
不死の火の鳥よ、時代を超えて甦れ

少年の頃から切子職人に憧れていたという伝統工芸士・清水秀高氏。高校卒業と同時に硝子工房に勤め、2007年に独立。2020年に「キヨヒデガラス工房」を設立し、“日常使いであり、名脇役としての江戸切子”を提案し続ける。動物モチーフを得意とする清水氏が今回選んだのは「フェニックス」。琥珀に赤の豪華な二色被せガラスに、炎をまとった不死鳥の姿を躍動感たっぷりに描写した。「メインになる鳥の大きさやバランス、色の抜き方などを考え抜いた大皿。周囲は菊繋ぎで江戸切子の煌びやかさを表現した」と説明する。翼の広げ方や羽毛の筋、尾の流麗なカットなど見どころが多い。底の大きな泡を作品の一部に活かしているのもポイントだ。

プロフィール

清水 秀高
- 職人歴32年
- 2020年 江東区議会議長賞受賞
- 2021年 江戸切子新作展 グラスウェアー部門2位
- 2022年 江戸切子新作展 テーブルウェアー部門WEB賞
- 2024年 東京都産業労働局長賞 受賞
アイテム詳細
作品のカテゴリ:大皿
サイズ(最大Ф×Hmm):445×70
素材:ソーダガラス