料理の味をレベルアップさせる最高クラスのエキストラヴァージン。これまでのオリーブオイル観を変えてしまうホンモノのクオリティを体験して!
■オリーブが有名な小豆島で、当代随一のオリーブオイル生産者
香川県の小豆島は、日本有数のオリーブ生産地として知られる島だ。1908年(明治41)、当時の農商務省がオリーブオイルの生産のためにアメリカ産オリーブの試験栽培を香川、三重、鹿児島の3県で試み、小豆島のみが栽培に成功した背景がある。時を経て現代では、小豆島産はおいしい日本産オリーブオイルの象徴となった。その中でも特に味と品質にこだわり、極上のエキストラヴァージンオイルを生み出しているのが八木農園である。
■最高賞受賞の常連。衝撃の味わいがオリーブオイル観を一変させる!
高級なオリーブオイルは誰もが判断できるほど味や香りに違いがあるが、八木農園はそのさらに上をゆく別次元。黄金色のオイルは芳しい香りを放ち、少しなめただけでフレッシュなおいしさが駆けめぐる……。それはまさに衝撃的体験! その驚異のクオリティは、日本オリーブオイル品評会において2位を、JOOTA AWARDSのライプフルーティー部門で2021年から3年連続最高賞を受賞するなど、数々のアワード獲得によって証明されている。しかし、ここまでたどり着くまでの道のりは長く険しいものだった。
■すべてがゼロの状態から始めたオリーブ作り。八木農園の悪戦苦闘
2009年、のちに八木農園 園主となる八木宏和さんは、鬱蒼と木々が茂った山の斜面を独りで開墾していた。まさかこんなことになるとは――。 20歳を過ぎてから、父親の故郷である小豆島へ移住した。ここで過ごした日々は長く、名産のオリーブに関心がなかったわけではない。しかし、自分で育てるなんてことはまったく考えていなかった。それなのに異業種からオリーブ農家に転身したのは、オリーブオイルを作ることに興味を抱いたからだ。
「当時、国産のオリーブに注目が集まっていましたが、僕は果実よりもオイルの方に何か引っかかりを感じていました。そんなふうに過ごしていたある日、『おいしいオリーブオイルを作って誰かに喜んでもらえるのは、幸せな人生じゃないか』と思うようになったんです」。
■たったひとりで奮闘するも、試練に次ぐ試練が訪れる
小豆島は先輩農家もいて、オリーブの試験場もあり、行政も新規就農に協力的。そんな有利な条件もあって、天啓を受けた八木さんは即行動に移す。が、ここで第一の試練が待っていた。オリーブ畑を借りるべく40軒ほどアタックしても、知り合いのつてをたどっても、誰も貸してくれなかったのだ。ようやく貸してくれる人を見つけた時には、すでに3ヶ月が経過していた。
そこからは試練の連続。借りた畑は荒れ果てていて、雑木林のようになっていた。業者に整理を頼むと予算オーバーになるため、独りで開墾を決意する。長時間チェーンソーと草刈機を駆使して、結構刈ってやったぞと後ろを振り返ると、これっぽっちも進んでいない。「この先俺はどうなるんだろう……」と天を仰いだ。
■苦難の日々が報われ、最優秀のオリーブ畑と評価されるまでに
どん底の気分になったところで、事態は好転する。周囲の友人知人が八木さんの窮地に気づき、畑を貸してくれるところを探してくれたり、開墾を手伝ってくれたりしたのだ。ほうほうのていで畑を耕し、なんとか約300本のオリーブを植えることに成功。気づけば2010年の春を迎えていた。
農業経験なし、畑もなし、信用もなしの本当にゼロからスタートした八木農園。最終目標の優れたオリーブオイルを作るためには、オリーブそのものの力が必要で、そのためにうまくいっている畑を見つけては直接聞きに行き、門前払いをくらいながらもわずかに相手にしてくれた先輩たちから良いやり方を吸収していった。小規模農園だからできる自分なりの品質管理方法を固めた八木農園は、2014年、小豆島で開かれる「オリーブ畑のアワード」である園地品評会で小豆島町長賞を受賞。そして2016年には最高賞を受賞するまでに至る。努力が実った瞬間、八木さんはもう一度天を仰いだ。
■単一農園(シングルエステート)でオイルにまつわるすべてを手がける
八木さんが手をかけたこの畑で採れるオリーブが、オイルのベースとなる。オリーブは世界で2500種あるともいわれ、八木農園では主にオリーブオイルに適した品種である「ミッション」、「ルッカ」、「アルベキナ」、「マンザニロ」、「ネバディロブランコ」を育成する。収穫は一粒一粒手摘み。実にストレスを与えず、熟れ具合や傷などを目視でき、選りすぐられた実だけを摘み取ることができるからだ。単一の農園で、オリーブの生産から収穫、搾油、ボトリングまで一手に行うのは、実は小豆島でも珍しいスタイル。しかし「品質を第一に考えたら絶対にこの方法がベスト」と八木さんは手間を惜しまない。
■収穫からわずか数時間! 超スピード搾油で新鮮なまま味を損なわない
「オリーブ本来の味わいを100とすると、生産の工程を経ることでどんどん損なってしまう。良いと思われることはすべてやり、できるだけ100に近いままオイルにするのが僕の考え」と八木さん。そのための手摘みであり、集荷した後の選別も目視によるハンドピックを行う。さらに、収穫から最短でわずか2時間30分、長くても6時間以内に搾油するという驚くべき速さで、超新鮮さを保っているのもポイントだ。
もうひとつ大切なのが搾油のためにオリーブをペースト状にする温度。コールドプレスを基本とするも、攪拌しているうちにどんどん温度が上がり、2度違うだけで味がほぼ変化してしまう。天候や湿度によっても微調整が必要な難しい温度調節と格闘しながら、八木さんは常に100を目指す。
■想像どおり、希少品。超ハイクオリティのエキストラヴァージン!
