【Jackman】Melton Award Jacket

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暖かくてカッコいい秋冬の“アメカジ”！大人の渋さを引き立てる超優秀ショートジャケット

スタジャンのようでちょっと違う！シックなアウター

肌寒い季節のアメカジといえば、サッと羽織れて暖かい「スタジャン」が定番。しかしある程度年齢を重ねた身としては、ちょい派手なデザインのスタジャンを着るには勇気がいる…。
そこで現代アメカジの雄「Jackman（ジャックマン）」が繰り出したのが、オトナな表情でシックに着こなせるこんなショートジャケット！「Award Jacket」の名を冠した、秋冬に最高に頼れる防寒ウェアである！

誉れ高きベースボールウェアを、カッコよく着こなす！

「Award Jacket」（アウォードジャケット）とは、アメリカン・ベースボールにおいてゲームで活躍した選手への記念品として贈られるジャケットを指す。リブやボタンなどの意匠構造はスタジャンと同じだが、背景が異なるゆえ大学名などのデザイン要素はなし。このシンプルな大人っぽさに惹かれる！

少しドロップした肩、身幅とアームがやや広いボリューミーなシルエット。だが着てみると思いのほかすっきりと決まり、非常に今っぽい着こなしが完成する。
使ったのは風を通しにくいウールベースのメルトン生地。中にも充分着込めるから、ロンTやパーカーをレイヤードするだけでかなり暖かい！

目指したのは、100年前のメルトン生地！ザクっと粗野な風合い

このメルトン生地こそがジャケットの大きな特徴である。古いアメリカン・ベースボールのデザインを参照するジャックマンは、1900年代初頭のメルトンの雰囲気に近づけるために、ふんわり感を出す縮絨をあえて行わず、洗い加工のみを施して、ツイードを思わせるザクっと粗野な風合いを生み出した。光沢感を抑え、ウール本来の柔らかさをたたえたこの素材は、誕生した瞬間からまるでヴィンテージアイテム！ アメカジにこだわる方も納得の渋い逸品だ。

経糸のみを二重織りにした凸凹感や、複数色をレピア織機で織り上げた奥行きのある表情も特筆すべき点。一見単色でも、実はたくさんの色で構成されている複雑な味わいを持った生地なのだ。そこもまた通好み！

暖かさも素敵さも。細部のバランスが絶妙！

襟が短いのでハイネックトップスや、ボリュームのあるネル地のシャツなどと合わせて襟を覗かせるのもいい。手を入れやすいようにポケットは斜めに切られ、丸く取り付けられているのも可愛いポイント。

首元、袖口、裾のリブも複数の色糸を使ったメランジ調で、身頃とのバランスが見事。裏地は防寒性が高いナイロンのキルティング。表地カラーそれぞれで色を変えてチラリとしたオシャレを演出する。着用時の滑り具合も抜群だ。

野球愛と独自性を貫くファクトリーブランド

1949年に福井県で創業し、後にスポーツウェアのトップメーカーとなる「田辺莫大小製作所」がジャックマンの原点。野球狂でもあった創業者の田辺貢氏は、同年に開催された戦後初の日米親善野球試合で、サンフランシスコ・シールズの選手たちが身につけていたストッキングのデザインの美しさに心を奪われ、日本初の一体型足掛野球用ストッキングを開発した。

これをきっかけに、福井県知事賞や全国発明賞を受賞し、1964年の東京五輪では日本選手団へトレーニングウェアを提供するなど、国内屈指のスポーツアパレルメーカーの地位を築いてきた。ジャックマンの野球デザインの背景にはこうした歴史の積み重ねがある。「誰もやらないようなこと、普通はやらないことにこそ挑む。『田辺莫大小』のスピリッツと野球愛を受け継ぎ、独自性を貫くファクトリーブランドなんです」（ヘッドの田後健一さん）。