【DOPE&DRAKKAR】ダブルフェイス半袖Tシャツ

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表情の変化を楽しむダブルフェイスTシャツ

■今度の“白T”は、ただものじゃない
まっさらな無地の白Tシャツ。爽やかさを演出してくれる春夏定番のアイテムだが、そのシンプルさゆえ生地やデザイン選びを誤ると一気に安っぽい印象になってしまうことも……。今回、「DOPE&DRAKKAR（ドープアンドドラッカー）」の2019春夏の新作として登場するTシャツはひと味違う。一見普通のTシャツに見えるが、ダブルフェイスの生地を使っており、よく見ると首回りと袖カフスのみ“裏使い”をしているのがわかる。このわずかな織り地の違いが、着こなしに表情を生んでくれ、こなれた雰囲気を醸してくれるのだ。ツートンカラー仕立ての「ブルー」を見てもらえば、どの部分が“裏”なのかがわかりやすいはず。やや厚手の生地は一枚で着てもサマになり、襟元のヨレなどを心配する必要もない。今年は、ちょっぴり“変化球”なTシャツコーデを楽しんでみて。

■始まりはデニム。大人に嬉しいシンプル＋カジュアル
由比ガ浜まで歩いて20分。神奈川県鎌倉市に店を構える「DOPE＆DRAKKAR」。デザインから接客まで3姉弟が手がけ、大人の格好よさが際立つカジュアルスタイルを提案する一方で、人の手の温もりを感じる服作りを大切にしている。弟の大介さんいわく、デザインをする際には「鎌倉の生活空間の中で気持ちよく過ごせる服」をイメージしているそう。もともとは古き良きデニムの探求に端を発し、1994年に創立。素材選びからピッチの美しい縫製、加工まで徹底した製品作りでデニムマニアを熱狂させた。時代とともにラインナップや製造工程に変化はあったが、「着る人にとって心地いい服であることは変わりません」とプレス担当の次女、麻美さんは言う。時代の空気を映しながらも一過性で終わらない。それこそが目の肥えた大人たちを魅了する理由だ。

■着れば着るほど、より体に馴染むTシャツ
D&Dといえば柔らかな肌触りのTシャツが定番だが、「これまでとはちょっと違うものを作りたかった」と大介さん。そこで選んだのが、コットン100％のダブルフェイス生地だ。裏表で表情の違いを楽しめるのは先述の通りだが、実はもう一つの楽しみが。大介さんいわく「しっかりとした生地なので、そのぶん着込んでいくといいアジが出てくるんです。たとえば昔のアメリカ製のTシャツみたいに、着るほどに体に馴染む感覚というんでしょうか」。細身のシルエットやカフスの切り替えは、ブランドのベースデザインを踏襲。胴まわりや二の腕をすっきりと見せてくれる。生地が厚いぶん、身頃と袖とカフスの繋ぎ位置をずらして生地の重なりを解消し、ごろつきのない快適な着心地を実現した。襟まわりにネームタグと同じストライプの生地を使うなど、見えない部分の遊び心も忘れない。

■いつもの着こなしに“表情”をプラスする！
カラーは白一色の「ホワイト」と「ブラック」、ツートンの「ブルー」、ナチュラルカラーの「オートミール」の4カラー！スウェットよりもややしっかりとした肌触りの生地は、春から秋まで３シーズン着回せ、特に爽やかな初夏の季節にぴったり。スタンダードな色・デザインでデニム、チノ、ショートパンツとどんなボトムにもマッチする。いつもと同じ着こなしでも、トップスをこのTシャツに変えるだけで、ぐっとこなれ感がアップ。「生地の目面がしっかりしているので、カッチリめのジャケットのインナーにもオススメですよ」と大介さん。クールビズシーンでも大いに活躍してくれそうだ。コーデを選ばないので、GWや夏休みなどの長期旅行などに一枚あると便利だろう。シンプルでありながら他にはない捻りのきいたデザインが大人ゴコロをくすぐる一着。これはぜひ、色違いで持っておきたい。