるデザインは、彫刻家のバックグラウンドを持つ彼が、自然の中の植物や生き物からインスピレーションを受け、傘を彫刻に見立ててデザインしているという。
■伝統に裏打ちされた確かな技
今回紹介するのは、“日本の傘の故郷”と呼ばれる山梨県西桂町で江戸時代から140年以上の歴史を誇る甲州織の老舗傘生地メーカー「槙田商店」とのダブルネームの雨傘。今回のコラボが実現にいたるまでを、ディチェザレ氏はこう振り返る。「“糸から選定し、ジャカード織のオリジナルの傘生地を作りたい”と考えていた時、以前、百貨店の店頭で見かけた槙田商店さんの味わい深く美しいジャカード織を思い出して。実際に山梨にある工場を見学し、槙田商店さんのものづくりの現場を目にした際は、140年以上に渡り生地を織り続けて来た伝統と歴史に裏打ちされたものづくりの精神、また、それに甘んじない、時代とともに進化させて来た技術力、仕事の緻密さとこだわりに圧倒されました」。
■傘づくりに情熱を注ぐ2つのブランドが織りなす“化学反応”
槙田商店が手がける生地の特徴は、なんといっても味わい深く良質な“織り”の美しさ。先染織物産地での長年の技術の積み重ねを活かし、日本国内では希少なジャカード織機を駆使することで、他社では製造できない大きな織柄の表現を可能にし、デザインの領域を広げてきた。また、織る前に糸を染める“先染め”の糸を使用することで、深みがあり、艶やかかつ上品な仕上がりを実現。大人が携えるに相応しい、色気と赴きのある生地といえるだろう。そんな槙田商店の生地がディチェザレのデザインした起伏のある傘骨に乗ることにより、見る角度や光の当たり方によってドラマティックな様々な表情を見せてくれる。長きに渡り織りの技術を継承してきた槙田商店と、常に斬新なデザインを追い求めるDiCesare Designs。それぞれのこだわりを持つ者同士のものづくりが融合した、プレステージのあるアイテムがここにある。
■大人の女性のキュートな一面を引き立てる日傘
“綿菓子”を思わせる立体感のあるドットが、丸いカボチャのフォルムに楽しく映える晴雨兼用日傘、その名も「カボチャ ポンポン」。開閉回数が多い日傘としての強度を保つために、ポリエステルと綿をバランスよく織り合わせつつも、自然で優しい風合いが出るように織りにもこだわった。本品に使われるカットジャカード生地の最終工程では、ポンポン部分の余分な糸を全て手作業でカット。ふんわりと丸いポンポンは、繊細で丁寧な手仕事から生まれるのだ。350gと軽量なので“ちょっとそこまで”の外出時や子供を連れての公園遊び、休日のお出かけのお供にと気軽に持ち歩くことができる。生地には防水加工が施されているので、とっさの雨でも安心。これからの季節、屋外で初夏の空気に包まれながらリラックスしたい時にオススメの1本。
カラーバリエーション
アイテム詳細
サイズ: 全長/73cm、親骨の長さ/40~50cm
重量: 約350g
素材:張り/ポリエステル61%、綿39% (UVカット & 防水加工)、ポンポン部分/ナイロン100%、手元/竹、中棒/樫の木
製造国: 日本
※Di Cesare Designsの傘は変形傘です。独特で美しいフォルムを出す為に、傘開閉の際、一般的な傘の開閉時と比べ、力を要する場合がございます