【るりあん】バースデーグラス

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誕生日プレゼントにぜひ贈りたい
12か月のカラーをまとった琉球ガラスが登場！

■沖縄独特のアイテム「琉球ガラス」
独自の歴史・風俗を持ち、そこから生まれる独特な郷土品が多くの人の心をつかんで離さない島・沖縄。中でも「琉球ガラス」はお土産として人気だ。明治時代から長崎や大阪のガラス職人よって沖縄に伝えられた琉球ガラスは、戦後、駐留米軍向けに作っていたガラス製品が「一風変わった素朴なデザイン」として評価され、沖縄独自のガラス文化が育まれたという背景を持つ。沖縄を想起させる発色の良い色ガラスと、気泡やゆがみを個性ととらえ、手作り感あふれる造形で愛されている。現在、琉球ガラスは沖縄県の伝統工芸品に認定され、今回登場する「琉球ガラス村グループ」をはじめ、多くの工房でそれぞれのカラーを生かし、「お土産」にとらわれない独自の作品が生み出されている。

■沖縄からベトナムへ。技と心を伝える試み
多色を混ぜる琉球ガラスを、「琉球ガラス村グループ」の工房では粉の状態から作り出す。他の工房ではガラスの状態で仕入れることが多い中、より手間のかかる方法を選んでいるのは、“100%HAND MADE”をモットーにしているから。そうしてオリジナルティ溢れる色と形の琉球ガラスを生み出しているのだ。また、1995年にはそんな琉球ガラスの技法をベトナムに伝える活動を開始。「ベトナム文化工芸村」を設立し、沖縄のガラス職人が現地工房に常駐することによって、琉球ガラスの技術とスピリットを余すことなく伝えている。約20年の歳月をかけて育んだその技術は折り紙つきだ。沖縄の職人の心とベトナムの職人技術の高みが生み出したハンドメイドグラス、それが今回登場する「るりあん」のグラスだ。

■12か月の記念日を彩るグラスを作りたい
糸満・名護の２つの琉球ガラス工房の商品を企画する「るりあん」のデザイナー・稲嶺佳乃氏は「沖縄の人にとって琉球ガラスは、お土産のイメージが強くなり、普段使いとしての用途が段々薄れてきたように感じていました。伝統のガラス工芸品をぜひ自宅でも使ってほしい。そのために使う意味のあるストーリーを生み出したかったんです」と製作の背景について語る。それを突き詰めた結果、稲嶺氏は“誕生日に贈りたいグラス”というアイデアにたどりつく。誕生石をベースに12か月を割り振った２色のカラーデザインで、光に透かすと色が混ざり合い、うっとりするような色の世界を繰り広げる。月別の占いメッセージが付き、読み物としても楽しめるように仕上げたという。その名も「バースデーグラス」。誕生日プレゼントにふさわしいグラスがここに生まれた。

■いくつも揃えたくなる、楽しさが伝わるグラス
贈り物用に作られた「バースデーグラス」は、そのパッケージもかわいらしく秀逸だ。「誕生日は誰もが王様」という意味を込めて王冠のイラストをあしらい、月ごとに色とデザインを変えるというこだわりよう。また、受け取った人もそのガラスの色に心を奪われ、自分で他の色を買い揃えることも多いという。しっかりと厚みがあり、スタッキングしても割れにくい構造なので、場所をとらずにコレクションが可能だ。親しい人へ感謝の意味を込めて、またお世話になっている人へお疲れさまの意味を込めて贈ってみよう。プレゼントの包みを開けたときの「キレイ！」という感嘆が、いまから想像できそうだ。