【うなぎの寝床】久留米絣Ｔシャツ　068

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通気・吸水素材ですぐ乾く。ベタつき無用の久留米絣をTシャツに！ゆるりサイズで夏を涼しく快適に過ごそう

ベタつかないTシャツこそ、この夏のマストバイ！

夏はTシャツ1枚で過ごせてラクラク〜と思う一方で、汗のベタつきが気になる、体型があらわになる、透けや汗ジミなどの理由でちょっと苦手に感じる人も。そんな方にぜひ太鼓判を押したいのがこの「久留米絣Tシャツ」！久留米絣のサラサラ感と、ゆるっとフィットな作りで、汗をかいても肌にまとわりつかないから全然不快じゃない。カラフルな色でなんだか気分も明るくなりそう。この夏の主役にも、Tシャツのバリエーションにもおすすめの一枚だ！

汗の不快にサヨナラ！久留米絣が涼を呼ぶ

普通のTシャツは基本的に編み地（ニット）だが、今回のTシャツのメイン素材は織物の久留米絣。シャリっとした半袖シャツをきている感覚に近い着心地で、肌にはりつかず、空気が通るので湿度が高い日でも非常に涼しいのが最大の特徴だ。しかも伝統の久留米絣は通気性と吸水性に優れ、乾きも速いから、汗をかいても不快さを感じにくい。実は夏のトップスにぴったりの素材だったのだ！

これぞ日本のジーンズ！伝統素材「久留米絣」の威力

藤巻百貨店の久留米絣といえば、うなぎの寝床の「MONPE」だ。作業着としてのもんぺの生地や機能性に注目し、現代のワークパンツに読み替えて大ヒット。穿き心地最高なこのパンツをTシャツ化させたのが今回のアイテムだ。うなぎの寝床の富永潤二さんによれば「僕らの使命は久留米絣の良さを世に伝えていくこと。Tシャツにすると、より幅広い方々に久留米絣を体感してもらえるのではないかと考えました」と語る。とりわけ夏の上半身は不快度が高いので、ここに久留米絣を適用させれば生地の良さが伝わるというロジックだ。

「うなぎの寝床」は2012年7月に福岡県八女市に白水高広さんがオープンしたアンテナショップを起点にする企業。九州筑後地方のモノ作りの継承を目的として「MONPE」ブランドをはじめ、様々な事業を展開している。2011年に始まったイベント「もんぺ博覧会」では、毎年1500本を超えるもんぺの展示販売が行われ、近年は備後、遠州、尾州や播州など、ほかの絣や生地産地とのコラボも。その活動は日本中から注目を浴び、藤巻百貨店でも高い人気を誇る。

そもそも久留米絣って？現代の日常着として最高の素材！

久留米絣とは、福岡県南部の筑後地域で生産される伝統的手法の織地で、約200年もの歴史がある。多くは80年以上前に生産された旧式シャトル織機で織られたもので、現代の織機に比べ、糸の張りがゆるく、織の目もゆったりしているため、手織りに近い柔らかい風合いを持つ。

久留米絣Tシャツの生地は、福岡県八女郡広川町に工房を構える野口織物による織地。今回はより夏向きの「久留米絣ちぢみ」を使用している。タテ糸の中でテンションを変えて織ることで、生地に凹凸感が生まれ、汗をかいても肌離れがよく、さらりとした清涼感のある風合いに。パンツとして穿いても涼しいが、これがTシャツとなると、胸・肩・背中などの接地面の感触がとっても気持ちいい。高温多湿な日本の夏には最適な素材と言えないだろうか！

「久留米絣ちぢみ」は凹凸感の他に、タテ糸とヨコ糸に異なる色を使っていることも特徴だ。
・ネイビー→タテ糸ヨコ糸に濃淡の違う紺色
・グレー→タテ糸に紺色、ヨコ糸に白色
・ターコイズ→タテ糸に緑色、ヨコ糸に紫色
・パープル→タテ糸に紫色、ヨコ糸に紺色
・オレンジ→タテ糸にオレンジ色、ヨコ糸に赤色
こうすると単色では出ない深い色味や立体感、見る角度や光の当たり方で表情を変えるシャンブレーのような風合いが出る。この色が実にいいのだ！

ゆるっとフィールが最高！男女で着れるワンサイズ

あえてボタンなどをつけず、通常のTシャツとほぼ同じスタイルを踏襲したのは、こうした素材の違いによる着心地の差を実感してほしいから。「多くの人に着てほしいから、装飾の要素を削ぎ落として普通のTシャツっぽく作っています。織地は伸縮性がないので、ゆったりと大きくして、男女で着れるサイズなのもポイント。オーバーな着こなしがかわいいし、ドレープも自然に出て、ゆるっとしているから空気が入って涼しさも得られます」（富永さん）。体型の推奨は身長175cmまでだが、やや短くなる裾を気にしなければ180cm超でも大丈夫。

ユーザーからは「普通のTシャツよりいい！」「軽い！」などの声が届いているという。また女性からは「丈が長いのが逆にかわいい」「お尻まで隠れていい」と言われるそうだ。そして豊富なカラーも評判だ。ネイビーとグレーの使いやすくて落ち着いたカラーと、ターコイズ、パープル、オレンジのビビッドカラーを加えたカラフルな5色を展開。暑くて気持ちが参っちゃう日は、色のチカラで気分を上げよう！

伸びないだけに、大事なポイント。着やすくする工夫が光る！

生地が伸縮しないと脱ぎ着がしにくそうだが、実はそこも解決させている。襟は通常のTシャツのようにゴム編みのバインダーを取り付け、やや伸びる上に擦れも気にならない。グレーとターコイズはボディとの2トーンカラーのようにも見える。また裾にはスリットを設けて、腰やお尻まわりを動きやすくしている。通常のTシャツと違って型崩れがしにくいのもメリットだ。

また、ボディ前後の中央に走るステッチにも注目したい。旧式シャトル織機で作る生地は小幅なので、2枚をつなげてボディにしているためだ。目立たちすぎず、隠しすぎずのグッドなバランスがデザイン的な特徴になっている。

今年の夏は、ベタつかない。Tシャツ一枚コーデがポップに完成！

形が崩れにくく、むしろ着れば着るほど、洗えば洗うほど、柔らかく肌に馴染んで、長く愛用できるのが久留米絣の強み。筑後が生んだ大発明をTシャツで体感し、夏の暑さと湿気に立ち向かおう。ワンサイズだからサイズに悩まなくてもいいのもラクだし、プレゼントにも選びやすい。ショートパンツで全身を涼しげに、ネイビー×サマーデニムでブルーグラデ、MONPEを穿いて久留米絣セットアップを決めるなど、パンツとのコーデも楽しんで！