【yusamizu】カシミヤ100％マフラー “ノスタルジー”

■藤巻ブルーを特注！最高級カシミヤ×和の美意識が織りなす一枚
とろんと滑らかで、ふうわりと軽い。肌に触れるだけで人々を虜にしてしまう、“繊維の宝石”カシミヤ。誰もが憧れる高級素材だが、昨今ではファストファッション系のブランドでも簡単に手に入るようになった。そんな今こそ、あなたの審美眼を発揮し「本物のカシミヤ」をさらりと巻いて歩いてみたくはないか。本日ご紹介するのは、藤巻百貨店初登場となる「yusamizu（ユサミズ）」のカシミヤマフラー。最高品質のカシミヤを使い、旧式のシャトル織機でゆっくりと織り上げたマフラーは、一日に４枚しか織れないという超希少な品だ。“糸、織、染”と、すべての工程に日本の職人技と美意識を注ぎ込んだ一枚は、あなたの想像を超えたとろみ感を味わわせてくれる。さらに今回は、藤巻百貨店のためだけに糸から誂えた「特注ネイビー」を47点限定でご用意！ 他のカラーもごく僅かしか扱えない貴重な品ゆえ、争奪は必至。冬だけの“幸せの手触り”、どうせなら最上の逸品を手に入れて。

■生地を“主役”に。テキスタイル界の重鎮が辿り着いた境地
「yusamizu」は、テキスタイルデザイナーである田村勝氏が2013年にスタートさせたストール・ショール専門ブランド。この道50余年、数々の有名ブランドや一流企業と企画を共にし、服飾のテキスタイル一筋で業界を牽引してきた田村氏がキャリアの集大成として選んだのがストールだった。「洋服は、生地だけではなくデザインや縫製、装飾品など、さまざまな要素がひとつになって完成します。どうしたら自分がこだわって作り上げたテキスタイルが“主役”になれるのかを考えた時に、ストールに辿り着きました」と田村氏。「yusamizu」では、“本物は人を裏切らない”を信条に、全てにおいて最上のクオリティを追求。オリジナルの糸作りに始まり、希少な織機で織り上げる生地、京都西陣をはじめとした国内での染色など、メイドインジャパンのものづくりにこだわっている。「流行の移り変わりが激しい世の中で、上質な“もの”はいつの時代も求められています。世界に誇る日本のものづくり魂で、本物を生み出していきたい」と語る。

■最高級カシミヤを贅沢に。こだわりの糸が生む「特注藤巻ブルー」
天然繊維の最高峰といわれるカシミヤは、カシミヤ山羊の産毛を梳いたワタから生まれる。「yusamizu」では、最高ランクを誇るモンゴル産カシミヤを贅沢に使用。それをワタの状態で芯まで染め上げ、糸に紡いでゆく。「ワタから染めることで、より奥行きのある色合いを表現することができるんです。カシミヤの糸はほとんどが中国製ですが、yusamizuでは糸づくりからジャパンメイドにこだわっています」と田村氏。今回、ワタの染めから紡績までを手掛けたのは、織物産地として名高い大阪・泉大津の老舗メーカー。色はすべて日本の古代色をベースにしており、中でも「特にこだわりぬいた」と語るのが、当店のためだけに仕立ててもらったネイビーだ。「まずワタを異なる２つのブルーに染め上げ、それを撚り合わせて一本の糸を作ります。これを杢糸と呼びますが、その杢糸をタテ・ヨコに使い織り上げることで、深みのあるブルーを生み出しました」と田村氏。

■空気を織る。希少な旧式織機が生む風のような軽やかさ
極上の“ふわとろタッチ”を生む最大の秘密は、「織り」の工程にあった。使っているのは昭和30年代から残る旧式のシャトル織機。「本当に古い織り機なので、現存しているものもごくわずか。各産地の機屋を巡り、協力をお願いしました」と田村氏。糸にテンションをかけないようゆっくりと織り上げた生地は、空気をたっぷりとはらんだ仕上がりに。氏はこれを、「空気を織る」と表現する。「杼（シャトル）の中の横糸を手作業で継ぎながら織り上げていくため、職人はつきっきりです。手間は手織りとほとんど変わりません。そうすると一日に４枚織り上げるのが精いっぱい」。マフラーの両端に走る美しい耳（セルビッチ）は、旧織機で織り上げた証だ。さらに「yusamizu」がこだわるのが、「整理加工」と呼ばれる織物の手触りや風合いを決める最後の工程だ。「マフラーは手触りが命です。どんなにいい素材を使っても整理加工が疎かではいいモノは生まれません」と同氏。マフラーなど幅の狭い織物の加工を行う工場は非常に数が少なく、ここにも日本の高度な技術が生かされている。

■数量限定！“ふわとろ”な巻き心地で、本物と共に過ごす冬を
デザインのアイデアは「直感で、パッと降りてくることが多い」と田村氏。今回のマフラーの名は“ノスタルジー”。これは、大航海時代に新大陸に渡ったヨーロッパの人々の夢や希望、望郷の気持ちを表現したものだそう。どこか懐かしさや素朴さを感じさせるデザインで、ナチュラルな風合いが大人の余裕を醸してくれる。ビジネスシーンはもちろん、休日のカジュアルな装いにも馴染んでくれそうだ。空気をたっぷりと織り込んだ一枚は防寒性も抜群。ぐるりと一周巻くのにもワンループ巻きにも丁度いい長さで、さまざまなアレンジを楽しめる。ボリューミーなのに重さはわずか135g。羽衣をフワリと纏うような感覚をぜひ味わってほしい。カラーは全12色。ネイビー以外はタテ糸にトップグレーの糸を使用しており、淡く優しいトーンがなんとも美しい。いずれのカラーも完売したら最後、次回生産は全くの未定。自分へのご褒美や大切な方へのギフトに、特別なカシミヤマフラーを選んで。

田村 勝 MASARU TAMURA
群馬県生まれ。繊維業界一筋に生地の開発に邁進。若き日のマークジェイコブスとも企画を共にし、 特にジャガードに関しては類まれな想像力と感性を注ぎ、後に田村氏の代名詞となる。その才能を高く評価され、ホテルミラコスタ（東京ディズニーシー）開業時のジャガード生地の企画開発や、 ディズニーランドホテルの全てのユニフォームの生地開発を手掛ける。 また、エルビスプレスリーの衣装の復刻をするなど、長年培った技術と知識は多岐にわたり反映されている。 近年は、国内ではマスターマインドジャパン・ランバンコレクション・伊勢丹メンズ・和光など、海外では韓国最高峰ブランド「TIME」とダブルネームでの企画をするなど、活躍の場は広がっている。