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江戸の粋人たちが好んだ、シャレのきいた縁起柄をとりいれた、守袋(まもりぶくろ)。日本に古くから伝わる技法や素材を日常の中で気軽に取り入れてもらいたい。そんな理想を追い求め、邁進するポンピン堂に話を聞いた。

ポンピン堂の守袋の大野耕作氏

江戸通人が好んだ
縁起柄を持ち歩く

瓢箪が六つで「六瓢」、転じて「無病息災」の意。あるいは「千鳥=千取り」という語呂合わせで、より多くのものを手に入れるという意味合いなどの縁起柄を染め抜いた守袋(まもりぶくろ)。もともとは着物を染める技法として受け継がれてきた「江戸型染」をアレンジ。「紋様はどれも、江戸の粋人が好んだ、語呂掛けの縁起柄ばかりです。そして、守袋の素材は会津木綿。このように、日本に古くから伝わる技法や素材から作られています。」(代表・大野耕作氏)。ポンピン堂では大野氏とその妻、義母の家族3人で製品の企画・デザイン、製造から検品出荷まで全てを行う上、その大部分が手仕事によるもの。当然ながら、作れる数には限りがあり、稀少な存在となっている。

メイドインジャパンの魅力を再発見する瞬間「ポンピン堂の守袋」

メイドインジャパンの
魅力を再発見する瞬間

もともとは、家具の設計に携わっていたという大野氏が、型染めの世界に飛び込んだのは結婚がきっかけだったとか。「妻の実家は江戸時代末期から代々続く染屋を営んでいます。その型紙を見て、こんなに素晴らしいものがあるのかという驚きと、それが世の中に知られていないもどかしさを感じ、結婚後すぐ妻と一緒にポンピン堂を立ち上げたんです」(同)。日本には300年もの歴史の中で、さまざまなフィルタリングに堪え、残ってきたデザインがたくさんある。海外発のデザインも素晴らしい。でも、日本にも負けないくらい素晴らしいデザインあがることを多くの人に知って欲しい。この小さな守袋には、そんな大野さんの想いが詰まっている。

小型デジカメに数珠、印鑑、常備薬。用途は様々「ポンピン堂の守袋」

用途は様々。小型デジカメに
数珠、印鑑、常備薬……etc

ポンピン堂に守袋が登場したのは、ちょうど7年くらい前のこと。タバコがギリギリ入らないくらいの小さな袋。もともとは江戸時代に「お守りを入れ、懐中にしのばせておく袋」として流行したが、現代ではどのような使い方があるのだろう。使い方は人によってもまちまちですが、例えば、小型のデジタルカメラ。また、数珠、印鑑、お薬などを入れるという声もありました。また、年配の女性でお孫さんにあげる“飴入れ”としてお買い求めいただいたこともありました」(同)。口の部分が両縛りになっているので、アクセサリーなど細かいものを持ち歩くのにも向いている。

大切な人への贈り物としても重宝されている「ポンピン堂の守袋」

守袋は想いの受け皿。
“依り代”のようなもの

縁起柄の守袋は、大切な人への贈り物としても重宝されている。例えば、体調を崩した友人に、早く良くなって欲しいという祈りを込めて、六瓢柄の守袋を贈る。あるいは早春に新芽を出すワラビになぞらえた、健康祈願のモチーフである「早蕨」(さわらび)など、相手へのメッセージを縁起柄に込めて贈るという使い方もできる。「守袋は単なる巾着ではなく、想いの受け皿。ある種の“依り代”のようなものなのかもしれません」(同)。紋様ひとつひとつの由来を知り、好みなどのも加味しながら、最もしっくりくるものを選び抜く。そんな楽しみを存分に味合わせてくれるのが、このポンピン堂の守袋なのである。

2017年 干支モチーフ守袋
守袋
はんけち
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