【beruf baggage】URBAN EXPLORER 多機能バックパック

都市型ビジネスパーソン＆トラベラー必見！ URBAN EXPLORERの集大成。2気室のスマートモデルにしてビジネスリュックの決定版

■beruf baggageデザインの集大成。フラッグシップモデルが登場

シンプルかつ洗練されたルックや、機能的なポケット、調節しやすいベルトなど、優れたトータルデザインで人気を博すバッグブランドが「beruf baggage」（ベルーフバゲージ）だ。都市を行き交うトラベラーやビジネスパーソンのための機能を搭載したURBAN EXPLORERシリーズから、最上位モデルとそのダウンサイズモデルの2つのリュックが到着！ そのできばえを一言で表すならば、“ビジネスリュックの決定版”。ぜひチェックしておきたい！

■美しいフォルムで、ビジネスファッションと絶妙に融合

PCをはじめ荷物が充分に入ることや、両手が空く機動力の高さ、仕事着のカジュアル化が進んだことなどを背景に、今やビジネスバッグの筆頭とまでいえる地位を築いたスクエア型リュック。beruf baggageで従来から展開していたモデルをベースに、これまでのデザインの知見やユーザーからのフィードバックを反映させて作り上げたのが今回のアイテムだ。

究極の引き算で導かれたシンプルなフォルムは、スーツやジャケパンとみごとに調和する。にも関わらず、普通のビジネスリュックとは違って、カジュアルウェアに合わせても違和感がない見た目になるのがデザインの妙。トラベルにも普段使いにも連れ出せるから、オンとオフの両面で活躍できそう。

■2モデルのこだわり抜いた使い勝手をチェック！

「URBAN EXPLORER PRO」と名付けられた最上位モデルは24L、「URBAN EXPLORER NARROW」はそれよりもやや小さい17L。使い勝手はほぼ同等に作られており、容量と見た目のサイズ感が大きな違い。どちらもスマートな見た目と優れた使用感で、ビジネスリュックに最適な特徴を持っている。共通するポイントをピックアップしていこう。

URBAN EXPLORERシリーズ初の2ルーム仕様を採用し、背中側のテックコンパートメントはPCとデジタルガジェット専用の部屋とした。メインのフロントコンパートメントを開けることなくPCにアクセスできるのは、実際に使ってみると非常に便利。フロントコンパートメントは底まで切られたダブルジップで大きく開き、しかもペタンと倒れることなく止まる。この状態での荷物の出し入れはラクラクだ。

■サイドポケットが驚異的。背負ったままでもアクセス可！

本体の外側にポケットがないのは防犯面を考慮してのこと。代わりに背中側の両サイドにポケットがあり、財布やスマホなど頻繁に出し入れするアイテムの収納に便利。リュックを背負ったまま取り出せるのは、自転車乗りのためのバッグを作ってきたberuf baggageらしいディテールだ。このポケットはテックコンパートメントの下のスペースを利用しており、袋状の構造になっているから、背中から圧迫されることなく広々と使える。ケーブルを通せる穴で、テックコンパートメントに入れたモバイルバッテリーからスマホの充電ができる。

■強靭な2つの素材で荷物を守り、長く使い続けられる

トラベルやビジネスでのハードユースに備え、バッグの素材も相応に耐久性の高いものが採用されている。フロントコンパートメントの表面は高耐久ポリウレタンの「DURON」（デューロン）。マットなゴムのような質感で、傷がつきにくく、加水分解もしにくい等々、耐久性に優れた素材だ。有害な溶剤を95％削減して製造された環境配慮型の新素材としても注目を集めている。プレーンな表情と落ち着いた色使いのおかげで、スマートな印象の外観となった。耐水性もあるので、突然のゲリラ豪雨にも安心だ。

そのほかの部分にはCORDURA fabric High densityポリエステルを使用。摩耗、引き裂き、擦り切れに強く、高い耐久性と持続性を誇るコーデュラの中でも、特に強度対比重に優れているのがこの素材。305デニールのポリエステル糸を極限まで密度を高めて打ち込み、軽さ、しなやかさ、高い強度を実現した。beruf baggageはさらに、表面に撥水加工を、裏面にPVCコートを施すことで、素材本来の強度に加え、高い耐水性も持ち合わせたハイスペックな素材としている。止水ファスナーで雨の侵入もシャットアウトだ。