こうしてできた渾身のオイルは、国際オリーブ協会が定めるエキストラヴァージンオリーブオイルの基準が酸度0.8以下のところ、八木農園では0 .08~0.2未満%と超高品質を誇り、コンペ常勝も納得。クオリティを管理できる小規模生産を貫いているため、生産量は年間で5000本程度と非常に希少! さらに、ボトルは遮光用をもう一度黒に塗装した漆黒で、紫外線の影響をなるべく低く保つ。「口に入るまでが僕の仕事だから」とコストをかけてでも味を守りたいのだ。オイルをブレンドしない単一品種でリリースしているのも特徴で、今回は「ミッション」「ルッカ」「アルベキナ」の3種類を展開する。
■こだわりの3品種は、最高の「調味料」として輝く
エキストラヴァージンオイルはサラダやチーズに使うイメージがあるが、八木さんは「醤油や酢と同じように、料理なら何にでもかけてみて。オリーブオイルの味がミックスされたり、逆に素材の味が引き立ったりと、変化が楽しいですよ」とすすめる。
「ミッション」は青草や青りんごのような爽やかな香りと、辛味や苦味の主張が強い品種で、肉料理や、醤油に数適たらして使うといい。強い味わいの料理には強い味わいのオリーブオイルを使うと合いやすいものの、それにとらわれず自由に試してみるのがおすすめだ。バゲットにつけてダイレクトにオイルの味を楽しむのも◎。
■かけると料理の味がレベルアップ! プレゼントにもおすすめのギフト箱入り
「ルッカ」は青いバナナの香りやフルーティーな味わいが特徴で、豆腐や魚料理、和食の隠し味、アイスクリームにおすすめ。特に豆腐は、醤油+かつおぶしの通常食べ方の上からさらにオイルをかけることで、普通の豆腐がいきなりごちそうになったような錯覚を起こすほどのうまさに! アイスは、バニラと合わせれば甘味と対をなすオイルの苦味や複雑味を感じて、それらが一体となった驚きの味が誕生する。
3品種セット限定展開の「アルベキナ」はルッカに近い特徴だが、こちらは熟れたバナナの印象があり、味に惚れ込んだ八木さんイチオシの珍しい品種だ。衝撃の味わいを、ぜひ自宅でお試しあれ。クリスマスやお歳暮といった冬のギフトにもぴったりだ。
バリエーション
青い草の香り、青りんごのような爽やかな香りが特徴で、ハーブのような辛味や香辛料のような苦みを感じる。相性が良いのは、グリルした肉、スパゲッティ・ボンゴレなど繊細なパスタ、サラダ、フレッシュチーズ。またはオイルを主役にして、塩とパンでシンプルに。焼き魚、煮物などの和食料理や、醤油とも調和する(薬味のような使い方)。他にも、ジビエ料理・焦げ目のあるグリル料理、みそ汁、納豆、青魚の煮つけ、山菜や肝などにもおすすめ。
青いバナナの香り。フルーティーな甘さと、喉の奥で感じる優しい辛さが特徴。豆腐料理、白身魚、根野菜、カプレーゼなどにおすすめ。他にも、素材や味付けの優しい料理や、生クリームやスポンジケーキといった甘いデザートに使うと素材の良さがより引き立つ。
アルベキナ種は熟したバナナのような華やかでフルーティーな香りが特徴で、他にも様々な青いフルーツの香りが感じとれる。辛味が優しく、甘味も感じられる。サラダ、カプレーゼ、白身魚、貝料理のほか、おすましなどの汁物、ジャガイモのサラダなどに使うと豊かな香りが楽しめ、素材を引き立たせることができる。
使用イメージ
アイテム詳細
原材料:食用オリーブ油(オリーブ果実(小豆島産))
内容量:91g
賞味期限:製造日から1年6か月
栄養成分表示(100gあたり):エネルギー900kcal/たんぱく質0.0g/脂質100.0g/炭水化物0.0g/ナトリウム0mg
[保存方法]
直射日光を避け、常温で保存してください。開栓後はなるべく早めにお召し上がりください。オリーブ由来の沈殿物が生じる場合がございますが、品質には問題がございません。オリーブオイルは、低温で白濁し、凍結しますが、温めてお使いください。
[使用上の注意]
油は加熱しすぎると発煙・発火します。加熱中にその場を離れるときは、必ず火を消してください。水の入った油を加熱する、あるいは加熱した油に水が入ると油が飛びはねますのでご注意ください。