“本物志向”が全国から集う名店〈陶片木〉よりついに登場
プロも惚れ込む「胡麻すり鉢」で手軽に豊かな食卓を
■知る人ぞ知る〈陶片木〉の「胡麻すり鉢」が満を持しての登場
藤巻百貨店に数多くある逸品たちの中で、全国から注文が殺到し、今なお2年待ちという驚異のアイテムがある。陶片木(とうへんぼく)の「まな板 大小セット」だ。同ブランドのアイテムは、Webショップに登場することがほとんどなく、店舗でしか手に入れられない。しかし、器など日常の道具をこよなく愛し、数多あるアイテムの中でも“本物”にこだわるような人々は、こぞって〈陶片木〉を頼る。どこを探しても見つからないような逸品が、ここならば見つかるからだ。そんな彼らのアイテムの中でも、特に評判が高いのが「すり鉢」。一点一点手作りで稀少ゆえに、藤巻百貨店からお届けすることも長らく叶えられなかったほどの代物だ。しかし今回ついに、満を持して登場することとなった!長年にわたり、この時を待っていた方も多いことだろう。ここからは、誰も彼もが夢中になる「すり鉢」の魅力を見ていこう。
■全国から “本物志向”のファンが集う名店〈陶片木〉
城下町として栄えた長野県松本市。江戸時代から民芸が盛んで、戦後の柳宗悦氏による民芸運動によって、さらに発展を遂げた「民芸・クラフトの本家」とも言える歴史ある街だ。街中には工芸を扱うショップが立ち並ぶ。その中でも〈陶片木〉は、日本全国のみならず海外にもファンがいる名店。店主の小林仁氏の目利きによって選ばれたアイテムや自らこだわってデザインした逸品が器好き・道具好きの心を掴んで離さないのだ。「町屋」という言葉が似合う店内には実際に使っているシーンのように商品が置かれている。中には店を始めるきっかけとなった、店名の由来にもなっている唐津の陶片も。小林氏は「日常にあるものこそ美しく。平凡な日々こそ美しく」を信条に、静かな松本で今日も店を営んでいる。「社長は猫」とクスッと笑ってしまうウィットをきかせた一面もあるのがまたユニークだ。
■有名料理家も絶賛!櫛目ナシなのに手軽に無駄なくすれる
この「五寸 胡麻すり鉢」のデザインは「モノとしての美しさ、日常の道具としての使いやすさ、手軽さ」に徹底的にこだわった、20年以上支持され続ける逸品だ。しかし生産できる窯元がなくなってしまい、惜しくも一時途絶えてしまっていた。そんな中にあった3年前、焼き物で有名な「常滑」にある窯元の手によってついに復活!永く支持されてきただけあって、そのまま食卓に出せるシンプルなデザインと美しい焼き色も見事。だが最大のポイントは表面の凹凸と、低重心を叶える台形の作りにある。凹凸があることで摩擦力があがり、胡麻の動きが抑えられるため、無駄なくすっていける。櫛目ではないので、当然洗いやすい。する時には低重心となる形が活き、器がガタついたり動いてしまうこともなく、手軽に胡麻をすれるようになっているのだ。すりこ木の丸いフォルムも手伝って、器の中の胡麻は無駄なくすられ、豊かな香りで鼻腔を心地良く刺激する。有名料理家も絶賛するのは、何もプロ用だからではない。「手軽なのに無駄がない」という絶対の信頼感があるからこそ選ばれるのだ。
■わかる人にはわかる「本物だけがくれる豊かさ」を食卓に
〈陶片木〉のオリジナルアイテムは店主自らデザインしており、見慣れたものも一度、その使用感を疑って、さらに使いやすく昇華させている。なればこそ、その仕上がりには唯一無二性があり、本物志向の人たちの心を掴んで離さない。わかる人にはわかる「本物ならではの良さ」が宿るのだ。胡麻に最適なデザインにこだわり抜いた、このすり鉢も同じである。たしかに、スーパーに「すり胡麻」はある。しかしすりたての胡麻の香りの良さといったら、もう比べるまでもない。「インスタントより挽きたてのコーヒー豆の方が美味しそうで良い香りですよね。同様に、すりたての胡麻の香りは別格です。良い胡麻であればあるほどに」(同氏)。“美味しそうな良い香り”に心をくすぐられながら、胡麻和え、味噌汁、卵かけご飯、カツオのたたき、キムチや漬物などなど、どんどんすりたての胡麻をかけてみてほしい。そうすると気づくはずだ。他のどこにもない、唯一無二の本物だけがくれる豊かさに。
ディテール
イメージ
アイテム詳細
素材:(すり鉢)陶器、(すりこ木)樫の木
サイズ:口径約15cm(五寸)、高さ約7.5cm
重さ:約850g
※一点一点手作りですので、サイズと重さは若干の誤差がございます。
お手入れについて
一般的な陶器と同様に扱っていただければ問題ございません。
洗剤を使ったらすぐに流水で流し、水分をふき取ってください。