m+から登場、「カードケースサイズ」のミニ財布
シーンによって財布を変える楽しみを!
■財布を「釣りに行くため」に作った!?
構造的な工夫を凝らしミニ財布に革新をもたらした「millefoglie(ミッレフォッリエ)」や、最大で100枚もの名刺が入るスリムカードケース「 centoⅡ(チェントツー)」など、従来の革製品とはひと味違う独自のオーラをまとう「m+(エムピウ)」のラインナップに新たな財布が仲間入りした。今回は「millefoglie」よりもさらに小さく、名刺入れ程度のボリュームに財布の機能をギュッと凝縮させたこれまたm+らしいアイテム。その発想の源は、代表の村上雄一郎氏自身が趣味の釣りに行くときに使うための財布を作ろうとしたところから。「お札・コイン・カードが収納できる最小限のサイズかつ、ファスナーで閉じて安心感がある財布が作りたかった」(村上氏)。ふらりとした散歩(イタリア語で「andare a zonzo」)に使ってほしいという意味を込めたその名前どおり、手ぶらでも持ち歩けるコンパクトさが自慢だ。
■村上氏の独特な経験が生む、構造的な面白さ
一枚の革を畳み、丸めて、包み込む。そんな自由な発想で革製品を作る村上氏。自身が建築業界出身という異色の経歴を持っているところに、その原点がある。大学卒業後に1級建築士として働いた後、イタリア・フィレンツェに渡り、革製品づくりを学んだという。「現地の職業訓練校に通い、パターンやデザイン、縫製を学びました。平面を立体化していくという過程は革製品づくりと建築はよく似ています」(村上氏)。既成概念にとらわれない自由な発想と飽くなき探究心。それがm+のレザーアイテムの“面白さ”を生み出す。「zonzo」の札入れ部分や、ガバッと開いて取り出しやすい小銭入れなどの工夫は、そんな背景がよく現れているポイントだ。
■ミニ財布の不満を解消したm+の工夫とは
「zonzo」が他のミニ財布と最も異なる点は、「お札を折らずに入れる」ところ。多くのミニ財布はその形の小ささから、お札の収納時には二つ折りまたは四つ折りにしてから入れることがほとんど。村上氏はかねてよりここが不便だと感じていて、自分でつくるからにはどうしても解消したかったと語る。ではどうするのか? 通常サイズの財布のようにお札をそのまま入れ、財布の中で三つ折りになるように設計したのだ。そうすることでお札はゆるやかに折れ、小さなサイズの財布に見事に収まった。使うときは札入れ部分が伸びるので枚数も数えやすい。またコインとカードどちらにも対応できる収納部分は、ガバッと大きく開くのですぐに中身が把握できる。
■シーンで財布を変えるたしなみのススメ
靴や鞄といった身につけるアイテムと同様に、財布もまたシーンに適したものがあるといえる。例えばキャンプなどのレジャー時に、立派な革の長財布が必要だろうか。また散歩もしかり。村上氏自身が釣り用に作ったというように、外での遊びやちょっとした外出時にこんなコンパクトなサイズの財布があるととても重宝する。ファスナーで閉じるから型くずれの心配が少なく、中身を守ってくれる安心感もある。革はm+でおなじみ、深いエイジングが味わえる「ミネルバ・リスシオ」を内装まですべてに使用。名刺入れ「 centoⅡ(チェントツー)」とほぼ同サイズにも関わらず、お札が10枚、クレジットカード5枚、コインは100円玉で15枚が入るという必要十分な収納力。サブの財布としてはもちろんだが、実はメインとしてもこのボリュームで十分な人は結構いるはずだ。この機会に財布のサイズについて見つめ直してみては?
カラーバリエーション
ディティール
サイズ比較
左:zonzo 右:millefoglie 2 P25
アイテム詳細
素材:ミネルバ・リスシオ(イタリア製タンニン鞣し革)
サイズ:W105×D70×H25mm
重量:90g
※劣化やカビなどを防ぐために、長期間お使いにならない場合は湿度に注意し定期的に風を通すなどのお手入れを行なって下さい。
※天然素材を最大限に活かした仕上げを行なっておりますことから、色落ち・血筋・ムラ等がみられる場合がございます。また、革そのままの風合いをご提供するため、表面がデリケートな状態で製作しておりますので、僅かな当り傷・押し跡等が発生する可能性もございます。何れも使いこむうちに馴染んでまいりますが、予めご了承の程お願い申し上げます。
※革そのものの魅力を活かすため、色止め加工等はほとんど行っておりません。使い始めや湿気の多い環境では、色移りがしやすいのでご注意ください。お使いいただくうちに移りにくくなってまいります。
このアイテムのレビュー
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