こんなポーチ、みたことある? スクモレザーをパッチワーク ブルーグラデが粋で楽しい一点モノアイテム!
展示会でバイヤーが歓喜したスペシャルアイテム
実はこちら、池之端銀革店でも参考商品として展示会に何気なく置いていたアイテム。だがこれを見て藤巻百貨店のバイヤーが「ぜひ!」とラブコールし、製品化となったものなのだ。
複数の職人の手を経て、長い時間をかけて作られる「SUKUMO Leather(スクモレザー)」を細かく裁断し、様々な色柄を贅沢に使ってパッチワークに。超高級な革であるスクモレザーの製品史上、おそらくは最も遊び心に溢れたアイテムなのではないだろうか。
藤巻百貨店としてもポーチや合切袋のたぐいは大好物であり、これまでにいくつも扱ってきたが、パッチワークの革ポーチは初。見ているだけで、ウキウキが止まらない!
日本から世界に発信する「ジャパンブルー」のレザー
この藍染めの革「スクモレザー」は、東京でハンドバッグ製造を営む堀井誠氏と、京都の染師・浅井直幸氏によってこの世に生まれた。二人はお互いの業界の未来を見据え、自分たちの技術を生かした特別なものを作ろうと考えた。そうしてたどり着いたのが藍染めの革。
従来の藍染めの革は藍の性質によりゴワゴワとしたもの硬い質感になる宿命だったが、堀井氏はそれを解消するため、革の選定や染の方法、後処理の工夫など、なんと約8年に及ぶ試行錯誤を重ねたという。藍染めは浅井氏による伝統技法「天然灰汁発酵建藍染」よって、息を飲むほどに美しい青に仕立てられる。その後、「バタ振り」という革をほぐす工程を経て、とても柔らかくしっとりとしたタッチ感の「スクモレザー」は生まれる。
使い込むごとに色が深くなり、ツヤが増していくのは革ならでは。
池之端銀革店をも魅了するその奥深い色あい
池之端銀革店の代表・小野勝久氏も、そんな「スクモレザー」に惹かれた一人。
「初めて広げて見たときには、この革が持つオーラに圧倒されました。これほどまでに深く、美しい青があるのかと」と、一瞬で一目ぼれしたという。革自体が柔らかい特徴を生かして、大ヒット作「L字ファスナーロングウォレット」やがま口財布を展開し、他にない風合いのブルーがたちまち話題となった。
今回のポーチは、それらにも使用した藍、籠絞り、縞といった色柄に加えて、細かなドットがちりばめられた「吹雪」や、濃紺の「紺藍」といった、藤巻百貨店初登場のスクモレザーも飛び出した! あえていろいろな色柄を混ぜることで、革の魅力がより引き立つプロダクトになった。もちろん、革はそれぞれ異なる場所を抜くので、一点一点で表情が異なる。そんな「一点モノ」としての味わいもたまらない。
カジュアルからビジネスまで使えるポーチ
とはいえ、使い方はどうするの? なんて悩む必要は一切なし。まずは「合切袋」の要領で、手提げにして持ち歩いてみることをおすすめしたい。薄着になる時期は、衣類のポケットが少なくなるためこんなちょっとした荷物入れが重宝する。和装はもちろんだが、普段の何気ない格好でさらりと持ち歩くのがいまの気分だ。
さらにはバッグインバッグとしても活躍。底が平らになっているためバッグの中の座りが良く、きちんと鎮座しながらデジタルデバイスのコードや充電器などを収めてくれる。ビジネスバッグに忍ばせ、あるときバッグから取り出してみせれば、そのインパクトのある見た目が周囲の度肝を抜くこと間違いなし。
いまのところこのポーチが手に入るのは藤巻百貨店だけ。この機会をお見逃しなく!
ディティール
アイテム詳細
素材:本体=牛革(スクモレザー)、レザーコード=牛革(クロームレザー)
サイズ:H22cm×Φ17cm
重量:190g
※天然皮革のため、シボのあるなし・多い少ないなど革の表情に個体差がございます。あらかじめご了承ください。
※パッチワークのため、柄も一点一点異なります。
※革の特性上、摩擦や湿気などにより、衣服等に移染する場合がございます。特に薄い色合いの物にはご注意ください。
仕様変更のお知らせ
2024年8月発売分より、「巾着口元」「底面柄」「裏地」の仕様変更を実施いたしました。掲載されている写真の中には旧仕様のものが含まれる場合がございます。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
またレザーコードをクロームレザーへ変更しました。それにより、旧仕様よりもしなやかな持ち感に変わり、表面のクラック(割れ)が起きにくくなりました。