【金照堂】麟 Lin 富士山ショットグラス

富士山×メタリック有田焼のユニークすぎる出会い！光や見る角度で表情が変わる幻想的な美しさを愛でたい

■有田焼の富士山、なんだかキラキラしてる!?

夏には登山客で賑わい、冬には雪化粧の姿で人々を魅了する富士山。末広がりの形や、日本一の高さを誇ることから、縁起物やギフトとしても人気だが、その中でも決定版といえる有田焼のショットグラスが登場する。日本伝統の焼き物である有田焼……のはずなのに、普通の有田焼とは一線を画すこのキラキラとした富士の表情はいったい!? ニューヨークの人々から喝采を浴びた唯一無二の仕上げをしかと見よ！

■小さな富士山をこの手に。使って贈って愛でたい！

ガラス、銀器、豆皿、ピアス等々、藤巻百貨店では数々の”富士山アイテム”を扱っているが、自宅での一献やちょっとした贈り物にぜひおすすめしたい逸品がこの「富士山ショットグラス」だ。全体的にあえてざらっとさせた表面を持ち、有田焼の特徴である白い肌を雪に見立て、末広がりの形を利用して小さな酒器にしたデザインは、まさにミニチュアの富士山。うまくデフォルメした愛らしい姿にズキュンと胸撃たれたら最後、そばに置いておきたい所有欲が止まらない！

■メタリックな「麟 Lin」のデザインが世界中から高評価！

デザインの極めつけは色の部分。金属の光沢を思わせるメタリックなテクスチャーが、普通の有田焼とはまったく異なる高級感をたたえていて、小さな酒器ではあるものの存在感が非常に強い。これこそが、佐賀の金照堂が「麟 Lin」（リン）と名付けた上絵の具の仕上げ。キラキラとした表情は、見る角度や光の当たり方で色と輝きが微妙に変化し、見る者を飽きさせない。

「麟 Lin」シリーズはアメリカ最大級のインテリアと雑貨の展示会「NY NOW（ニューヨーク・ナウ）2019夏」において、アクセサリー部門の最高賞である「BEST IN SHOW」を受賞。日本を飛び越え、国際的に評価されている。またこの富士山ショットグラスも、ふるさと祭り2020にて開催された「おみやげグランプリ」において、グッズ・ノベルティ部門のグランプリと観光庁長官賞のダブル受賞を果たしている。

■実はめちゃくちゃ実用的！場になじむ表情で「使える」酒器なんです

ギラギラではなくしっとりとした光沢感の富士山ショットグラスは、食卓にすんなりとなじみながらも個性を放つ。それは光で表情を変える「麟 Lin」が、時にビビッドに、時に鈍く発色する（ように見える）から。和洋のインテリアを選ばずにその場に勝手になじんでくれるとは、なんて便利なやつ。日本酒と少しのつまみとで、富士の山を持って乾杯といきたい。

左：ブルー、右：エメラルド。日本酒のおちょこにちょうどいいサイズで、食事の場になじむデザイン。光によって表情を変え、沈みこんだカラーにも見える。電子レンジも使えるので、お酒を入れたままチンして熱燗にしてもOK！

左：パープル、右：グリーン。ショットグラスだからウイスキーなど蒸留酒のストレートにもおすすめ。グリーンは、イエローにもゴールドにも見える玉虫色だ。

釉薬がかかり、有田焼らしい白さが際立つ見込み部分も富士山の形！ ウイスキーや緑茶など濃い色のドリンクを入れるとより形がはっきりとわかって、ちょっと楽しい。色違いで複数揃えて、アミューズのひと口スープに使うのもアリ！

■古伊萬里や鍋島の技術を継承し、再び世界の「Arita」へ

「麟 Lin」を製作しているのは、有田で1961年に創業した金照堂。代表の金子真次さんが、2016年の有田焼創業400年に合わせたアイテムを模索するうちに目に止めた、色とりどりのカラー南部鉄器から着想を得て有田焼×メタリックのアイデアが誕生した。これが後に「麟 Lin」の質感を決定づけ、世界市場へ打って出るきっかけに。

製作においては金属の質感を目指しつつ「有田焼ならではの表現とは？」を問い続けて試行錯誤を重ねた。初めて焼き上がった「麟 Lin」の姿は、長く有田焼を見てきた金子さんですら「こんな色が焼きもので出るのか」と驚いたそうだ。これも、400年積み重ねられてきた有田焼の伝統技法があってこそ。単に上絵の具を乗せてもこの質感は出ないため、素焼き、内側の釉薬をかけた後、下地塗り、上絵の具を塗った後と、4回の窯入れを経てようやく完成する。小さくてかわいらしい富士山の裏には、想像以上に手の込んだ有田焼の工程が隠されている。

「麟」は金子さんの先祖であり、明治から昭和にかけて活躍した有田焼の赤絵師・金子麟蔵の名前から。卓越した職人技と先見性に富んだデザインを繰り広げた麟蔵氏へのオマージュを捧げている。

■小さな富士山を飾る楽しみもあり。ぜひ4色コンプリートを！

くるくると表情を変える「麟 Lin」の幻想的な美しさと、背景にある有田焼としての完成度の高さ。それらを、日本を象徴する富士山のデザインで味わえるのが本アイテムだ。シリーズ最小クラスのミニサイズで、軽い気持ちで使う／贈るができるのもいいところ。また、伏せた形がまさしく富士山なので、使わない時はディスプレイするのもおすすめ。有田焼の枠を超えたグッドなプロダクトを、自宅用やプレゼントにぜひ。