200余年の時を経てよみがえった“日本最古の帆布”
織り目の美しさが際立つユニセックスな2WAYトートバッグ
■江戸時代生まれの軽くて丈夫な極厚帆布
日本最古の帆布「松右衛門帆(まつえもんほ)」の始祖として知られる、兵庫県高砂市出身の海運業者で発明家の工楽松右衛門(くらくまつえもん)。彼が発明した帆布は、江戸期後半の海運業に画期的な発展をもたらした。それまでの江戸時代の船の帆は、木綿布を2~3枚重ねてつなぎ縫いをするケースが主流の破れやすいものだった。そこで、工楽松右衛門が太さ3mmの播州特産の丈夫な木綿を用いて織り上げる「松右衛門帆」を開発すると、軽くて耐久性に優れていると評判になり全国に普及。北陸地方の米を上方に運んだ北前船などに用いられ、海運業の発展に貢献したといわれている。
■日本最古の帆布を身近なアイテムで再現
「故郷の偉人の功績を現代に復活させよう」と、'09年に工楽松右衛門の地元の高砂ブランド協会が、素材である極太の糸から織り方まで当時のまま忠実に再現。当時の「松右衛門帆」を神戸芸術工科大学の協力のもと調査し、200年以上の時を経て身近に利用できるアイテムとしてよみがえらせた。現在流通している一般的な帆布にはないしなやかさと軽さ、糸の太さとやわらかな厚みが特徴の織り生地は、職人の長年の経験と勘により丁寧に織り上げられている。1日に10mも生産することができない、まさに伝統が織り込まれた希少な帆布なのだ。
■職人のこだわりが詰まった素材の融合
「松右衛門帆」は、糸を先に染め、染め上がった糸で織り柄を構成する“播州織”の伝統技法を採用。濃紺がかった温かみのある上品な発色は、職人により丁寧に染め上げられる“硫化染め”によるもの。色あせに強く、使うほどにやわらかな風合いが出てくるのが特徴だ。「night sea」と名付けられたこのカラーは、1767年当時、必ず災厄に遭うといわれていた除夜の海へ出航する“勇敢さ”などを色で表現している。持ち手部分には、皮革業界最高級の技術を誇る“栃木レザー”を使用。深みのある美しく丈夫な革は、革にもっとも負担のかかりにくい方法で1ヶ月かけて漬け込まれている。
■デザイン、機能性ともに充実のトートバッグ
機能性を重視した2WAY仕様のバッグは、高級感漂うカラーとディティールでビジネスからカジュアル、季節や性別を問わず使えるトレンドに流されないデザイン。A4ファイルがすっぽり入る抜群の収納力、肩掛け・手持ちのどちらも対応可能な使い勝手のよさも魅力だ。取り外し可能な付属のロングベルトを装着すれば、重い荷物や長時間バッグを持ちっぱなしの日も快適に過ごすことができる。開口部はファスナー付きなので、ちょっとした旅行などにも活躍してくれる。 また、バッグの内部には貴重品などを収納するのに便利なファスナー付きポケット、携帯電話や定期入れなどが入る便利な2つのポケットを装備。
使用イメージ
アイテム詳細
素材: 帆布(表地)、綿(裏地)
収納部: 内側サイドポケット×2、内側ファスナーポケット×1
持ち手: 49cm
ショルダー最大: 145cm
重量: 560g(バッグ本体)120g(ベルト)
製造国: 日本
アイテムサイズ
幅 | 高さ | マチ | |
---|---|---|---|
ユニセックス | 43 | 30 | 11 |
(単位:cm)
※できるだけ洗わずにお使いください。
※天然繊維になりますので極度の水濡れ、汗、摩擦等によって色落ちする場合がございます。
※また、洗濯機で洗いましても、縮みや摩擦による退色は避けられませんのでご了承ください。
※防水加工はしておりません。
※水に濡れた場合は乾いた布で拭き取って陰干ししてください。
※汚れが気になる場合は、水で薄めた中性洗剤(蛍光剤・漂白剤入っていない)を布に含ませて叩くように拭き取ってから、少し固めに絞った布で丁寧に水拭きしてください。
※織り目には、ほこり等の汚れがたまりやすいので毛先の柔らかいブラシでブラッシングしてください。
※長い間ご使用ならない場合は乾燥したところに保管してください。