日々を豊かに“デザインする”
日常のタオルを選ぶという贅沢
ほんの少々、選ぶものにこだわると日々がもっと豊かになる…たとえば、タオルはそんな物のひとつではないだろうか。デンマークのデザイナー、ヴェルナー・パントンのテキスタイルを使ったこのタオルはそんな「日常の贅沢」を実現するにふさわしいアイテムだ。「Primo」と名づけられた柄は、滑らかな曲線を重ね、その規則性がまるで音楽の旋律の連続性を表現したような近未来的デザイン。パープル、ベージュ、ブルーグレーの3色は、鮮やかな発色の色を愛したミッドセンチュリーを代表するこのデザイナーらしいセレクトになっている。そのスタイリッシュなデザインやカラーもさることながら、触れてみるとそのやわらかくしっとりとした肌触りのよさに驚くに違いない。
今選ぶべき、環境まで配慮した
真のオーガニックコットン
このタオルを作っているのは愛媛県のIKEUCHI ORGANIC社だ。同様にある「今治タオル」の中でも、EUの厳しい基準もクリアしたオーガニックのテキスタイルメーカーとして、高い技術と品質を誇る純日本生産のタオルを生産している。原材料の綿花栽培からはじまり、自社工場で加工まで一貫した品質管理で作られたオーガニックコットンのみを採用。安全性はもちろん、環境への負担を最小限に抑えるという同社のものづくりへのポリシーは、品質への絶対的な自信の裏付けだ。すべての製品は、繊維製品に対する国際的な安全基準エコテックス規格のスタンダード100で、乳幼児が舐めても安全なクラス1を取得している。“オーガニック”が世に氾濫している今だから真の安心・安全にこだわる。
稀代のデザイナーを動かした
今治のオーガニックタオル
「ヴェルナー・パントンは、“トータルな空間デザイン”を目指したデザイナー。「パントンチェア」をはじめ、多くの作品を残した一方で、それひとつで完結する小さなものは作らなかったんです」と語るのは、このコラボを実現させたインテリアショップ・Mid-Century MODERNを運営するSTITCH JAPANの代表・皆川実直氏。ミッドセンチュリー期のデザイナーズ家具などを約20年にわたり取り扱う同店。2009年、日本で初開催されたパントンの大規模な展覧会に参画したことをきっかけに、今なお圧倒的な地位を誇る稀代のデザイナーに敬意を持って新しい商品を企画。同氏が今まで手がけたことのない“日々の生活をデザイン”するタオルを提案した。「サンプルを手にした本国から『このタオルなら生前の本人も喜んで引き受けただろう』という返事をいただきました。まさに、IKEUCHI ORGANIC社のものづくりに対する精神があってこそ生まれた逸品だと思います」(皆川氏)
滑らかな心地よい風合いを
日々のはじまりと終わりに
オーガニックコットンに、シルクのように贅沢な風合いのバンブーレイヨンを合わせた生地は、保湿性が高く、しっとりとしていて肌の上を流れるような滑らかさ。その、しなやかさを堪能できるようあえて厚さを抑えて仕立てている。洗濯を繰り返しても脱毛しにくく、吸水性が損なわれにくいのは「今治タオル」の特徴のひとつ。素材作りからこだわっているため、デリケートなお子様の肌にも安心だ。そして何より、織りの工法で「PRIMO」の滑らかなカーブを表現したデザインは、置いておくだけでその空間をセンスアップしてくれるだろう。一日の始まり、そしてその日をリセットするために使うタオルにこだわる・・・こんなアイテムなら、日々の暮らしにワンランク上の豊かさをもたらしてくれそうだ。
Verner Panton / ヴェルナー・パントン [1926-1998]
1926年デンマーク生まれ。コペンハーゲンの王立美術アカデミーで建築を学んだ後、アルネ・ヤコブセンの建築事務所を経て、55年にデザイン事務所を設立。ルイスポールセン社から発表された照明などのプロダクトデザインのみならず、床・壁・天井を一体化させた有機的な空間「ファンタジー・ランドスケープ」に代表とされる空間を作る手法にいたってもオリジナルティとアイデンティティが光る。ミッドセンチュリーデザインの象徴ともいわれる「パントンチェア」など、現在も生産が続けられている製品も多い。20世紀を代表する北欧デザイン史を語る上で欠くことのできないデザイナーのひとり。
© Verner Panton Design
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品切
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ハイボールグラス
【STITCH JAPAN】松徳硝子製 特注ハイボールグラス「弐」(特製桐箱入り)...松徳硝子の技術で実現した極薄のハイボール専用グラス
5,500円(税込)
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