■PROとNARROW、どちらがベストか？

2つのモデルの選び方として、荷物の多い方や身長の高い男性にはPROを、小柄な男性や女性にはNARROWを便宜上おすすめするものの、見た目や容量の好みで選んでよし。ここでは細かな違いに触れていこう。

2つのバッグの差は7Lあり、その分、見た目にも収納力にも差が出る。もちろんPROのほうがたくさん入るし、PCのクッションスリーブも16インチと14インチサイズに対応する。フロントコンパートメントの内側には仕分け用のストレッチメッシュポケットが配されているが、こちらもPROのほうが余裕がある作りだ。ポケットの大きさの違いで、深く考えなくても軽いものは外側の上のほうに、大きくて重いものはバッグの下のほう／背中側にしまうことが自然と意識され、空間をうまく使うことができる。

NARROWのPCスリーブは14インチと12インチのPCやタブレットに対応。外観はコンパクトだが、beruf baggageの特徴でもある「バッグの容量をしっかり使い切る」デザインによって、実はかなりの荷物を収納できる。これで充分という方も多いだろう。

内部の大きな違いとして、PROにはテックコンパートメント内にワンタッチで着脱できる「テックポーチ」が付属。ここにはケーブルやACアダプター、マウス、ハードディスクなどのデジタルガジェットを入れて、単体で持ち出せる。

NARROWはその部分がメッシュポケットになっていて、ガジェット類をまとめてインする仕様。どちらもこの下は外からアクセスするポケット用のスペースだ。

背負う際はハーネスのベルトをバシッと締め、リュックを降ろす際は一瞬でゆるめられる仕様。ちなみに、一般的なリュックにおいて、ベルトを締めた時にブラブラと余る末端部分が邪魔だなと思ったことはないだろうか？ beruf baggageはこれにも対策し、PROはFidlock社製マグネットパーツを仕込んで「カチャッ」とベルトの末端を収め、NARROWはバックルパーツでまとめている。
この他にも様々な優れたポイントを秘めているので、ぜひ「ディテール」欄をチェックしていただきたい。

■自転車、ビジネス、旅行まで。豊岡の職人と作り上げるブランド

「2017年に前身のモデルが登場してから6年が経過し、人々の働き方や人生の過ごし方が変化してきました。価値観の変化を読み取り『これからの生活様式に最適化されたバックパック』をテーマに取り組んだのが今回の2モデルです」と代表でデザイナーの佐野賢太さん。それまでスタンダードにしていた20Lサイズを、2気室となっても同等の使い心地にするためにサイズを導き出したのが24LのPRO。NARROWは、女性からの機能的なリュックを持ちたいという声に応えたそうだ。これまで作ってきたバッグのデザイン的知見を収斂させた集大成モデルである。

beruf baggageの「beruf」はドイツ語で「職業」「使命」を意味し、“自転車のある生活” を楽しむすべての人々をサポートする逸品を提供することを目指して2006年に始動した。自転車カルチャー由来のバックボーンはそのままに、ビジネスバッグも製作。2018年には1000年以上に及ぶ鞄作りの歴史を誇る兵庫県豊岡市の鞄職人たちとのコラボレーションが実現し、非常に堅牢かつ機能に優れたモデルを世に送り出している。

製作は豊岡の技術を今に伝える木和田正昭商店が担う。ポケットや形、素材に至るまで通常のOEM生産とはまったく異なるberuf baggageのバッグたちを、一貫生産の強みを生かして経験豊富な職人たちが縫い上げていく。

■出張やワーケーションにも。このリュックがあれば完璧

見た目にも使用感にも注意を払い、非常に丁寧に作り込まれたこのリュック。実際に背負って使い心地を体験すると、感動すら覚える完成度だ。スーツケースに取り付けられるベルトを備え、航空機内に持ち込めるサイズだから、出張やワーケーションとの相性もいい。

中には「リュックは重く感じてしまって…」と敬遠する方もいるだろうが、実は重量感にも手を打っている。それはショルダーハーネス。型崩れを防止する高反発タイプと、身体への負荷を軽減する低反発タイプの2種類のウレタンフォームを外側と内側にそれぞれ用いて、背面パネルのクッションパッドとの相乗効果で的確に荷重を分散し、快適な背負い心地を実現している。たとえ手で持って重くても、背負うと軽く感じる荷重バランスは、ビジネスやトラベルでの疲れにくさに直結する。この死角のなさが決定版たる所以。あらゆる意味でスマートなリュックで新たな日常を描こう。