“織りっぱなし”の空気感を纏う。国産帆布×イタリア伝統レザーがくったりと体に寄り添う「三日月ショルダー」
■大反響! 雰囲気抜群の“ヘリンボーン帆布”バッグに新作!
“織りっぱなし”の雰囲気に惚れこむ人が続出! 岡山のヘリンボーン帆布にイタリアのバケッタレザーを合わせた「TRIALOGUE STUDIO(トライアローグ ストゥディオ)」の人気シリーズに新作が到着。今回お目見えするのは、三日月型のショルダーバッグ。「最近は小さめのバッグが主流ですが、もう少しざっくりとした使い心地のショルダーバッグを作りたかったんです」とディレクター・市澤さん。サイズに余裕を持たせ、素材の風合いを楽しめるデザインに仕上がっている。
■素材、サイズ、シルエット。すべてが噛み合った美デザイン
「三日月フォルムは、はじめから意識したものではないんです」と市澤さん。この素材・サイズ感で、最もフォルムが美しく出るデザインを考えた際に、このカタチに辿り着いたという。特筆すべきはファスナーが走る間口部分。直線ではなく抉れたようなシルエットにすることで持ち上げた時にバッグが自然とたわみ、美しいフォルムを生んでくれるのだ。「技術的にはちょっと大変なんですが、ここは譲れなかったポイントですね」と語る。
底面にレザーのパイピングを施すことで、男女どちらでも持ちやすいユニセックスなデザインを意識。「丸みのあるバッグは柔らかい印象になりがちです。そこで、全体の雰囲気が甘くなりすぎないようレザーをプラスしました」(市澤さん)。デザイン性はもちろん、バッグの強度UPにもつながっている。
■岡山で織り上げた風合い豊かな生地を“そのまま”使う
ヘリンボーン柄の帆布生地は、ポーランド産の麻糸を岡山のシャトル織機で時間をかけて製織したもの。「太番手の糸をとにかく高密度に織り上げています。生地にしっかりとした厚みと立体感があるのが特徴で、とても表情豊かな生地です」(市澤さん)。
生機とは、染色やノリを落とすなどの加工をする前の“織ったまま”の状態の生地のこと。「生機はパリッとしていてハリがあり、独特の風合いが持ち味。これでバッグを作ったら素敵だなと思ったんです」と市澤さん。生地は数週間ほどでこなれ、くったりとした風合いに。生機ならではのエイジングも楽しみたい。
■何世紀も受け継がれる伝統製法。極上のバケッタレザー
ネイビーの革は、イタリア・サンタクローチェでもタンニン鞣し革の御三家として古くから知られる「ロ・スティバーレ社」のショルダーレザーを使用。1000年以上前から受け継がれるバケッタ製法で作られており、 3.5mmと肉厚ながらなめらかな手触りが特徴。植物タンニンをじっくりと時間をかけて染み込ませながら鞣した革は、エイジングも絶品だ。
「革を裁つ際に包丁を使うのですが、上質な革のことを職人はよく“包丁切れが良い革”なんて表現するんです。いい革は断面が荒れず、スパッとなめらかに切れる。この革がまさにそれですね」(市澤さん)。コバや床面が美しくなめらかなのは、繊維がしっかりと詰まっている証。一枚革仕立てのショルダーベルトで、そのしなやかさを堪能してほしい。
■見た目以上にしっかり入る&深めの外ポケットが便利!
内部にはジップポケットと、オープンポケットが2つ。メイン収納部は見た目以上にたっぷり入り、13インチ程度のノートPCなども持ち歩ける。
ポイントは、バッグ両面に取り付けた外ポケット。500mlのペットボトルがすっぽり入るサイズで、スマホやハンカチ、飲みかけのペットボトルなど、サッと取り出したいモノを入れておける。
■風合い至上主義。ブランドの「らしさ」を体現したモデル
TRIALOGUE STUDIOは、日本を代表する老舗ファクトリーで研鑽を積んだクリエイター数名が2021年に起ち上げた、今注目のバッグブランド。魅力的な素材をキャッチアップする審美眼と、素材の良さをうまく料理しアイテムに落とし込む手腕は見事。使い手が持った時に最も美しく見えるよう計算されており、全てのバッグは日本の職人の手で丁寧に仕上げられている。今回のショルダーバッグも、そんなブランドの「らしさ」が詰まったモデルと言えるだろう。
■普通にいいバッグが生まれる世の中をつくりたい
「日本のものづくりは今、コストや資源の高騰からこれまでどおり手仕事を行うことが難しい環境にあります。職人の丁寧な仕事で、心地よく使える素敵なアイテムが完成し、まっとうな価格で販売することを普通にしたい」と市澤さん。そんなふうに考えているブランドだから、シンプルでも作りに手抜きは一切なし。むしろ素材やディテールに並々ならぬこだわりを発揮する。
■「この雰囲気が、なんか好き」大人の自然体を引き出すバッグ
“麻素材=夏もの”というイメージを持つ方も多いと思うが、このバッグは通年で使い回しても違和感ナシ。オンオフ・季節を問わず活躍してくれる。例えば、カジュアル派の通勤バッグや、両手を空けて出かけたい休日シーンに…。あえて荷物を少なくして、くたっとしたフォルムを楽しむのもいい。素材の風合いをそのまま味わうバッグだからこそ、肩ひじを張らない自然体のカッコよさをさりげなく引き出してくれそうだ。
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:麻、付属:牛革
サイズ:W46cm (開口部)×H29cm×D9cm、ベルト:98~110cm
重さ:約684g
製造国:日本
※染色前の生地を使用しているため、濃色の衣類やデニム等から色移りする場合があります。十分にご注意ください。
※濡れた場合には、乾いた柔らかい布で擦らずに水分を拭き取り、陰干ししてください。カビの発生を避けるため、多湿を避け風通しのいい場所で保管してください。メンテナンスのクリームは、素材に合ったものをお使いください。