大人気のスリム長財布と京都の染師による藍染めレザーの競演
日本の技術を結集させた、傑作のオーラをまとうアイテム
■日本から世界に発信する「ジャパンブルー」のレザー
その奥深い青の表情は、見る者を引き込む魔力を秘めているかのごとく、目が離せなくなる。徳島県阿波地方の藍師によって育てられた藍を使い、京都の染師が伝統技術を駆使してすくも(藍由来の染料)で染め上げ、兵庫のタンナーにて仕上げられる革だ。そして、水色や藍色に染め上げられたそんなブルーの革が、東京台東区の革小物の名手・池之端銀革店によりプロダクトとしての命を吹き込まれた。そこにはきわめて日本的なイメージが漂いながらも、今まで誰も見たことのないオリジナルな姿がある。その革の名は「SUKUMO Leather(スクモレザー)」。ラグジュアリーブランドからもほれ込まれるその独特の表情がいま、名だたる革の目利きたちを次々に魅了しつつある。
■伝統の技を生かして、誰も見たことのない革を
この藍染めの革「SUKUMO Leather」は、東京でハンドバッグ製造を営む堀井誠氏と、京都の染師・浅井直幸氏によってこの世に生まれた。二人はお互いの業界の未来を見据え、自分たちの技術を生かした特別なものを作ろうと考えた。そうしてたどり着いたのが藍染めの革。従来の藍染めの革は藍の性質によりゴワゴワとしたもの硬い質感になる宿命だったが、堀井氏はそれを解消するため、革の選定や染の方法、後処理の工夫など、なんと約8年に及ぶ試行錯誤を重ねたという。藍染めは浅井氏による伝統技法「天然灰汁発酵建藍染」よって、息を飲むほどに美しい青に仕立てられる。その後、「バタ振り」という革をほぐす工程を経て、とても柔らかくしっとりとしたタッチ感の「SUKUMO Leather」は生まれる。使い込むごとに色が深くなり、ツヤが増していくのは革ならでは。
■池之端銀革店をも魅了するその奥深い色あい
池之端銀革店の代表・小野勝久氏も、そんな「SUKUMO Leather」に惹かれた一人。「初めて広げて見たときには、この革が持つオーラに圧倒されました。これほどまでに深く、美しい青があるのかと」と一瞬で一目ぼれしたという。しかし柔らかすぎて池之端銀革店のアイテムの特徴である「コバの磨き」が生かせない。小野氏はどういうアイテムがふさわしいか考え抜き、3つの財布を作り上げた。ひとつは「L字ファスナーロングウォレット」。コンパクトなL字ファスナー財布と長財布の特徴を兼ね備えた、藤巻百貨店でも大人気のアイテムだ。そして大小の「がま口財布」。小はコロコロとかわいらしく小銭入れや小物入れとして活躍し、大はカードも紙幣も入るしっかり容量タイプ。どちらもガバッと大きく口が開くので中身の一目でわかる。どれも革を一枚で仕立てているので、「SUKUMO Leather」の風合いをしっかりと感じ取ることができるプロダクトだ。
■薄型長財布の傑作と藍染めレザーのコラボ!
見た目以上に収容力たっぷりで、かつスリムな形でビジネス・カジュアル問わず人気の高い池之端銀革店の「L字ファスナーロングウォレット」。そこに約2000年の歴史がある日本の藍染めを掛け合わせると、染めの醍醐味を存分に感じられる財布が生まれた。実は今回内装もブラッシュアップ。従来よりも仕切りを一枚増やすことによりカード収納が増えるとともに、紙幣の収まりがさらに良くなった。内側の革は従来アイテムの表に使っていたイタリアンレザーを用い、手触りも高級感も満足の高いものに。スマートな印象の「花浅葱(はなあさぎ)」「藍」、ダイナミックなムラ染めが楽しめる「籠絞り」と、表情の違いも面白い。「縞」はロウでマスキングする「ろうけつ染め」の技法で完成したトラ柄が特徴。藍染め×革の最高傑作といっても過言ではないのこのレザーは、必ずや持つ人の満足感を高めてくれることだろう。
カラーバリエーション
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:外装/SUKUMO LEATHER(牛革)、内装/イタリアンシュリンクレザー(牛革)
仕様:札入れ×2か所、カード段×10か所、小銭入れ×1か所
アイテムサイズ:縦10cm×横18cm×厚さ1.7cm
重量:147g
生産国:日本
※天然皮革のため、シボのあるなし・多い少ないなど革の表情に個体差がございます。あらかじめご了承ください。
※革の特性上、摩擦や湿気などにより、衣服等に移染する場合がございます。特に薄い色合いの物にはご注意ください。
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