大阪・堺の和晒が生む極上の肌触り
柔らかな風合いに包まれて良質な睡眠を
■眠れない人は、パジャマを変えてみては?
大阪に極上の生地でパジャマを作っている会社があるらしい。そんなウワサを聞きつけて、オリジナルのパジャマを作ってしまったのが今回の「和晒ガーゼパジャマ」だ。みなさんは寝るときにどんなものを着ているだろう? Tシャツやスウェットが多いという方、ぜひこちらのパジャマに注目。なぜなら普通の衣服とは比べ物にならないくらい肌触りが気持ちいのだ。まるで羽根の包まれているかのようなふわりと優しいその生地で眠る感覚は、何物にも変えがたい体験となることだろう。心地よい眠りが長いこと訪れていない人はパジャマを変えてみると安眠できるかも。
■実は晒の一大メッカ、大阪堺の実力
この極上のパジャマを生んだのは、大阪・堺の角野晒染株式会社。大阪の河内地方では木綿の栽培が盛んで、紡いで糸にして晒(さらし)を行い、生地にしていく。それが江戸時代より約400年続く伝統産業なのである。角野晒染は堺に1931年(昭和6年)の創業で、実に90年近い歴史を持つ老舗企業だ。代表取締役社長の角野孝二氏は「堺市民すら、晒のことを知らない人は多いですよ」と笑う。「実は日本で生産される『小幅木綿』の9割が堺で作られていると言われています。となりの和泉で木綿を織って、堺で晒し工程というのが古くからの流れなんです」(角野氏)。通常の晒メーカーは晒工程のみしか行わないが、角野晒染では生地の調達から製品化までをプロデュースする。そうして自社ブランドを立ち上げて晒の発信に注力する、地域のリーダー的存在だ。
■「和晒」だから、極上の風合いになる
晒とは、生機(きばた)と呼ばれる木綿の織物の不純物を落とし、染められる状態にすること。現代では手ぬぐいや浴衣に使われる小幅木綿を除けば、木綿製品のほとんどが「洋晒」と呼ばれる工程で晒される。一方で角野晒染は「和晒」専門。専用の大きな釜でゆっくりと時間をかけて木綿を煮る「釜さらし」で、木綿の風合いを損ねずに仕上がるのが特徴だ。生地の「毛羽」を残しているため、洗えば洗うほどその毛羽が立ってきて、それが柔らかい肌触りを生む。短時間で完了する洋晒に比べて手間がかかるが、その風合いは圧倒的な差となって表れる。
■春夏の夜に最高、ストレスフリーパジャマ
そんな和晒の工程を経たガーゼを使ったパジャマ。今回は藤巻百貨店のリクエストによるパターンで、シャツと作務衣の2タイプをオーダー。これで安眠できる理由のひとつは、肌触りの心地良さと、二重のガーゼによるフワっと感が、気温の高くなる夜でもとても快適だということ。サラッとしたままで肌にべたつかず、心地良さがいつまでも続いていく。また縫製にも注目してほしい。生地を重ねずに縫うことで、身体に当たってごろごろしないように、睡眠時にストレスを一切感じないように注力している。色はブラックとネイビーの2つで、気をてらわないベーシックなスタイルが好印象だ。父の日のや誕生日の粋な贈り物として、快適な眠りをプレゼントするのはいかが?
シャツタイプ
作務衣タイプ
パンツ(共通)
ディティール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:綿100%
生産国:日本
アイテムサイズ
【シャツタイプ】
サイズ | M | L |
---|---|---|
身丈 | 74 | 77 |
身巾 | 53 | 55 |
袖丈 | 58 | 60 |
(単位:cm)
【作務衣タイプ】
サイズ | M | L |
---|---|---|
身丈 | 70 | 74 |
裾回り | 146 | 150 |
袖丈 | 48 | 50 |
(単位:cm)
【パンツ(共通)】
サイズ | M | L |
---|---|---|
ズボン丈 | 97 | 100 |
わたり | 36 | 36 |
(単位:cm)
このアイテムのレビュー
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