【LITSTA】プエブロラップハーフウォレット

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劇的なエイジングが魅力の“プエブロ”の二つ折り財布。より革の良さ、育てる喜びを実感できるのはシンプルを極めた構造だからこそ！

■小さい財布派必見！プエブロで「包んだ」ユニークアイテム

スマホ決済やキャッシュレスの決済が進みつつある今、求められる財布の形とは？蔵前を拠点に活動するレザーブランド「LITSTA（リティスタ）」が出したひとつの答えがこの財布。必要十分な収容量を持ちつつも、銘革・プエブロレザーの一枚革でクルンと包んだ“ぽってり”とした形がかわいく、愛着を寄せた末の経年変化も美しい。ただ小さいだけじゃダメなんだ。この時代に財布を持つなら、こういう素敵さと遊び心がなくては！

■留め金がなく、片手で開きやすいからストレスフリー。時短にも！

形はやや小さい二つ折り財布といった印象。「Wrap」（ラップ）と名付けたこのシリーズは、文字通り革で包んだ形状が特徴的だ。縫っている箇所はわずか、裁断したままのレザーを多用することによるラフな感じがカッコいい。パンツのポケットからサッと出して、パカっと開いて中身をチェック。その動線が非常にスムーズで、使いやすいポイントだ。はじめのうちは自然に開いてしまうが、使っていくうちに革が馴染み、閉じた形を維持するようになる。

■キャッシュレス派の人が使いたくなる楽しさ、かわいさ

包んでいるからこその、外観のぽってり感がかわいい。端を縫っていない理由は、この形を出すことと、もうひとつ。ステッチを入れると2～3mmがデッドスペースとなり、その分サイズが大きくなってしまうからでもある。ギリギリまでカードや紙幣の収納部分を攻めつつ、小さくするためには必然の選択だったのだ。

デザインしたのは、LITSTAの若手職人・Moeさん。「キャッシュレス決済に慣れている人を前提に、それでも使いたくなる、最低限のものが入る財布をイメージしました。閉じると外からまったく縫い目が見えず、革の素材感や量感がそのまま楽しめるところが気に入っています」。実際、見た目や中の構造にビックリされることが多いとのこと。

■必要最低限の紙幣、カードが入る！超機能的な構造

その構造は、外側の一枚革と、カードスペース、コインスペースの3つの要素で構成されている。紙幣部分には札が分けられる仕切り付きで、これが全体の補強にもなっている。カード入れはクレジットカードなら3枚程度、厚みによっては5枚程度が収まる。一箇所だけ角が出ているので取り出しやすさがあるのもうれしい。コインポケットの後ろにもカードが2枚程度入る設計で、最大で7枚程度収納できる。

カードが落ちないのか？という声も寄せられるが、カードケース部分は心配なし。ただ、コインポケットの後ろのカードは逆さまにすると落ちてしまうのでそこだけ気をつけたい。コインポケットはフラップ付き＆しっかり縫製。片マチで広げやすく、取り出すのも簡単だ。コインポケット端のカシメを中まで打ち抜いているから、コインが奥に入り込んで取れなくなることもない。

■育つ革の魅力を堪能できるのは、握る機会が多い小さな財布ならでは

そして、この革である。イタリアの老舗タンナー、バダラッシー・カルロ社の「プエブロ」は、LITSTAが作るユニークなレザーアイテムと非常に相性がよく、これまでにいくつもの傑作が誕生している。植物性タンニンを使用し、ゆっくりとオイルを染み込ませていく伝統の「バケッタ製法」によって鞣された革は、表面にあえて細かい傷をつけ起毛させた、「こすれた」ような素朴な表情とザラリとした触感が特徴だ。

使うにつれこの起毛感が落ち着く代わりに、深い色みと共にしっとりとしたツヤが表面を覆う。この「革が育っていく」感じが、多くの人を惹きつけている。ご覧のとおり、育った後のプエブロは、同じ革とは思えないほどの劇的な変化が。時間をともに過ごしたことが目でわかり、より愛着が湧いてくることだろう。ここに心がくすぐられるのだ。紙幣の仕切り部分は線状の跡が出やすく、そうしたアタリもまた魅力的。

■レザー主体のシンプルなものづくり。遊び心と機能性を添えて。

「LITSTA」は、皮革素材に魅せられたデザイナーの佐藤祐樹さんとディレクターの木村由香里さんが2010年にスタートさせたレザーブランド。革職人や個性派ショップでひしめき合う東京の蔵前を拠点に、既成概念にとらわれず、様々なジャンルのものづくりの要素を取り入れた自由な設計、遊び心のある金具使いや、ギミックに富んだものづくりを行っている。

ブランドを立ち上げて間もなく発売したCoin Walletシリーズは超ロングセラーを記録。他のアイテムも素材選定からデザイン・設計、金具に至るまでこだわり抜き、ハンドメイドならではの温もりと大人が楽しめる遊び心、機能性をも兼ね備えて、男女問わず幅広い層から愛されている。

■「好きだから」でいい。ラフな感じと革に惹かれたらこれ！

財布を持たなくても支払いが可能になった今、誰しも「好きなもの」や「いいと思ったもの」への優先度が高くなっている。プエブロの表情や変化が好き、かわいい形が気に入った、そういう方はこの財布は非常におすすめだ。見た目がいいだけでなく、収納力や使い勝手も優れているのだから。究極のミニマリストには、この財布でも大きいと感じるかもしれない。でも、財布に遊び心を求めている人や、使うことを楽しめる人にとっては、最高の相棒となってくれる！

鮮やかな色から渋好みまで擁する多彩なカラーリングも魅力！ぜひ使い続けて、その魅力を最大限に引き出してほしい。「この業界に入る前は、革ってデリケートなイメージでした。でも、本当はガシガシ使っても問題ないくらい頑丈だし、特にプエブロは使ってこそ完成するところがある。革好きはもちろん、あまり革に触れてこなかった人にもおすすめしたいです」とMoeさんも太鼓判を押す。手の届きやすい価格なのでプレゼントにもどうぞ！