【IGATTA COLLETTI】バングルウォッチ

■漆とメガネがひとつになった時計!?
伝統産業と時計が融合を果たし、他にはない魅力を放っているアイテムのウワサを聞きつけた。ところは福井県鯖江、言わずと知れたメガネの街だ。ということは、メガネ作りの技術を使っているのか。しかしそれだけじゃないのが今回の時計のすごいところ。福井伝統の越前漆器の技も駆使し、蒔絵による美しさもたたえた逸品となっている。ブランドの名は「IGATTA COLLETTI（イガッタコレッティ）」。漆由来の落ち着きと、メガネの楽しさ・遊び心の両方を併せ持つ時計ブランドとして、にわかに注目を集めている。なんでも時計のベルト部分が特徴のようだが、その真価やいかに？

■時計をより簡単に付けるため、メガネの姿を原点に
「IGATTA COLLETTI」を展開する株式会社サンユーは、1982年に漆器製造業として鯖江市にて創業した。当初は漆器の塗装を中心に手掛けていたが、2013年に時計の文字盤に蒔絵を施した「蒔絵時計」を初めて作製し、本格的に時計分野に参入した。越前漆器は1000年を超える歴史があり、その中心地となっているのがここ鯖江。そして現代ではメガネの一大産地にもなっている。「鯖江の持つ2つの地場産業、すなわち漆器とメガネの両方の技術を取り入れたのがこの時計です」とは同社代表取締役の五十嵐一男氏。「片手で簡単に時計が付けられないか？」というお客様の声をもとにアイデアを膨らませた。「普段メガネをかけるように簡単な動作で時計を『かける』ように着用する。職人の高い技術でこれを可能にしました」（五十嵐氏）。

■装着は一瞬！ メガネ職人渾身のバングル
時計をかけるとは？ その秘密はこのバングルにあった。金属ベルトやレザーベルトのような接合が不要で、手首にクルッとはめればOK。メガネのフレームに使われるセルロースアセテートと、その中に仕込まれたベータチタンのおかげで弾性が生まれ、日常生活で外れてしまうことはない。水回りの作業などの際にも簡単に外せるから気楽だ。ベータチタンはたった0.1mmの厚みの差が付け心地を左右し、この調整に3年の歳月を費やしたというから、いかに微妙なバランス成り立っているかがうかがえよう。プラスチックで手が痛くならないの？ そこはご安心を。セルロースアセテートは肌への当たりが柔かいから腕をやさしく包み込んでくれるのだ。なるほど、メガネのフレームは常に顔に当たるので、そこに使われている素材であれば納得がいく。

■アクセ感覚でもOK。付けるのが楽しくなる個性派ウォッチ
そして、文字盤の黒い漆が独特の光沢を放つ。漆職人によってひとつひとつ丁寧に刷毛で漆が塗られた後、シルクスクリーンの蒔絵でインデックスの点を打っていくのだが、なんとも味わい深い点の揺らぎが親しみやすい表情をもたらしている。遊び心のあるカラフルなバングルの中心に漆を持ってくることで、全体が引き締まって見える効果も。さらにバングル部分は取り外しが可能だから、市販のベルトを装着することも可能だ。夏はバングル、冬はレザーベルトと、着せ替える楽しみも生まれる。ケースは男性に似合う42mmサイズだが、大きめのバングルとして女性が身に着けるのもおすすめ。電車のつり革につかまったときなど、日常のふとした瞬間に周囲の注目を浴びるかも。キレイなバングルならではの楽しみがの時計に詰まっているのだ。

■新デザイン追加！人気のバングル時計
人気の「IGATTA COLLETTI」シリーズに“ブルーマーブル・レッドマーブル・アイボリーマーブル”が登場！ 透明感と煌めきが美しい青漆、赤漆、白漆を文字盤に塗り、それぞれの文字盤の色に合う同色アセテートバングルをチョイスした逸品だ。ビックフェイスシリーズは元々男性向けアイテムとして開発されたが、実際販売がはじまってみると女性人気も高く、入荷待ちと完売を繰り返す人気の商品となった。ペアウォッチとして色違いを楽しむ方も多いのだという。一年中使えるデザインではあるが、この“爽やかさ”は、ぜひこの夏に取り入れて欲しいアイテム。文字盤とバングルのトーンをあえて揃えることで、よりスタイリッシュな作りになっている。ワントーンの腕時計はなかなか珍しく、この時計一つで“カッコいい＆エレガント”な雰囲気を演出してくれる。時計としてはもちろん、ファッションのワンポイントとして腕に華を添えてくれそうだ。本日のラッキーカラーを身に着ける感覚で色を選ぶのも楽しそう。
そしてサイズ違いのスモールフェイスも登場！！ また違う味わいを楽しんで！