【CREEZAN】JETTER ZIPPER LONG WALLET

■これ以上の“白”はない。強く気高い、驚異の長財布
一度は白の財布を。そんな想いを秘めたるこだわり派の大人たちに、この驚異の逸品を捧げよう。日本における鞄作りの聖地である、豊岡発のラグジュアリーレザーブランド「CREEZAN（クリーザン）」の「JETTER ZIPPER LONG WALLET」である。藤巻百貨店にとって、ひいては世界にとって、「CREEZAN」のアイテムは「衝撃的」の一言に尽きる。類まれな縫製技術による頑強な作りと、その技術力だけが成し得る美しい佇まい。一般的なブラックやブラウンなどのバッグでさえ実現の難しいことを、“ホワイト”のレザーでやってのけてしまうのだから当然だ。今回ご紹介する「JETTER ZIPPER LONG WALLET」もまた、他に類を見ない。ジェットセッターのように自由に日常を楽しむ大人にこそ持っていただきたい長財布である。

■世界的ブランドも信頼を置く技術力で“白”に挑むレザーブランド
日本の鞄生産の中心地・兵庫県豊岡市で1975年に創業し、地場産業を牽引してきたコニー株式会社。名だたるブランドのOEMを数多く手がけてきた同社が「CREEZAN」を起ち上げたのは2015年のこと。「なぜビジネスバッグは黒と茶色ばかりなのか。そんな世の中の“あたり前”を覆したい」という想いから生まれたのが、フラッグシップライン「JETTER」シリーズだ。白は製造過程で汚れが付きやすく、少しでも汚れれば不良品となってしまうため、実は非常に作るのが難しい。そこで生かされたのが、長年のOEMで磨かれた技術力である。「弊社には、数々の大手ブランドの厳しい検品基準をクリアしてきた実績とノウハウがあります。我々ならできる！という確信がありました」と西田社長。工場内ではスタッフは全員手袋と白衣を着用。接着剤やミシン油など、想定されるすべての汚れに気を配り、繊細かつ丁寧にバッグを作り上げてゆく。パーツや製品は極力重ねず、管理方法も徹底。“超厳戒態勢”の中で生み出されるアイテムたちには、鞄の聖地・豊岡の作り手の矜持をひしひしと感じる。

■手馴染みしっとりの強撥水ゴート革×世界最高ランクのボックスカーフ革
視線を奪うホワイトの表地はゴート革。極小のシボによって表出した繊細な表情がありながら、しなやかで頑丈な素材だ。しっとりとした肌触りが実に心地良く、ずっと触っていたい気持ちにさせる。傷がつきにくいのが特徴で、強撥水＆防水加工を施しているため汚れや水にもすこぶる強いという衝撃的な“白”である。YKKの最高級ライン「EXCELLA」のジップを滑らせると、そこには「世界最高」と名高いフランス産のボックスカーフ革が。贅沢な光沢、落ち着きのあるブラウンの色味も相まって、高級感は抜群。12段ものカードスロットが整然と並んだ景色はただ機能的なだけではなく、美しさすら感じさせる仕上がりだ。札入れ2つ、中央に小銭入れとマチも備え、たっぷりの容量を実現しながら厚さはわずか2㎝程度。財布として文句ナシの機能性をこれだけスリムなフォルムに収められるのは、やはり鞄の聖地・豊岡で熟練した職人技ならではと言えよう。最高の素材を最高の形で。数多のブランドのモノづくりを支えてきた老舗ならではの業を、隅々から感じられる仕上がりだ。

■持てばたちまち大人のセンスが際立つ。極上の財布をその手に
誰もがためらう白を、あえて選ぶ。素材と作りにこだわり抜いたものならば、その選択は大人のセンスと遊び心に溢れたものとなるだろう。他のどこにもないような気品と、安心感たっぷりの頑丈さを与えられた「JETTER ZIPPER LONG WALLET」は、最高の選択肢と言うに容易い。ホワイトレザー×ブラウンのラインと内装の組み合わせは非常にまとまりが良く、落ち着いた雰囲気が印象的。こうした細部にわたるセンスがもたらす、一味も二味も違う風格によって、手にした時の印象も趣あるものにしてくれるのだ。キャッシュレス化に伴い、財布も多様化している昨今だが、機能に溢れながら革の質感などもたっぷり楽しめる長財布はやはり王道であり、確立された使い勝手の良さが魅力。ならばこそ、ぜひとも本作のような逸品を選んでみるのも一興である。タダモノじゃない“極上の白”をセンスの赴くままに、自由に使いこなす日々を楽しんでいただきたい。