もっと気軽に伝統工芸品を身につけたい!
江戸組紐がよりスタイリッシュになった「蛍組紐」
■ “伝統と革新”を単なる言葉で終わらせない名工房
革や金属のように重たく見えず、さり気ないオシャレが楽しめると人気の「龍工房」の組紐ブレスレット。これまではどちらかというと華奢で女性的な印象だったが、よりスタイリッシュで男性的な「蛍組紐 お守りブレスレット」が誕生した。龍工房の若き職人である福田隆太氏が新たに考案した“角源氏組”で組まれたこのブレスレットは、その名の通り、角紐で男性的なイメージ。また、蓄光撚糸を使用しているので、暗いところでは“蛍”のように優しく光る。着物を日常的に着る歌舞伎役者や落語家、茶道の家元など、和装を愛する人々から絶大な支持を得ている龍工房だからこそ出来た逸品だ。存在感のある二つのラインが重なり動かす度に表情が見える。より身近に日本の伝統工芸を感じられるのだ。
■代々伝わる江戸組紐の技術を受け継ぐ“現代の名工”
龍工房は創業から131年の歴史を持つ江戸組紐の工房で、皇室の帯締めも手掛けている。組紐による帯締めと帯あげの「デザイン」「染め」「組み」の全てをプロデュースし、製造までを手がける。少しずつ糸を組みこんでいく「組紐」の技術は、飛鳥時代に日本に伝わり、平安時代に日本独自の組紐技法が確立したと考えられている。丸台や角台といった専用の台を使い、職人が一本一本、手作業で組みこんでいくが、複雑な柄になると熟練の職人が集中しても1時間で数センチしか組むことが出来ないという。龍工房では中尊寺金色堂、藤原秀衡懸守(かけまもり)の紐など、古代紐の復元にも取り組んでおり、代表の福田隆氏は、2015年に東京都知事認定資格である「伝統工芸士」に。2019年には「現代の名工」に選ばれている。さらには、アニメ映画『君の名は。』の公式グッズや、ラグビーワールドカップ2019のメダルテープを作成するなど幅広く活動し、その精緻な色柄が人々を魅了し続けている。
■かつての“権威の象徴”をよみがえらせた「角源氏組」とは
この「蛍組紐」は龍工房の三代目・福田隆太氏が新たに考案した組柄「角源氏組」という組み方で作られている。この角源氏組は中尊寺組の流れを持つ。中尊寺組は権威の象徴として首から提げていた紐の一つで、四角く角張った角紐であることが特徴だ。実は丸源氏組、平源氏組という組み方があるのに対し、角源氏組というのは存在しなかった。そこで、角紐ならではの形を追求して作ったのが「角源氏組」で、開発には1年以上かかったそうだ。福田隆太氏曰く、「よく“伝統と革新”と言われますが、実はこの言葉はあまり好きじゃないんです(笑)。伝統を踏襲するのはもちろんで、そこにどういう形で革新を組みこむのか、もっと具体的に示していかなければいけないと思っています」。その言葉通り、「蛍組紐」は古代紐の組み方の持つ謂れ、そして用途をも現代的に見せている。
■工芸品としての美しさだけではない実用性も
毎日使うことを考え、片手で簡単につけ外しができる金具を独自開発。ワンタッチで開閉でき、勝手に外れにくい構造になっている。デザインとしてのアプローチは、防災士の資格を持つプロダクトデザイナーである三島大世氏が参画している。使用した糸は蓄光する素材で、太陽や蛍光灯の光で蓄光し、夜や暗所では蛍のように優しく光る。それは心を落ち着けてくれる癒やしの光だ。その光を持つ「蛍組紐」は、毎日の生活でのファッションとしてはもちろんのこと、アウトドアや夜間の外出、そして夜間災害などの際にも役立つに違いない。伝統的で落ち着いた色柄はどんなファッションにもよく馴染み、そしてさり気ないオシャレを演出してくれる。
カラーバリエーション
使用イメージ
アイテム詳細
素材:組紐/正絹・蓄光糸、留具/真鍮
サイズ
Sサイズ:35cm(女性向き、手首の細い男性向き)
Mサイズ:40cm(男性向き)
重量:約10g
生産・製造国:日本
※サイズ感はお好みで、きっちり着けたい方はSサイズ、緩く着けたい方はMサイズをお選びください。
※絹糸の染色加工の性質上、水や汗、摩擦による色移り、色落ちすることがございますのでご注意ください。
※水洗い、ドライクリーニングはお避けください。
※必要以上に強い力がかかりますと留具と組紐を繋ぐパーツが外れる可能性がございますので、ご注意ください。
※留具には真鍮を使用しております。金属アレルギーのある方はご使用をお控えください。
このアイテムのレビュー
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