「くったり」オールレザー×真鍮
クラス感漂うオトナの軽量トート、決定版の完成
■バイヤーが一目ぼれ! 数多の「イイ」が詰まったトート
「TOFF&LOADSTONE(トフ&ロードストーン)」はハリのある革でビジネススタイル向き。そんな想定でアイテムをセレクトしてきたが、バイヤーが一目ぼれしたこのトートはそれとは真逆のくったりレザーを使ったボリュームのあるバッグだ。容量が大きいが軽くソフトなゴートレザーは威圧感がなく、余裕のあるオトナを感じさせる表情。ファスナーで口を閉じることができ、前面には大きなポケットが。「理想のトート、全部入り」のようなスタイルは、仕事から遊びまでどんなシーンでも使いまわしのきくプレイヤーとして登板回数が多くなりそうだ。
■真鍮使いがポイント。バッグに漂うエレガンス
ビジネスシーンで使うバッグの制約や要望をクリアし、スタイリッシュなバッグを提案しているブランドが「TOFF&LOADSTONE」だ。デザイナーの坂井一成氏は、某セレクトショップの前身である洋服屋からそのキャリアをスタート。パリへの留学、洋服のデザイナーを経て「バッグをファッションにしたい、着替えるように持ち替えてほしい」と2004年に同ブランドを立ち上げた。特徴的なのが、「真鍮」パーツの使い方だ。独特の温かみのある風合いや、強度の高さといった真鍮そのものが持つ魅力に、オリジナルのデザインを施すことでファッション性もプラスしている。今回の「Tide」はトートの口元を折り込む姿から、坂井氏が愛するブラジルのMBPアーティスト、アントニオ・カルロス・ジョビンの作品をイメージして名づけられた。
■バランスと使いやすさに込めたデザインのチカラ
真鍮は「TOFF&LOADSTONE」の肝である。が、坂井氏は「いかに金具を目立たせないか」が大切だと言う。こだわりを押しつけるのではなく引き算する中でいかに魅せるか。それは金具だけではなくバッグ全体の印象にも通じる。今回のTideに使われているのはファスナーの引き手と口元の重りの2箇所のみ。たったこれだけだが、ダークトーンのレザーの中にあって個性的な形と真鍮の金色が全体を引き締める印象をもたらす。そしてデザインは見た目のみにあらず、使い勝手の良さにも注がれている。ファスナーで本体の口が止められる分、前面のポケットはちょっとしたものの出し入れに大活躍する。携帯や定期、ハンカチ、マチもあるので文庫本など厚みのあるものまで収納でき、口はマグネット留め。バッグそのものは自立し、その状態でも持ち手はピンと伸びたままになるように取り付けられている。
■ひとつだけならこれを選ぶ。それほどの完成度
軽くソフトな仕上がりになるように、今回初めてクロムなめしのゴートレザーをチョイスした。くたっとした風合いながら、厚みと弾力、コシが感じられるレザーで、しっとりと滑らかな触り心地も気持ちがいい。口を折り込むときに生まれるシワもレザーのもっちりとした柔かさを物語っていて、周囲に一目置かれるクラス感がある。ジャケット+細身のジーンズのようなビジネススタイルにハマッてくれそうだ。マチが広く容量が大きいので、一泊の出張や旅行にもぴったり。約1kgと本体が軽く、荷物をたくさん入れてもストレスが少ないので、仕事道具と一緒にジム用品を入れて帰宅前にワークアウトというのもOK。もし人生でひとつしかバッグを持てないとなったら、迷わずこれを選びたい。それほどバランスと使い勝手が良く、完成度の高いトートなのだ。
カラーバリエーション
ディテール
アイテム詳細
仕様:内装/ファスナーポケット×1、オープンポケット×2、外装/マグネット付きポケット×2、オープンポケット×1、金属底鋲/5箇所
素材:外装/やぎ革、内装/ナイロン×ポリエステル、金具/ファスナー(YKK)、真鍮
サイズ:H300×W410×D190(mm)、ハンドル立ち上がり約215mm
重量:約1000g
製造国:日本
※アルコール成分に触れると色が落ちてしまったり、シミのように色が変色してしまう可能性がありますので、アルコールが入っているクリームやオイル、スプレーはおすすめしておりません。
※汚れが付くのを防止したい場合は防水スプレーをおすすめしております。ただし、ご使用になる前に一度目立たないところ(カブセの裏など)でお試しになって、染みや変色が起きないことを確認し、ご使用下さい。
※それ以外に使いながらできるお手入れ方法として、ご使用後に何も付けずに乾拭きしていただくという方法もございます。
※保管する場合は、風通しのよい陽のあたらないところで付属の袋に入れて下さい。