盃に、桜の花を咲かせましょう。冷酒を注げば満開!
あっと驚く、粋で雅な「桜の酒器」ペアセット
■注げば絶景!一瞬で花開く、これが令和の花見酒
俳句で花と書けば桜を意味するように、古くから日本人にとって特別な存在であった桜の花。「酒が無くてなんの桜かな」とは落語の一節だが、やはり花見には酒がつきものだ。さてここにある平盃、一見して何の変哲もないように見えるが、冷酒を注ぐと様子は一変! 昔話の“花咲か爺”よろしく、一瞬にして満開の桜が姿を現したではないか。これまで数多くの桜の酒器を目利きしてきた藤巻のバイヤーも、そのあまりの咲きっぷりに感動。一目でこの盃の虜になってしまった。この「桜の平盃 ペアセット」を手掛けたのは、岐阜県多治見市で130年以上の歴史を持つ「丸モ高木陶器」。誰もがあっと驚く粋な仕掛けは、器好きや左党界隈を飛び越え、ネットやメディアでも大きな反響を呼んだ。「とくに今年はお花見を断念する方も多かったため、自宅で花見酒を楽しめたと多くの方に喜んでいただけました」と語るのは、5代目社長・高木正治氏。来年の桜を待つのもいいが、今その手で、盃に満開の桜を咲かせてみるのもオツではないか。
■“盃の町”市之倉としての誇り。変化を恐れぬ美濃焼の魅力
「日本のセラミックバレー」とも呼ばれる岐阜県東濃地域。1300年以上の歴史を誇る美濃焼を生み出した、やきもの産業の一大生産地である。その中でも“盃の町”として栄えてきたのが多治見市市之倉だ。「丸モ高木陶器」の前身となる「マルイ商店」は、ここ市之倉で1887年に創業。盃の販売を生業としていたが、1945年に高木氏の祖父である茂之丞氏が跡を継ぐと、「茂」の字を取って屋号を「丸モ」とし、産地問屋として再興。1990年には宮内庁御用達の陶磁器店を介し即位の礼の器を納めるなど、輝かしい実績を残してきた。主に飲食店などの業務用製品を扱っていた同社に転機が訪れたのは4年前。「浅草の商業施設に出店したのがきっかけで、一般家庭向けの器を手掛けるようになりました」と高木氏。「実は、国内で生産される陶磁器の約半数が美濃焼です。美濃焼は日本人の暮らしに最も寄り添い、時代のニーズと共に進化を遂げてきたやきものです。これからも変化を恐れず、日々の食卓を彩る新しい器を生み出していけたら」と語る。
■温度をデザインに。伝統×最新技術が生む“やきものイノベーション”
「陶磁器に“温度が視える”機能が加わったら面白いのでは」そんな高木氏のひらめきから生まれたのが、この平盃をはじめとする“冷感桜”シリーズだ。なぜ冷酒を注ぐと桜が咲くのか。その疑問を解くカギは絵の具にある。「約17℃以下で色が変化する絵の具を使い、特殊な窯を使って焼き上げています」(高木氏)。最もこだわったのが桜の色。「何色かの絵の具を混ぜ合わせているのですが、桜がどんな色に変化するのかは、実際に器を焼き上げて冷たいものを注いでみるまでわかりません。イメージ通りの色が出来上がるまで、何度も試作を繰り返しました」。ひとつひとつ職人の手作業で絵付けされた桜は、17℃に近い温度ではほんのり淡く、冷たければ冷たいほどはっきりとした色合いへと変化する。その桜色を際立たせているのが白磁の美しさだ。「市之倉は瀬戸物で有名な愛知県瀬戸市に隣接していることもあり、古くから上質な白磁を焼く技術に優れていました。透き通るような純白の白も、こだわりのひとつです」。
■昔ながらの平盃で風流に。満開の桜を“飲み干す”贅沢
