
こんな革は唯一無二! 自然の力を感じられる「石」の姿を映したレザーで最高にオシャレでソフトな2way巾着が完成!


「巾着」も新時代へ。目を釘付けにする最高に素敵なアイテム!


トレンドを超えて今やすっかり定番のアイテムとなった「巾着」スタイルのバッグ。藤巻百貨店では日本伝統の合切袋をはじめとする「手首持ち」のミニバッグに早くから注目してきたが、そのラインナップに見事な新星が登場! ソフトなレザーの表面に、モダンアートのように「色」を飛び散らせたその姿は、実は「石」がモチーフ。そこはかとなく和のニュアンスを漂わせ、それでいて現代のファッションにピタリとハマるこのアイテムに、心がワクワクと躍り出す!
こんな革、見たことある? 唯一無二の"石"のようなレザー

離れて見ても「なんだこれ!?」と強い印象を残し、近くに寄って見るとますます不思議に感じるこのレザーは、日本におけるレザーの名産地、兵庫県たつの市で誕生した。革の新たな加工を試していく中で、まるで石のような見た目が生まれたのだとか。確かに一瞬「石?」と脳がバグる面白い見た目だ。

雲母、長石、石英といった鉱物が結晶化したつぶつぶを、グレー、シルバー、黒、茶などの色で表現。モダンアートの絵画技法であるドリッピングにも似ていて、夜空を彩る星々や打ち上げ花火をも連想させる。悠久の時間を経た石や、遠い光の爆発を閉じ込めた、なんてロマンティックなレザーなのだろう。

石っぽい見た目とは裏腹に、触り心地は驚くほどソフト。この「石なのに柔らかい」ギャップは間違いなく狙ったものだ。薄くてペラペラな柔らかさではなく、もっちりとした高級な質感を保ちながらソフトに仕上げているのが技術の高さを物語る。着色した色はちょっとやそっとじゃはがれることなく、しかもシボ感のある革だから傷も目立ちにくい。雨や水も拭き取りさえすればナーバスにならなくてOK。繊細そうに見えて実は結構強い革なのだ。
古いものの中に美しさを見出す。小物の達人の審美眼

このユニークな素材にいち早く注目したのがGeometric Pattern 代表の髙橋謙一さんだ。髙橋さんは、トレンドや機能性、デザイン性に優れたバッグや雑貨を扱う某セレクトショップのバイヤーやブランド統括として活躍したのちに独立、ファッション小物やバッグのブランド「CRONY.」を展開している。「CRONY」とは親友、仲間などの意味を持つ言葉。互いに心を許し合える仲、一緒にいると居心地が良い存在に、自身のアイテムもなっていけたらという願いを込めている。

ゆえにそのデザインはシンプルで、使い心地に優れているものを志向する。それでいて、色や素材使いにどこか和の雰囲気を漂わせているのが特徴だ。「古い建物や、古くからある技術、続いているものがすごく好みで。手がけるものも自然とそういう態度になっているのかもしれません」。新しく手に入れたはずなのに、今までずっと側にいてくれたような、気心が知れた親密な雰囲気が素敵だ。

そして髙橋さんが長いキャリアで培った審美眼をもってしても、ミカゲの表情は非常に新鮮に映ったという。「実は革よりもテキスタイルなどの素材が好みなんですが、それでもこれは文句なしにいいと思った。日本の石がモチーフというのもブランドに合っているし、誰も見たことがない新しいものができると確信しました」。
日本のレザー産業を支える名産地で、誰も見たことのない革を生み出した!

ミカゲを作るのは、兵庫県たつの市のタンナー「龍野化成」。クロムなめしの革自体は、硬くなりにくい手法で仕上げる。さらにバタ振りや空タイコといった物理的な方法でもみ込んでいるからこそのこのソフト感だ。通常、白い革は硬くなりがちだが、これは驚異的に柔らかいのがすごい!

偶然を取り入れたランダムな表情に見えるが、グレー、シルバー、黒、茶などの色をスプレーガンを使って4回に分けて着色し、色の重ね方を精緻に決めて再現性を高めているのだとか。ホワイトとブラウンは実は同じ白い革を使っていて、着色に使う色の違いでカラーリングを変えている。それでも手作業なのですべてが一点ものの柄。そんな手の込んだ革だから、やはり供給量は少なめで、希少なレザーと言えるだろう。
手首持ちはもちろん、ショルダーがけも可能にした2way仕様!

このバッグの形は口部分を紐で絞る巾着そのもの。紐を手首にかけて短く下げる「合切袋」のスタイルで持つのが粋だ。しかしサイドにストラップを通せるようにして、ショルダーバッグやサコッシュのように斜めがけも可能にしている。口は絞ったり縛ったりしてもいいし、開けっぱなしにして出し入れをしやすくするのも使い勝手がいい。ショルダーは使わなければ外してしまっても構わない。

口の穴にはあえて金具を取り付けず、革の雰囲気を最大限生かした。ショルダーストラップは先端を結んでいるだけなので、ここを短く結べば長さ調節も可。
必須アイテムがきっちり入るミニマムバッグ

横幅20cm、高さ25cm、マチ3cmの大きさで、財布やスマホ、イヤホン、キーケース、新書などが入り、普段使いにちょうどいいサイズ。大きさによっては長財布もOKだ。あまり荷物を持ちたくない外出時にはぴったり。中にオープンポケットがひとつあり、スマホなどの仕切りに便利だ。裏地は柔らかなディアスエードなのでデバイスを入れても傷がつかず安心。

一般的なトートやリュックに入る大きさなので、バッグインバッグやポーチとしても使える。またマチが薄くぺたんこになるからトラベル時の散策用バッグにも◎。大きな荷物を宿に置いて、身軽になって出かけよう。
石の個性を身に付けて、ファッションを楽しむ。夏に使うなら早めにゲットがおすすめ!


財布に鍵にスマホに…と必須の持ち物が増え、バッグを持たずに手ぶらで歩くのが難しいのが現代だ。ポケット代わりの巾着はバッグを持つ感覚を最小限にできるアイテムで、バッグよりもむしろアクセサリーやファッション小物に近い存在と言える。だからこそ、小さくてもキラリと個性を放つこんなアイテムをすすめたい。石や夜空の星々など、自然のパッションを感じる粋な見た目は、確実に自分をアップリフトしてくれるはずだ。軽装になる夏の普段着はもちろん、和装の際の合切袋代わりや、女性のハンドバッグ風持ち方も◎。


カラーはブラック、ホワイト、ブラウンの3色展開。そしてレザーなので経年変化も魅力。長く使い続ければ革のシボが少しずつ平らになっていき、光沢感が増していくだろう。そうして愛着の持てる自分だけの逸品に育てていってほしい。職人がハンドメイドで生み出す特殊なレザーだから、一度欠品したらなかなか入荷しない可能性が高いので、この夏に使いたい方はお早めにチェックを! 男女問わず、記念日のプレゼントにもふさわしい。
カラーバリエーション
ディテール
使用イメージ
アイテム詳細
素材:牛革(内装はディアスエード×牛革)
サイズ:W200×H250×D30mm
重量:約155g
製造国:日本
※雨や水、汗などに濡れたり摩擦を受けたりすると、淡い色の物(特に白)には色落ちしてしまう場合がありますのでご注意下さい。
※直射日光や蛍光灯など長時間の照射により色褪せる事があります。
※製品が濡れた場合には乾いた布などで水気を拭き取り、風通しの良い場所で陰干しして下さい。
※汚れた場合にはブラシや布等で落として下さい。
※手作業での色仕上げのため、1点ごとに表情が違います。