伝統技法“風琴マチ”で紙幣の端を傷めない!
エイジングを存分に愉しむための仔牛カーフスキンの「札入れ」
■職人の“手”が生み出す至高の革製品の数々
「クラシカル・テーラード」を標榜する二宮五郎商店では、「風琴マチ」をはじめとする伝統的な職人技を継承しながら、最先端の設備を備え、優れた革製品を丁寧に仕上げていく。コンマ数ミリの違いが微妙な感覚の違いを生み出す世界。「時代が移り変わっても、よい製品は職人の“手”から生まれる」と語るのは代表の二宮眞一氏。 同社では、1人の職人が全行程を手がける。イメージ通りの完成型を作り出すのは、高度な技と日々の鍛錬があってこそ。裁断からコバ漉き、縫製、仕上げに至るまであらゆる過程に匠の技が凝縮されている。
■職人の飽くなき探究心が匠の技に磨きをかける
同社に在籍する職人は、20代の若手職人から最高齢は70代以上と年齢層も幅広い。駆け出しの職人にはまず、革の縁に数ミリ幅でノリをつける「ノリ付け」や、ノリの付いた部分まで革を折り返して丈夫にする「折り返し」などの基礎工程を一通り経験させるという。「一見、地味な作業も辛抱して続けると、その重要性がわかってくるんです。すると仕事に愛情を注げるようになり、技も大きく成長を遂げます」(二宮氏)。やがて作業の全容が掴めるようになり、さらなる高みを目指し試行錯誤を重ねる。「現状に満足しないからこそ、75歳を過ぎても腕をあげられるんです」(同)。
■革を育てる愉しみを存分に味わえる仔牛革
生後6ヶ月以内の仔牛の革カーフスキンを贅沢に使った札入れは、触れるたびにその上品で柔らかな質感にうっとりするほど。デリケートゆえに傷もつきやすいが、それも高級なレザーであるがゆえ。傷や擦れなども含めて色艶を増すことで、自分だけの味わいを刻んでいくことができるのだ。また、もうひとつの特徴は、マチがアコーディオン(風琴)の蛇腹のように開閉する<風琴マチ>と呼ばれる伝統技法。マチが外向きに折り畳まれているため、紙幣の端を傷めず出し入れできる。
使い手とともに年を重ねながら革が育つ愉悦を味わう。そんな大人のモノとの付き合い方をぜひ愉しんでほしい。
カラーバリエーション
アイテム詳細
素材: イタリーコンチェリアオットチェント
重量:約140g
カード収納: 10枚
仕様:札室:3 カード室:10 マルチポケット:1
アイテムサイズ
サイズ | 縦 | 横 | 厚さ |
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FREE | 102 | 190 | 16 |
(単位:mm)