見る者を虜にする鮮やかな沖縄のブルー! 人気陶芸家・金城有美子さんの“やちむん”が作り出す「心躍る食卓」
■「日々の食卓を助けてくれる」美しい器を発見!
料理をしていると、「このパスタはこういう器が合う」「この食材に映えるのはこの色の器」と、メニューありきで決めることが多いだろう。しかしそれは、料理がある程度できる人の話。忙しいと、料理をする時間も取れない……そういったとき、盛り付けるだけでパッと食卓が明るくなるような器があったら? そんな「日常を助けてくれる」器に、藤巻百貨店バイヤーが巡り合った。
沖縄本島 南風原町に工房を持つ金城有美子さん。彼女の作品の特徴は、ポップな色合いだ。しかも、今回紹介する器は、透き通るような青。サンゴブルーである。
「何を買ったらいいかと悩むお客さんには、まず料理好きか聞いてみるんです。そして、この器に乗せたい料理を思い浮かべてもらう。器に助けてもらうような、そんなきっかけがあってもいいんじゃない?って」
仕事や家事など、毎日忙しい中で、そんな逆転の発想から食事の時間を導くだけで、ぐんと豊かな時間を手に入れられるはずだ。
■人や生活スタイルを選ばない万能な使い心地
今回、青をテーマにオーダーして展開されるのが、24cm、17cmのリム皿(平皿)とそば猪口(カップ)、マグカップの4アイテム。24cmのリム皿に関しては、使いやすいサイズ感がうれしい。中央に一品を盛り付けても様になるし、ワンプレートで何品かのコンビネーションを楽しむのもいいだろう。
そば猪口もまた絶妙なサイズ感が使い方のイメージを広げてくれる。カップとして使うのはもちろん、一般的な小鉢として、ちょっとした酢の物や先付け、サラダからデザートまで、柔軟な使い心地が魅力だ。
マグカップは単品で使用してもいいし、17cmのリム皿をソーサーとして下に敷くのもおすすめ。ケーキなどスイーツを乗せてコーヒーに添えたり、食事の取り皿として使ったり。
■もっとおいしく!料理が映える魔法の器
これらの器の魅力は、なんと言ってもサンゴブルーと呼ばれ親しまれている青。鮮やかながら、どんな食材もその存在をグンと引き上げてくれるから不思議だ。釉薬を浸し、器全体へ自然に行き渡らせることで、階調豊かなグラデーションを纏っている。
料理を盛り付ける際、気にしてほしいのは、フードとの色のペアリング。サンゴブルーのリム皿に、赤やオレンジ、ブラウンカラーの野菜や料理を乗せれば補色関係となり、全体が華やかな一品に! 黄色や白も映えるから、実はサンゴブルーは使いどころの多いカラーなのだ。
■器に広がる、世にも美しい沖縄の海の色
民芸に携わっていた父親の影響で、何かしらものづくりの世界に進みたいと思っていた金城さん。沖縄県立芸術大学に進学後、沖縄の原土の魅力に引き込まれ、土そのものの美しさや力強さを表現の軸としていた。さらに、在学中に図書館の図録で見たペルシャタイルの建物の青色に心惹かれ、先生と一緒にサンゴブルーの釉薬を開発。「海の景色を表現したかった」と語るように、彼女ならではのブルーのやちむんが目を引く。
(金城有美子HPから引用)
国内外でのグループ展や個展の開催など、精力的に活動する金城さん。器はもちろん、制作したオブジェ が外資系ホテルに採用されるなど高い評価を受けている。繊細な造形、強いコントラストを感じさせる色彩は、彼女の持ち味だ。
■器に広がる、世にも美しい沖縄の海の色
「器はあくまでも使う人がいるから成り立つと思っているので」金城さんは、いつも使う人の環境やライフスタイルなどをイメージしながら、作品に落とし込んでいるという。「ある時、お客さんに『このコップ、食器棚に入るの?』と聞かれたことがあって。やっぱりリピートして使ってもらえるものじゃないと、って気づいたんです」
使いたくなる器を手元に置くこと。ごく自然で当たり前のような状況こそが、何よりも喜びとなるのだ。「実際に、料理が好きになった、皿を洗うのが好きになった、なんて声もいただいたりして。やちむんを知らない人にも好きになってもらえる最初の一つになれたらうれしいですね」。
気さくで飾らない金城さんの人柄が、そのまま形になっているのだと感じるような、心がパッと明るくなるやちむん。忙しい日常にも、鮮やかな彩りをもたらしてくれることだろう。そんな器との同居生活を試してみてはいかが?
※手づくりの陶器のため、作品には個体差が生じることがございます。 なるべく均一のものをお届けしますが、気になる場合は店頭にてご確認いただくことをお勧めします。
金城有美子 プロフィール
沖縄県立芸術大学で陶磁器を学び、その後国内、アジア各国にて数々の展示やインスタレーションを行う。沖縄の自然を感じる力強く繊細な造形、強い太陽に照らされたような色彩は『金城有美子』を見事に体現しており、各方面より大きな評価を得ている。精力的に制作を続け、現在さまざまな場所で作品を見ることができる。
1997年
沖縄県立芸術大学大学院陶磁器科修了
1997年〜
個展/沖縄、京都、大阪、宮崎にて開催
グループ展・国内/東京、茨城、高知、名古屋にて開催
2011年〜
グループ展・海外/釜山、ソウル、台北、台中、香港にて開催
バリエーション
ディテール
そば猪口
リム皿(24cm)
マグカップ
リム皿(17cm)
使用イメージ
アイテム詳細
素材(本体):陶器
製造国:日本
※手作りの陶器のため、サイズや重量には若干の差がございます。予めご了承ください。
アイテムサイズ
口径 | 高さ | 重さ | |
---|---|---|---|
そば猪口 | 8cm | 6.5cm(うち高台1.5cm) | 152g |
マグカップ | 8.8cm | 7.7cm | 170g |
直径 | 高さ | 重さ | |
リム皿(24cm) | 24cm | 3cm | 554g |
リム皿(17cm) | 17cm | 2cm | 247g |
このアイテムのレビュー
みんなのおすすめ度
- ★
- ★
- ★
- ★
- ☆
(星 4.78)
0人の方が「参考になった」と言っています
0人の方が「参考になった」と言っています
0人の方が「参考になった」と言っています
0人の方が「参考になった」と言っています
0人の方が「参考になった」と言っています
0人の方が「参考になった」と言っています
0人の方が「参考になった」と言っています
0人の方が「参考になった」と言っています
0人の方が「参考になった」と言っています