【KAIHARA】「白綿デニム」ジーンズ W011801

■デニムの魅力を堪能できる珠玉のジーンズ2モデルが完成
深みのあるインディゴブルー、ラフな風合い、そして経年変化により現れる美しい色落ちで世界中で愛されているデニム。その生地を作り続けているメーカーが日本にある。それが広島県・福山市を拠点とするカイハラだ。厳選された高品質なコットンを世界中から輸入し、独自のノウハウで紡績から染色、織布まで手がける同社のデニム生地は、間違いなく世界最高峰。50%以上という圧倒的な国内シェアを誇り、世界のトップブランドにも生地を供給していることがその証だ。そんなカイハラが、親交のある俳優・クリエイターの井浦新氏とタッグを組み、デニムの魅力を伝えるプロジェクトを立ち上げた。そしてこの度、プロジェクトの一環として、デニムの色と色落ちを存分に堪能できるジーンズが完成。その詳細をお伝えしよう。

■世界中のハイブランドへデニムを供給する「スゴイ」メーカー
ファッション業界で知らない人はいないと言われるカイハラ。一体どのような企業なのか、ここで説明しておこう。カイハラは古くから備後絣の産地として知られる広島県・福山市で、絣製造を行う商店として1893年に創業した。その後、時代が移り変わるとともに絣からデニム製造にシフト。70年代には絣製造で培った技術をもとに、デニムに使う糸を染めるのに必要なロープ染色機を日本で初めて開発する。その後、糸を紡ぐ紡績、生地を織る織布など、事業を拡大し、世界でも稀なデニムの一貫生産体制を確立する。その安定した品質とニーズを先取りする開発力は世界で高く評価されており、国内ブランドのみならず、海外の有名ブランドからも指名されるトップクラスのデニム生地メーカーへと成長を遂げている。

■茶綿デニムと対をなす「白綿デニム」の魅力
デニムの魅力をより多くの人に知ってほしいというカイハラの想いに賛同したのが、俳優・クリエイターの井浦新氏。生粋のデニムラバーであり、自身でブランドも手掛ける彼とカイハラがタッグを組み、カイハラのデニム生地を使って様々なクリエイターたちとコラボレーションを行い、その魅力を伝えるプロジェクトがスタートした。その第1弾として誕生したのが、今回ご紹介する茶綿デニムと白綿デニムの2モデル。茶綿デニムがヴィンテージ感のある色合いと色落ちを目指したのに対して、白綿デニムはリジッドの状態ではジャケットスタイルにもフィットするクリーンで大人っぽい雰囲気を狙った。茶綿と白綿、両者をはき込んでいただければ、デニムの奥深さをよりおわかりいただけるはずだ。

■クリーンな魅力を生かすためあえてシンプルさを追求
白綿デニムのジーンズは、深みのあるクリーンなブルーが魅力。そして、色落ちしていくと、さらにクリアでさわやかな色味へと変化する。その色合いを存分に生かすため、今回はあえて凹凸やムラ感を抑えたベーシックでプレーンな生地を織り上げた。バックポケットのステッチを排して、シンプルなルックスにすることでより色合いを楽しめるようになっている。さらに、縫製を手がけたのは世界最大手のジーンズメーカーからも指名されるSAAB（サーブ）。それゆえ、縫製に関してもクオリティは抜群だ。そうしてついに完成した至高の白綿ジーンズの魅力をひも解いていこう。

■綺麗めな着こなしに合う至高の白綿ジーンズ
茶綿ジーンズとともに開発されたのがこの「W011801」。茶綿ジーンズと作りは同じだが、白綿を使ったベーシックな色味ゆえ、綺麗めなファッションにも似合う着回しやすい１本となっている。また、ユーズド加工を施してみたところ、色落ちすると明るくクリアなブルーとなることがわかった。春夏のさわやかな着こなしにもフィットしてくれることだろう。また、シルエットはヴィンテージデニムといえばの定番ストレート。脚のラインが美しく見えるように、微調整している点も魅力だ。さらに注目したいのが、バックにあしらった丸い革パッチ。これはカイハラ創業時の屋号である“マルス”をモチーフにしたもの。生産年次やロットナンバーが刻印されており、プレミア感を高めている。ぜひ、茶綿ジーンズと合わせて手に入れて、シーンに応じて使い分けながら、双方の色落ち具合を楽しんでいただきたい。

【実際に着用した感想】
フロントにはジッパーフライを採用したため、ボタン留めのわずらわしさがなくスイスイと脱ぎはきができる。股上は浅くもなく深くもなく、シルエットはやや細身といった様相。ユーズド加工後に顕著だが、スラリと脚を長く見せてくれる。デニム好きにはたまらないリジッド（生デニム）状態から、はきこんでいくうちにこんな色落ちが待っていると思うとワクワクしてこないだろうか。手に入れたらまずワンウォッシュ。その後は好みにもよるが、強いアタリを出したければ洗う頻度を少なくして使用していこう。リジッド（生デニム）時はのりがきいてゴワゴワとしているが、はき続けていくことで次第に馴染む様子も楽しみだ。藤巻百貨店限定でお送りするこのスペシャルなジーンズ、初回は200本限定（シリアルナンバー入り）。プレミアムブランドをも魅了するカイハラの、入魂の生地を、ぜひ自身で体験してみて欲しい。