日本古来の伝統紋様をモダンにアレンジ
現代のライフスタイルに溶け込む豆皿
■有田焼と人とをつなぎ、その歴史を未来へとつなぐ
日本を代表するやきもののひとつ、有田焼。1616年、陶祖・李参平が有田の泉山で陶石を発見し、日本で初めて磁器を焼いたのが有田焼のルーツと言われている。「有田の400年の伝統技術と先人たちの思いを胸に、人・技・モノをつなぎながら、現代のライフスタイルに寄り添う器をお届けしたい」と語るのは、株式会社キハラの木原太朗氏。同社は有田焼・波佐見焼の卸しや商品開発、OEMなどを手掛ける産地商社だ。地元ならではのネットワークを活かし、窯元の職人と、企業やクリエイターとをつなぎながら、日々新たなものづくりに取り組んでいる。海外の見本市にも積極的に参加し、シンガポールやイギリスなどの企業と共同で商品開発を行うなど、活躍の場は国内にとどまらない。2017年7月には“新しい価値観と出会う”をテーマにした「KIHARA TOKYO」をオープン。KIHARAの革新的な取り組みは、地元・有田の歴史を未来のステージへとつなげてゆく。
■「有田をもっと身近に」から生まれた和モダンな豆皿
今回登場する豆皿は、KIHARAの看板商品であるオリジナルコレクション「KOMON」が生まれるきっかけとなったアイテム。「有田を毎日の生活の中でもっと身近に感じてほしい」と企画されたもので、構想から完成まで約2年の歳月がかかったという。印象的なのが、モダンな和柄のデザイン。伝統紋様をそのまま使うのではなく、それぞれの柄の特徴を抽出し、グラフィカルなデザインにアレンジ。そのため、現代の食卓にも実にしっくりと馴染むのだ。「古典的な和柄をそのまま表現してしまうと既製品と同じ見た目になってつまらない。和柄の良さとモダンな表現とのバランスにこだわりました」(同氏)。数ある伝統紋様の中から選ばれたのは、いずれも縁起の良いものばかり。「梅鶴」は長寿、「ひょうたん」は子孫繁栄・商売繁盛など、それぞれの柄に込められた意味に注目して選ぶのもまた楽しい。
■これまでのタブーを破るあえての“凹凸感”
本作においてKIHARAが大切にしたのが、「呉須のにじみなど、手書きの味わいを残したい」という思いだ。そこで、曲面にも繊細な絵柄を施すことができ、呉須の?にじみ“や?ぼやけ”の風合いをより味わえる「パット印刷」を採用することに。パット印刷とは、シリコン製のパットを使って絵柄を写しとる絵付技法のひとつ。通常は、絵柄に凹凸が出ないように仕上げるのが一般的だ。しかし本品では、パット印刷の工程を一から見直し、これまでNGとされていた染め付けの凹凸を、あえて生かす方向に発想を転換。「凹凸がある方が表情があって面白かったので、そのまま残すようにしました」と木原氏。固定観念に捉われない柔軟な発想力と、それを実現する熟練職人の技術、ものづくりに対する強い想いによって生まれたのが、このKOMON豆皿なのだ。
■つい揃えたくなる豆皿の魅力。キッズは出産祝いにも
今回登場するのは、和柄10種と、動物をモチーフにしたキッズ用の豆皿5種。いずれも、つい揃えて並べたくなる雑貨好き・器好きの心をくすぐるデザインがたまらない。醤油皿や小鉢としてはもちろん、和菓子やフルーツなどのデザートを乗せても粋だ。蕎麦の薬味受けや、ティーバッグトレイとしても活用するのもいい。他にも、アクセサリーやちょっとした小物を入れておくなど、使い方はあなた次第。好きな柄を組み合わせて、自分なりのコーディネートを楽しんでほしい。いずれも電子レンジ、食洗器可なので気軽に使い回せるのも嬉しい限り。縁起柄ばかりを揃えた豆皿は、結婚祝いや引き出物、新居祝いなどにもオススメだ。キッズ用は出産祝いやお子さん専用の食器としていかがだろう。一度使えば、あなたもきっとこの豆皿の魅力に取りつかれるはず。
バリエーション
鶴は長寿の象徴として人々に愛されてきました。春の訪れを感じさせる「梅」と「鶴」を合わせた紋様です。
海は生命の源。波は繰り返し訪れることから、吉事がつぎつぎと繰り返されるという意味を持ちます。
稲は古来より神が宿ると信じられ尊ばれてきました。家紋にも多く用いられている縁起の良い紋様です。
雪は天からの豊穣を知らせる便りとされ豊かさを表し、冬の情景としてだけでなく、夏には涼しさを演出する粋な柄として、親しまれてきた紋様です。
富士山には、日本の霊峰といわれ神聖な霊力が宿る山として、縁起がよいと言われています。日本の象徴として今でも愛されている紋様です。
結び桜とは桜の花の華やかな美しさを途切れることなく一筆でデザインされた紋様です。永遠に続く幸せ、繋がりを意味します。
吉祥柄の代表的な紋様。松は冬でも緑を失わない「不老長寿」、竹は成長が早く繁殖力が強い「繁栄」、
梅は他の花に先駆けて初春に咲く花「生命力」の象徴と言われています。
波のひとつひとつが扇形をしているため、末広がりを意味し、水面近くを群れをなして飛び、難を避けるという千鳥と合わせた縁起紋様です。
菊は「不老長寿」の象徴。唐草は過去から未来まで変わらぬ「福寿の連続」を意味します。麻の葉は「繋がり」を意味します。
ひょうたんは種子が多いことから子孫繁栄の意味を持ち、ものに絡みつくことから、商売繁盛の象徴とも言われています。
大きなうさぎの耳をかき分けて小さなうさぎが覗き込んでいる様子を描いています。
海の中でくじらが潮をふいている様子を描いています。
子ぞうがりんごを食べたくて一生懸命登っている様子を描いています。
大きな毛玉の中にひつじが戯れている様子を描いています。
3兄弟のぶたが連なり遊ぶところを探している様子を描いています。
使用イメージ
アイテム詳細
素材:磁器
サイズ:直径10.8cm、高さ1.8cm
電子レンジ 可
食洗機 可
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