【JINMON】ICHOシリーズ クラッチウォレット

■新宿御苑発の実力派レザーブランド「JINMON」の世界が楽しい
都会の真ん中にありながら豊かな自然が広がる「新宿御苑」のすぐ傍にアトリエ兼ショップを構えるレザー製品ブランド「JINMON（ジンモン）」。デザイナー・陣門大輔氏の独特な感性と発想とともに、フォルムの美しさだけでない道具としての利便性や機能美を追求するブランドだ。藤巻百貨店への登場が初となる同ブランドの第一弾商品は、植物の葉をモチーフに新緑や紅葉といった季節感を表現した「ICHO」シリーズ。陣門氏によれば「使うごとに味わいが増す“革の経年変化”を植物が成長過程で見せる“生命の変化”になぞらえ、自分なりの自然への解釈をデザインに落とし込んだ」という。ここでご紹介するのは、スマートフォンもすっぽり収まる大きめサイズのかぶせ型長財布「クラッチウォレット」。色鮮やかなレザーを折り込んで立体的な丸みを作り、洗練されたデザインの中に自然の“癒し”や“優しさ”が漂うレザーアイテムに仕上がってる。。

■緻密な設計が生みだす造形美。JINMONが実力派と言われるワケ
「JINMON（ジンモン）」は、デザイナー・陣門大輔氏が2015年に立ち上げたレザーブランド。服飾専門学校にてバッグの製造を基礎から学んだ陣門氏は学生時代よりコンテストに入賞するなど、早くからその個性と実力を発揮。卒業後は国内の大手ファスナー会社や、日本でも人気を博す英国のバッグブランドで企画・デザインの経験を積み、現在はフリーランスのバッグデザイナーとして幅広く活躍している。「JINMON」では、理想的なものづくりを実現するためにデザイン、パターン、サンプル作成まで自社で一貫して行う。「合理的な機能美がデザインの醍醐味。」と語る陣門氏がこだわるのは、パターンと造形。例えば、一本の縫製ラインが「2枚の革を繋ぐこと」と「ポケットを作ること」というふたつの役割を果たすための設計に注力。既定路線にとらわれない自由で斬新な発想ながらも、そこには使い勝手の良さや機能性も緻密に計算されている。

■高級メゾン御用達の鮮やかゴートレザーを独創的な構造で
「ICHO」シリーズのメイン素材は、フランスのタンナー「ALRAN（アルラン）社」の高級ゴートレザー。世界的な知名度を誇るハイブランドも御用達というこのゴートレザーは、上品で美しい発色とはっきりとしたシボ、適度なコシが特徴。きめ細かく繊細な革質でありながら、軽くて傷にも強いため、気品と実用性の両方を併せ持つ。使ううちに光沢と柔軟さが増し、手にしっとりと馴染んでくる様子もまた愛おしい。外観は非常にシンプルな「クラッチウォレット」だが、かぶせフタを開けてみるとその独創的な構造に驚かされる。レザーを折り込んだ袋二つを前面と背面で合わせ、さらにその合わせ面をコインケースに…、というなんとも合理的で斬新な発想には思わず感嘆の念を禁じ得ない。また、内装や裏地にはイタリア産の牛革を採用。この牛革に鮮やかカラーのコバがアクセントとなり、内装がツートーン仕様となっているのも視覚的に楽しいポイントだ。

■取り外せるカード棚で、日常の使い勝手もドレスアップも自在に
大容量の収納を誇る「クラッチウォレット」における最大の特徴は、やはりカード棚が取り外しできるというユニークな仕様だろう。カード棚を仕切りにしたり、気軽に位置を変えたり、取り外して大量の紙幣・小銭・カード類をざっくりと収納したり…と、自由度の高さが魅力。なお、かぶせフタの付け根にもカードポケットがあり、こちらは交通系ICカードなどの収納に便利だ。スマホが入り、余裕のあるたっぷりサイズの「クラッチウォレット」は、オフィスでのランチタイムや近所への買い物など「ちょっとそこまで」の外出時に重宝。また、結婚式の二次会などのパーティ、観劇やコンサート、旅行先での貴重品用バッグとしても活躍しそう。カラバリは、新緑の若葉をイメージした「グリーン」、紅葉の「イエロー」、雪景色の「ライトグレー」、秋の夜長を思わせる「ネイビー」の4色を用意。美しい発色の革小物はコーデのアクセントとして一役買ってくれるに違いない。