ぐい吞みや猪口など、日本酒を味わう酒器にも色々あるが、伝統の形といえばやはりこの平盃。格を感じるその姿は、まさに“盃の町”の面目躍如といったところ。エッジの部分は薄く仕上げられ、口あたりも繊細だ。「左党の方は下唇にピタッとくっつく平盃を好まれる方が多い。口が広いため香りがふわりとたち、舌全体で味わいを感じることができるのが特徴です」と高木氏。大きく広がった口径は、今にも桜の花弁が舞い落ちてきそうな、そんな錯覚にも陥る。さらに、注いだ酒の色にもご注目。光の屈折により満開の桜が酒の水面に花の色を映しあげ、酒全体がほんのり桜色に染まっているように感じられるのだ。淡いピンクをくいっと飲み干せば、酒器はゆっくり元の色へ。酒を注ぐたび花が咲く様子を楽しめるというのもなんとも風流である。満開の桜が映し出される酒器は、春に限らず縁起が良いもの。来客時のちょっとしたサプライズや、海外の方への贈り物にもお勧めだ。「日本酒はやっぱり冷や」という方に、是非とも手に入れていただきたい逸品である。
■秋冬限定!これぞ風流!黒の「熱燗用」桜の盃
これぞまさに「風流」。丸モ高木陶器が放った「桜の平盃 ペアセット」はまさにそんな逸品だ。登場以来、その雅な変化には実に多くの人が魅せられ、「お酒がもっと美味しくなる」といった声も多数寄せられた。これまでのものは、注ぐものが冷えていれば冷えているほど満開になる仕掛けであったのに対し、ついに「熱燗用」の盃も登場!今度は熱い飲み物を注げば桜が咲くという仕掛けだ。冷酒用の白の盃に変わり、熱燗は盃が黒に。浮かび上がる桜の姿も少し変わっているので、冷酒用と合わせて手に入れて、気分によって使い分けるのもオススメ。寒い季節には、冷酒よりも燗で飲みたくなる日もあるというもの。この熱燗用の盃で、今度は「桜と熱燗」をしっぽりと味わって心と身体を温めようではないか。
白(冷酒用)は、本体が17℃以下のものに触れると色彩に変化が表れるものです。
そのため、気温が低い中で配送された際、外気温の影響で色彩が変わっている場合がございます。
機能に問題はございませんので、本体をぬるま湯などで洗浄し、常温にしてからご使用ください。
黒(熱燗用)は、器の温度が45度以上で色が変化する商品となっております。
本体が冷えていると発色が弱まる可能性がございますので、綺麗に色付かない場合は
ご使用前に器を少しぬるま湯で温めてからご使用ください。
カラーバリエーション
ディテール
※白(冷酒用)は、温度によって色彩が変容します。
使用イメージ
アイテム詳細
※本アイテムは1セットにつき2個の盃が入っております。
アイテム単体:φ90mm×H34mm、70cc
箱:19.5×10×H4.5cm
内容量:2個入り
アイテム単体:約68g(1個)
セット箱重量:約210g
素材:陶磁器(箱:紙)
製造国:日本
【ご注意】
ご使用前には洗浄してください。
一度絵の部分をしっかりと冷やしていただくと、その後のご利用の際によりはっきり発色します。
(黒(熱燗用)の場合は本体が冷えていると発色が弱まる可能性がございますので、ご使用前に器を少しぬるま湯で温めてください。)
台所用中性洗剤とスポンジ等の柔らかい素材で洗浄してください。
金属タワシや研磨剤等の素材を用いて洗浄しないでください。
電子レンジやオーブン等でのご使用はおやめください。
絵柄の染料は紫外線に弱いため、直射日光に長時間当てないでください。
※手作業のため、転写の位置や形状が異なることがあります。
※施釉の特徴でふちの色合いが薄れることがありますが、剥げているわけいるではありません。
※発色の度合いには個体差があります。
このアイテムのレビュー
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