沖縄のコバルトブルーに魅了される! 毎日ガシガシ使えて食洗器もOK。幸運を呼ぶ八角形の“やちむん”
■気取らず毎日使いたくなる「やちむん」
身の回りのモノで、結局いつも使ってしまうモノが一つや二つはあるだろう。そういったものは、たいていごくごく自然なデザインだったりしないだろうか。気取らずに手を伸ばしたくなる一品こそ、手元に置いておきたくなるはずだ。沖縄本島読谷村に工房を構える深貝公拓さんの作品は、「毎日使っていたくなるやちむん」が大きなテーマだという。その言葉通り、深貝さんの作品には、いわゆる“沖縄のやちむん”の素朴な魅力が伝わってくる。ぽってりと厚みのある質感や重量感ある佇まいが、懐かしさや安心感を与えてくれるよう。その中にも、オリジナリティーがさりげなく織り込まれている。
■モチーフはフランスの王様が使ったスープ皿
「面白いことが好きなので、やっていて楽しいって思えるようなものづくりがしたいんですよね」と語る深貝さん。この八角皿は、フランスの器からインスピレーションを受けて作ったという。モチーフは、王様がスープを飲む時に使った『オクトゴナル』と呼ばれるお皿だ。沖縄の赤土を素材として用い、コバルトブルーの釉薬で鮮やかな青を表現。淵部分は残波岬周辺の畑にあるマンガンをつぶして塗っている。
■八方位から幸運を引き寄せるパワーを持つ「縁起のいい」皿
八角形は、古代中国から伝わる易において「八卦(はっけ)」と呼ばれ、八方位を表す。このことから、すべての方角から幸運を引き寄せるパワーがあると言われている。風水では、この形状は“最も縁起のいい形”とされ、運気を高めるために用いられるという。
なお、日本では、漢字の「八」が外に向かって広がる末広がりの形であることから、永久的な発展・繁栄を示す幸運の数字と認識されている。こういったポジティブな意味を持つアイテムが身近にあれば、自然と運気が上がりそう。新築祝い、結婚祝いなどに相手の幸運を願って贈るのもおすすめだ。
■土そのものの魅力を最大限に引き出す創造性
深貝さんが陶芸と出会ったのは24歳の時。知人の紹介で陶芸教室に通うように。そこから全国の窯元を旅し、沖縄へとたどり着いた深貝さんは、読谷村やちむんの里で山田真萬氏という沖縄を代表する陶芸家に出会い弟子入りを決意した。
「焼き物は渋い、という印象だったんですが、沖縄のそれはとても明るくてポップで」そう自然体で語る深貝さん。作り出す作品は、沖縄の土や伝統的な釉薬などを使っている。親しみやすいデザインと使い勝手のいいサイズ感の器は、深貝さんの持つ絶妙な塩梅が叶えた逸品。常に完売状態が続く人気作家だ。
■一つ一つ違った個性を楽しめる。シンプルな中に光る複雑性
今回の器では、沖縄のやちむんの特徴である“生掛け”による表情も顕著に楽しめる。 “生掛け”は、素焼きをせずに“生”の状態で釉薬をかけていく手法。シンプルな青の中に複雑なムラやにじみを楽しむことができる。
使い方は、実に万能。パスタならオイル系でもトマトソース系でも。サラダを盛ってヘビロテしてもいい。しかも、オーブン以外なら、電子レンジも食洗機や乾燥機でも使用可能。気兼ねなく、ガシガシ使える。そんな器との楽しい食卓を、ぜひ楽しんでいただきたい。
深貝公拓 プロフィール
青森県出身。
沖縄県読谷村で活動する陶芸家。
独自の大胆で力強い絵付けに現代にマッチする創造的なデザインを作り続ける作家。
名前の貝をモチーフにした絵付けは代表作である。
2012年 山田工房 山田真萬に師事。
2018年 読谷村渡慶次に深貝工房を設立
2021年 VOGUE JAPANに伝統革新テーブルウエアとして紹介される。
※手づくりの陶器のため、作品には個体差が生じることがございます。 なるべく均一のものをお届けしますが、気になる場合は店頭にてご確認いただくことをお勧めします。
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材(本体):陶器
製造国:日本
食洗器:可
※手作りの陶器のため、サイズや重量には若干の差がございます。予めご了承ください。
アイテムサイズ
直径 | 高さ | 重さ |
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26cm | 3.5cm | 735g |
このアイテムのレビュー
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